血統
早朝。クロは目覚めた。
「…?」
メガネをかけた。
「叔父さん…居ない。馬たちに会いに行こうかな」
クロは部屋を出た。城の廊下は広く、迷子になった。
「あれ…」
すると、目の前に地下へ行く階段があった。恐る恐る覗くと、真っ暗だった。
「…」
一段降りようとしたら、地下から悲鳴が聞こえた。
「っ!?」
すると、誰かがクロの腕を引っ張った。
「クロさま。ここへ行ってはいけません」
一人の兵士がクロを阻止した。
「…厩舎にいきたい」
「わかりました。案内します」
なんとか厩舎についた。
「ありがとう」
「いえいえ。では」
兵士はどこかへ去った。すると、初老の兵士がクロのことに気づいた。
「おはようございます。クロさま。よく起きれましたね」
「おはようございます。先生」
「よし。じゃぁ、作業を教えましょう。重たいから気をつけてね」
初老の兵士は他の兵士に指示を出しながら、クロに作業を教えていった。
「ただいま…」
ライトは部屋についた。ベットを見ると、クロがいない。
「ウルフと遊んでるのかな?まぁ、いいや。少し休もう…」
ライトはベットに横になった。しばらくすると、声が聞こえた。
「クロは朝から元気ね〜」
ウルフとクロが部屋に入ってきた。
「あ!叔父さん!」
クロはライトの所に来た。
「叔父さん。おはようございます」
ライトは眠そうにクロを見た。
「おはよう。クロ」
「叔父さん。昨日どこ行ってたの?朝居なかったよ」
クロはどこか怒ってた。
「ん…あぁ…うん。ごめん」
渋々起きた。
「ライトさん。おはよう」
「ウルフもいたのか。おはよう…」
大きなあくびをした。
「クロ。叔父さんな。大切な人の所に行ってるんだ」
「大切な人?」
クロは首を傾げた。ライトはベットから出た。
「まぁ、龍なんだけどね」
「龍…」
「その子が、今お腹の中に子供がいてね。色々支えてるんだ。だから、夜になったらその子のところに行かないといけない」
「うん…」
「叔父さんも言わなかったのは悪かった。でも、君が眠ってから行くからね」
「うん」
クロの頭を撫でた。
「寂しい思いさせてごめんね」
「ううん。理由がわかったから大丈夫。でも、いつか会わせてね」
ライトは頷いた。
「もちろんさ。クロも気にいるし、いつかライダーになれるさ」
「ライダー?」
「龍と共に生活をする人のことさ」
クロの目が輝いた。
「すごい!」
「いつかなれるよ。さて、朝ごはんは食べたのかな?」
ウルフを見た。
「えぇ。もう済ませました」
「よし。じゃぁ、昨日の本を教えようか」
「うん!」
クロを抱っこし、椅子に座ってクロを膝に乗せた。
「いいか。これはな…」
ライトは複雑な呪文を丁寧にクロに教えた。ウルフはその間にクロが持って来てた本を見ていた。
「酷いわね…あら?」
とあるページをみた。それは血だろうか。何かを書きたかったのか、でも諦めたようにぐちゃぐちゃになっていた。
一時間後。
「今日はここまでだ。少しづつ覚えていこう」
「うん」
ウルフは本をクロに見せた。
「クロ。これ…何描きたかったの?」
さっきのページを見せた。クロは本をウルフから受け取り、この前見せた手甲鉤のページをライトに見せた。
「叔父さん。これ欲しい」
「ん?それこの前見せてくれたやつだよな?」
「うん!でも、この形は嫌だ。もっと形を変えたい」
ライトは驚いた。武器の改良をクロは考えていたから。
「なぜ?」
ウルフは不思議に思った。
「これだと壊れやすいの!でも…アイディアが思い浮かばなくって…」
クロは悩んでいた。
「よし!じゃぁ、クロが思い浮かべれるように稽古場の武器庫へ連れていこう!」
ライトは稽古場へ連れていった。
「うわぁ…!」
クロの目は輝いていた。
「…ライトさん?」
「何?」
ウルフを見た。
「一族なんでしょうか…クロの血騒いでいませんか?」
ライトはクロを見た。
「まぁ、いいだろ。いずれ通る。早いか遅いかの違いだ」
たくさんの武器が飾られている所へ案内した。
「すごい!」
「だろ。クロが言ってた手甲鉤は一応あるが」
ライトは手甲鉤をとり、クロに見せた。
「かっこいい。でも、これだとここが壊れるから嫌。あと、刃が短い…」
クロは手甲鉤の根本部分を指差していた。
「じゃぁ、どんなのが欲しいのかな?」
ライトの問いにクロは飾られている武器を見た。そして、一つの武器を指差した。
「あれ!あれに刃をつけたい!」
「クロ…どこで覚えたの…」
ウルフは引いた。クロが指したものはメリケンサック。ライトはそれをとった。
「クロには大きすぎるけど、なんでこれに刃をつけたいの?」
「お父さんがこれで…でも、これに刃をつけたら壊れないし、握って使えれるから武器も落とさなくていいかなって…」
ライトは怒りで湯気が出ていた。
「ウルフ…私噴火しそうなんだが…」
「ライトさん!落ち着いて!クロの前でダメ!」
ウルフは全力でライトを止めていた。クロは不思議そうに眺めていた。
「作りたい物はわかった。でも、まずは体を作っていこう。今作っても使いこなせれない。だから、まずは基礎体力をつけてからだな。稽古は私が一から教える」
ライトはクロの頭に手を置いた。
「叔父さんの稽古は厳しいぞ。クロなんて毎日ボロボロになる。でも、それは君をいじめてるんじゃない。君を強くするためだ。それでもいいか?」
クロは深く頷いた。
「よし。クロは覚えることが山積みだな」
ライトはウルフを見た。
「夏休み中は、基礎体力については兵士たちと一緒にトレーニングした方が早いだろう。稽古は私が仕事終わりに一緒にしよう」
「そうですね。クロ。私たちと一緒にがんばろ!」
ウルフは腕を上げた。
「うん!」
クロも腕を上げた。
「よし。じゃぁ、早速稽古してみるか?」
ライトは竹刀をクロに渡した。
「まずは素振りからだ」
ライトはクロに丁寧に教えていった。
「…!」
「がんばれ〜」
ウルフは横で応援していた。一時間みっちりやった。
「お疲れ」
クロは力が入らず竹刀を落とした。
「大丈夫かい?」
ライトは竹刀を拾いクロの手を見た。豆と水脹れができていた。
「まだまだだな。でも、クロは叔父さんより強くなるよ」
「本当?」
「あぁ。クロが大きくなったら、あっという間に抜かされると思うな」
「俺、頑張る!」
ライトは頷いた。
「とりあえず手を冷そう。稽古後はケアも必要だ」
ライトとウルフはクロを連れて稽古場を出た。
作者「昨日のポ○モンよかったー。来年に向けてソフト買うお金貯めます」
ライト「いいんじゃない?でも、昔に比べたらソフトも倍の値段するな」
作者「DSのソフト5千円弱?で買えてたのに、下手したら一万飛んで行きますよ」
ライト「高!」
作者「と言っても私、あんまりソフト買わないんですよね。一個買ったらしばらくそれで半年以上とか。プレステなんて、1個しかソフト持ってないし」
ライト「ほう」
作者「だから、下手したら来年のソフト発売まで買わないかも」
ライト「マジか…」




