今行く
ライトは日々少しずつ書いていた。
「…」
毎晩シルビアとの思い出や、体調の変化を記録した。
「これは、自分用だが。これだけは残しておかないとな」
片手は記録。もう片手で三日月龍の本を作っていた。
「もし、三日月龍がいなくなっても…本当は嫌だが、種族がいた証拠を残しておかないとな」
すると、ノックが聞こえた。ライトは警戒し、全てを閉じた。
「おはようございます。ライト先生」
谷川だった。肩にレイも乗っていた。
「あぁ…おはようございます」
「最近なかなか会えなくて申し訳ありませんね。高校で色々やる事が多くて」
「高校行った事がないのでわからないのですが、大変なんですね」
谷川は椅子に座った。
「秋に修学旅行あるので、その準備もありますし」
ライトは考えた。
「旅行か…行った事ないかもです」
「意外ですね。遊んでそうに見えますが」
「遊ぶ暇ないですよ。今が楽しいから」
するとレイが何かを感じ取った。
「お前…」
ライトを睨んだ。
「君は、とんでもない過ちをしたね」
ライトもレイを睨んだ。
「まぁ、所詮弱い龍でしょう。そんなものは全て全滅すればいい」
谷川が遮った。
「ところでライト先生。聞きたい事があります。三日月龍は誰が観測してるんですか?」
ライトは確信した。
「教えないですよ。こちらの秘密事項。次のターゲット?」
「まぁ、そんなところかな。今ではないんですが。でも、いずれ潰しますよ」
「だったら、君らに地獄を贈るだけですよ。罪もない貴重な龍たちを殺してるんだから」
ライトはずっとレイを睨んだ。
「難しい話をしますね」
谷川は笑った。
「まぁ、私じゃなくてもいずれ誰かがあなた方を葬るでしょう」
レイもライトをずっと睨んだ。
「では、失礼します」
谷川は教授室をでた。
「レイ。何を感じ取ったんだ?」
谷川は気になっていた。
「あいつ…」
レイは話したがらなかった。谷川はそのまま教室へ入って行った。
ライトは記録と本を書き進めた。
「まだ時間がかかりそうだな。本に関しては久しぶりに書いたからな…」
両手を止めなかった。ふと何かを感じた。
「…!」
ライトは口角をあげた。
「あぁ…やっと呼んでくれたか」
書いていたものを片付けて、スーツの上着を着た。
「今日はもう何もなくてよかったよ…」
目を見開いた。
「今行く」
ライトは指を鳴らし消えた。
作者「ライトさん聞いて!今日すごいの見たんです!」
ライト「なになに?」
作者「実家へ遊びに行ったんですが、実家の周り田んぼなんですが、白鳥の群れが田んぼにいたんですよ!」
ライト「え…?」
作者「今まで知らなくて、お父さんに聞いたら、田んぼに水張ったらたまにくるよーて言われました」
ライト「へー。それまた珍しいね」
作者「鷺かな思ったんですが、大群だったし。首太いのクチバシ黄色で、白鳥!?てなってました。運転してたから写真撮れなかったの残念です」
ライト「ありゃ〜」




