表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/66

ウルフの心配

「最近ライトさん…夜いないのよね」


ウルフは食堂にいた。


「え?そうなんですか?」


シェフが相談相手をしてくれた。


「大学終わりに一回帰って来て、稽古して私たちの相手もして、またいなくなって帰って来ないんですよ」


「あら…」


ウルフは心配していた。


「最近痩せてる感じもしますし…」


「そうなの?でも、ライトさまってあんまり食べないイメージだよね?この前のオムライスはガッついてたけど」


「でも、ライトさん。機嫌はいいんですよね」


「いつも機嫌いいじゃん!」


「いやいや。たまに不機嫌ありますよ…!?」


ウルフとシェフが振り向くとライトはいた。


「げっ!いつに間に」


「さっきから聞いてた。この前金田さんにも言われたよ。痩せてるって」


「何か作りましょうか?」


シェフはエプロンをした。


「え!いいの!」


「はい。ちょっと待っててくださいね」


シェフはキッチンに行った。


「ライトさん。いつも何やってるんですか!夜帰って来ないから心配ですよ」


「あはは〜。ごめんね」


ライトの顔をまじまじと見た。


「寝てないね」


ウルフの睨みにライトはビクついた。


「な…何でわかるかな…」


「クマ酷いですよ」


「今日大学で三時間仮眠したんだが…」


「そうじゃないでしょ!」


ウルフは怒った。


「ライトさんが居なくなったらどうするんですか!この城は!」


最初は苦笑いしたが、白状した。


「好きな子できた」


その言葉にウルフは驚いた。


「え!まじ!?」


「何だったら、この前告ったら了承得た」


「すご!ライトさん…人間に興味ないのに…」


ウルフは口に手を当てた。


「あのさ…それ、金田さんにも言われたが、人間に告ってないよ」


「へ?」


すると、シェフが料理を持ってきてくれた。


「お待たせしました。今日は野菜カレーです」


「お!いいね。いただきます」


ライトはカレーを食べた。


「うま!」


「良かったです」


シェフは喜んだ。


「で…誰に告ったの…」


ウルフは気になって仕方がない。


「龍だよ」


モグモグしながら答えた。


「あぁ…もうライトさんは狂ってるのね…」


「ウルフ。そろそろ私を分かれ」


「あ…はい」


あっという間に平らげた。


「シェフ。ありがとう。ご馳走様」


シェフは食器を下げた。


「その龍は、夜だけしか活動できない龍なんだ。朝日を浴びれば死んでしまう」


「そんな特殊個体いるんですね」


ウルフは興味を持った。


「で、今その子と付き合ってるんだ。夜にいないのも会いに行ってるから」


「理由はわかったんですが…体が心配ですよ」


ウルフは俯いた。ライトはウルフの頭に手を置いた。


「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫だから。よっぽどだったら大学を休んで寝るから」


「約束ですよ」


「あぁ。わかった。さて、シャワー浴びて行ってくるよ」


ライトは食堂を出た。


「ライトさま。恋人ね…」


「いいな〜。私も恋愛したかったな〜」


ウルフは嘆いてた。




ライトはいつものように洞窟に来た。


「今日こそ見つけてやる!」


気配を探ったが全く感じない。そっと洞窟を覗くとやはりいない。背後からまた生暖かい風が吹いてきた。振り向くと、シルビアがいた。


「も〜。見つけれん」


「ふふ。絶対に無理だと思うんだけどな」


シルビアは滝を横切り洞窟に入り、寝藁に腰を下ろした。


「どうした?」


シルビアはそのまま伏せの姿勢になった。


「ちょっとしんどいなって…」


ライトはシルビアに近寄った。


「シルビア。大丈夫か?」


頬を撫でた。


「うん。大丈夫…」


言いにくそうだった。


「よし。今日は一緒に寝ようか」


ライトはノートとペンを出した。シルビアの横に座り絵を描いた。


「何描いてるの?」


「私のベット。これがあれば、君と一緒に寝れる」


さっと描き終えると、シルビアの通り道に邪魔にならず、シルビアの横に寝れるところに描いたベットを魔法で出した。


「これなら一緒に寝れる。君が顎置いても壊れないから大丈夫」


ライトはベットに横になった。


「にしても、大丈夫か?」


ライトはシルビアの鼻先を撫でた。


「うん。ありがとう」


シルビアはどこか眠そうだった。


「一緒に寝よう」


「うん。ライトが横にいると安心する」


シルビアの頬を撫でた。


「おやすみ。シルビア」


「おやすみ。ライト」


シルビアはそのまま瞳を閉じ眠った。


「…」


起こさないように静かに起き上がり、シルビアのお腹に手を置いた。すると感じた。


鼓動がある…。


シルビアは妊娠をしていた。しかし今のライトにはどうすることもできない。またベットに横になり眠った。


翌朝。ライトは生暖かい風で目が覚めた。メガネをかけると、シルビアが覗いていた。


「おはよう」


「おはよう。ライト」


ゆっくりと起き上がった。


「シルビア…ごめん。昨日確かめたんだけど…」


シルビアはライトを見つめた。


「妊娠してるよね?」


シルビアはお腹を見た。


「うん…」


どこか泣きそうな顔をした。ライトは優しくシルビアを撫でた。


「辛いよな。大丈夫だよ」


シルビアにキスをし慰めた。


「ライト…」


「一緒に背負って行くって言ったろ?だから、心配しないで。私は、シルビアの見方だし、恋人だ。だから安心して」


時間いっぱいまでシルビアを慰めた。


「ライト…ありがとう」


「また夜に来るな。仕事行ってくるね」


ライトは指を鳴らすと消えた。


作者「雪が…また積もった」

ライト「やばいね…」

作者「昨日買い物済ませといてよかった」

ライト「どのくらい積もったの…」

作者「40センチかな?一晩で」

ライト「おん…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ