予想外
「レイ。帰ったぞ」
数日ぶりに谷川が屋敷に帰ってきた。
「…」
レイは横目で谷川を見ていた。シャワーを浴び、酒を手に座った。
「私がいない間、寝てたのか?」
レイは無言だった。谷川はレイを見た。どこか違和感を感じた。
なんだ?この嫌な感じ。
「お前…何やった?」
谷川は剣を手に窓を開けて庭に入った。レイは威嚇した。
「なぜ主人に威嚇する。何をやったんだ!」
谷川は剣を握った。レイはどこか焦っていた。
「お前がそんな表情するの、初めて見るよ。お前は最強のくせになぜ焦る」
谷川の睨みにレイは負けた。
「一匹襲った。それだけだ」
谷川は笑った。
「何だ。殺したんだろ?だったらどうってこと…」
「生きている」
その言葉に谷川は驚いた。
「は?」
レイは目線を逸らした。
「お前…自分が何したかわかっているのか?今生きているなら殺しに」
「出来ない」
レイは嫌そうに鳴いた。
「何故だ!」
剣をレイの目に突き立てた。
「群れから逸れてる。何処にいるかわからない。ただ、生きている感は俺に伝わる」
「気配が弱いって事か」
レイは頷いた。谷川は剣をしまった。
「自ら死を選ぶと思っていた…」
「どれをやった」
谷川の問いにレイは夜空を眺めた。すると、三日月龍の群れが現れた。
「珍しい。こいつらランダムでここを通るから…まさか…」
レイを見て頭を抱えた。
「あぁ…わかった。だが、聞きたい。なぜ動いた」
レイは顔を下げた。
「…気になってたから」
あまりの軽さに谷川は呆れた。
「君にもそういう感情があるんですね。てっきりそういうのに疎いと思ってました。同じ男同士。気持ちはわからなくはない」
「…」
「後もう一つ。君は、過去にあるのか?」
その問いにレイは否定した。
「なるほど。じゃぁ、面白い子が生まれるって可能性があるって事ですね?」
レイは無言だった。
「君に似て強い子が生まれれば、我々の計画もすすむ。今は人手不足。それも解決するなら…」
谷川は企みを考えていた。レイは谷川の考えが醜くく見えた。
「三日月龍は…誰が観測しているんだろうか。いずれ三日月龍も全滅させる」
谷川は知らなかった。三日月龍はライトが観測していることを。
「レイ。罰を与える。しばらく私の出勤に付き合ってもらおう。君一人を屋敷に置いておくのは危ない。いいな?」
レイは無言で丸まった。
「さて、私も休むよ」
谷川は屋敷に入って行った。
作者「転職して今日で三ヶ月経ったー」
ライト「おめおめー」パチパチ
作者「あっという間でした。でも、仕事のスピードまだまだ遅いから不安だが」
ライト「のんびりでいいんじゃね?」
作者「頑張ってしまうんですよね…」
ライト「作者は真面目だもんな〜」




