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魔法の子守唄

「桶谷くんの奥さん。体調大丈夫?」


ライトは桶谷と次の授業に向かっていた。


「はい。おかげさまで。今安定期なので落ち着いています」


「それは良かった」


すると着信がなった。ライトは電話に出た。


「はいー」


“ライトさん?金田だ”


「どうした?」


“今…出れるか?”


ライトはどこか嫌な予感を覚えた。


「何かあったな」


“あぁ…”


「わかった。入り口で待ってて」


ライトは電話を切った。


「え…ライト先生。どこか出かけるんですか?」


ライトは頷いた。


「悪い。急用だ。桶谷くん。早速悪いが授業いいか?」


桶谷は頷いた。


「今日は一限だけなので頑張ります」


「ごめんな」


ライトは走った。入り口に向かうと金田がいた。


「悪いな。忙しいのに」


「いや。で、何があった」


「さっきあずささんから連絡があって、闇の帝王がまた攻撃をしたそうだ」


ライトは驚いた。


「そんな情報…」


「私たちが共有してない龍だと思う。で、一人のライダーがうなされてるそうだ」


「…場所は」


金田は言いにくそうに言った。


「アラブ」


「なーんだ。行けるよ」


ライトは金田の手を取った。


「は!?」


「金田さん。あずささんを頭の中で思っててね」


ライトは指を鳴らし、二人は消えた。




あずさはオロオロしていた。


「こんばんわ」


突然ライトと金田が現れた。


「え!?」


あずさは驚いた。


「仕事部下に押し付けてきたよー」


ライトは笑顔で手を振った。


「あずささん。大丈夫?」


「私は大丈夫。光ちゃん。ライトさん。こっち」


あずさはテントに案内した。中に入ると、グエンとガロンがうなされていた。


「これはどういう状況だ」


ライトはグエンとガロンを見つめた。


「昨日闇の帝王が、ここの守護神である野生の龍ラサハを襲ったそうです。その時に、グエンくんとガロンが立ち向かったそうです」


「まじ!?」


金田は驚いた。


「で、グエンくんが恐怖て言って倒れてしまったんです」


ライトは一冊の本を魔法で出し、ページをめくった。


「…これか」


金田とあずさも本を見た。


「闇の帝王の鳴き声には恐怖を支配する力があると言われている。大人は大丈夫らしいが、子供や精神が弱っている大人だと恐怖に閉じ込められる…」


「じゃぁ…」


ライトはグエンを見た。


「彼らは見た感じ若い。まだ子供か?」


するとテントにフォンとグルーが入ってきた。


「あずささん。そちらの方は?」


フォンがあずさに話しかけた。


「紹介します。夫の金田光と大学教授で夫の親友のライト・ルーマスです。二人は龍に詳しいので、何か手掛かりがあるかなと思いお呼びしました」


フォンはグルーに通訳した。


「すみません。彼らの年は?」


ライトの質問にフォンが答えた。


「十四歳です」


「龍もか?」


「はい」


ライトは悩んだ。


「ライトさん。もしかして」


金田が話しかけた。


「若すぎるあまり閉じ込められたんだろう。もしかすると、反撃した時に闇の帝王の鳴き声を間近で受けたんだろうな…まいったな…」


ライトは頭を掻いた。金田は本を見たが、対処法は書かれていなかった。


「マジかよ…どうする…」


金田も考えていた。しばらくして苦虫を噛んだようにライトが話した。


「あんまり…やりたくないが…」


ライトは悩みながら話した。


「何かあるんですか?」


あずさは藁に縋る思いだった。


「かなり力も使うから終わった後頼めるか?」


金田とあずさは頷いた。


「そっちもいいかな?」


フォンとグルーをみた。


「はい。我々は彼らを救いたい」


ライトはその場であぐらした。


「なぁに。ただの子守唄だ。どうでもいい時に歌えば何にもならんし力も使わん。でも、今はそうじゃないから確証はできん。でも、これしか今は思い浮かばん」


腕の力を抜き、体の力も抜いた。ライトは瞳を閉じ歌った。それは不思議と心が癒された。


「わぁ…」


あずさは見惚れた。歌ってる途中、グエンとガロンはうなされなくなった。それどころか、寝息を立てて眠っていた。


「マジかよ…」


金田も驚いた。歌が終わると、ライトはその場で倒れた。


「大丈夫か!」


ライトを抱き抱えた。


「力使いすぎた…体が動けん…あの子らは?」


あずさが様子を見ると、スヤスヤと眠っていた。


「大丈夫そうです」


金田はライトをおんぶした。


「ライトさん。ありがとうございます」


あずさは頭を下げた。


「ありがとう」


フォンとグルーも頭を下げた。


「ライト。帰ろうか…て、どうやって帰ろう…」


ライトが使えない今帰る手段がない。


「アンちゃんに乗って帰ろう」


「あずささん。仕事は?」


「ここの龍達はみんな治療済みなので大丈夫です」


あずさはアンタレスに鞍をつけていた。


「にしても、どこでそんな魔法覚えたんだ?」


金田がライトに話しかけた。


「好きなアーティストが歌ってる曲におまじないをかけただけだよ…」


「そんなんで行けるんかよ…」


「だけど、治すってなると力も使うからな。今この状態で谷川きたら、私無理だ…」


すると、フォンとグルーが見送りに来た。


「光ちゃん。乗って」


金田はライトを担ぎながらアンタレスに跨った。


「じゃぁ、行こう!」


あずさの指示でアンタレスはゆっくりと飛行した。


「ライトさん…顔色悪いぞ」


金田は心配していた。


「ほとんど力を使い果たしたんだ。気分が悪いに決まってる」


ずっと金田にもたれていた。


「今日、うち泊まるか?」


金田の提案にライトは頷いた。


「あずささん。いい?」


「もちろんよ。とりあえず帰ろう」


ライトはそのまま眠ってしまった。




夢を見た。


いつもの観測地にライトは立っていた。


「…?」


一匹の三日月龍がライトに近づき鳴いた。それはライトの体全体が癒しに包まれたかのようだった。


「あぁ…ありがとう。…」


夢なのに、最後自分が何を言ったのかわからなかった。


目を覚ますと、知らない天井が目に入った。


「ん?」


メガネを探し、かけた。体が動けれる事に気がつき、布団から出た。


「あ…あぁ。ここ、金田さんの家か…」


すると、足音が聞こえた。


「おはよう〜」


寝起きの金田が現れた。


「おはよう。あずささんは?」


「早朝にもうアンタレスと行ったよ」


ライトはハッとした。


「やばい!仕事!」


「あ…あぁ〜。がんばれー」


「いやいや、今何時!?」


ライトは慌てた。


「もう七時だよ」


「遅刻するじゃん!あーもう。シャワー浴びたいけどもういいや!お邪魔しました」


ライトは指を鳴らした消えた。


「さて、二度寝するか〜」


金田は寝室へ戻った。


ライト「雪積もりすぎだろ!」

作者「雪でハンドル取られまくりで、疲れました」

ライト「よくこんな状態で、病院とスーパーとマ○ク行ったな」

作者「偉いだろ」

ライト「まぁ、私は瞬間移動できる設定だしw」

作者「腹立つなー」

ライト「ところで、子守唄のイメージソング何?」

作者「これ、『月に恋した男』で書いたはずですが、THE ALFEEさんが歌う「明日に架ける橋」ですかね」

ライト「桜井さんの美声でしょ?あれやばいよな」

作者「生で聴いてみたいですね」

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