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金田の奥さん

「あぁ!?谷川が動いただと!?」


“あぁ。昨晩また絶滅したそうだ…”


ライトは教授室で声を荒げた。


“この前、谷川が襲いに行った時に君が止めただろ?その時の龍が犠牲になった”


ライトの持っていたペンが二つに折れた。


「あの野郎…調子乗りやがって…」


今にもキレそうだった。


“まぁ、もう仕方がない”


金田は深くため息を吐いた。


「殺しておけばよかった…ほんとごめん」


“でも、谷川を殺したら闇の帝王がどう出るかがわからん。暴走でもしたらやばいだろ。谷川が飼い主になってる以上殺すのはリスクあるんじゃ…”


「確かにな。あーあ。うぜー」


ライトは伸びをした。


“話変わるが、今度の休み会えないか?実はあずささんが帰って来てな。この前ライトさんのの家で飲み会したのを言ったら、久しぶりに会いたいって言っててさ”


「ほーん。いいよ。行く。金田の家に行けばいいんだな?」


“あぁ。なら待ってるよ”


電話が切れた。


「さて、やるかー」


ライトは教科書を持ち教授室を出た。




約束の日。ライトは街のケーキ屋に来ていた。


「確か、あずささん。ここのプリン好きだったよな〜」


ライトはプリンを買い、指を鳴らし消えた。金田の家は小さな家だった。


「久しぶりに遊びに来たな」


呼び鈴を鳴らした。扉が開くと、あずささんが出迎えてくれた。肩にアンタレスが乗っていた。


「ライトさん!お久しぶりです!」


「お久しぶりです。あずささん」


「さ、中入って」


あずさはライトを入れた。


「お邪魔しまーす」


中に入ると、リビングで金田が待っていた。


「いらっしゃい。ちゃんと玄関から入れたね笑」


「いつの話してるんだよ!」


「何回言っても治らなかったのそっちじゃん」


あずさは横で笑っていた。


「あ、これあげる」


ライトはあずさにプリンを渡した。


「え!覚えていてくれてたんですか!嬉しい。久しぶり。あのケーキ屋さんのプリン」


あずさは喜んでいた。


「ライトさん。ありがとうな。立ち話も何だ。座って」


ライトは椅子に座った。


「あん時三人でお茶してたよな」


「懐かしいな」


あずさはお茶を入れた。


「あの時、ライトさん助教授でしたよね?」


あずさが声をかけた。


「だな」




ライトと金田が大学を卒業したばかりだった。


「ライトさんすごいな。桜田先生に気に入られていきなり助教授かよ。うちの大学、残りたいやつが多いから、研究員とか普通は雑用からスタートなのに」


「いやいや。やんちゃしすぎて…あと、就活めんどくてサボってたら、桜田先生に無理やり名前とハンコ押せって。あんたはフラフラしたらダメなの!って…」


「やんちゃって、稽古の先生にムカついて発勁だろ?でも、それ以外は何してるの…」


金田は呆れていた。


「まぁ、私は独立みたいなもんだし。将来は不安さ。でも、いい活動にしてみせる。ライトさんの力借りるかもな」


「それは別に構わない。野生の龍を守り、生態観察して知識を深めていきたいし」


「君の目標の三日月龍も、ここら辺じゃあんまり見かけないのに大丈夫?」


ライトは頷いた。


「絶対に毎日観測できる場所を探し出す!まずはそこからかな」


そんな他愛もない話をしながら街を歩いていた。すると、悲鳴が聞こえた。


「ん?」


顔を見合わせ、悲鳴があった所へ走った。


「!」


「アンちゃんを返して!」


路地裏に一人の女性が複数人の男に絡まれていた。そして女性のだろうか赤い龍が奪われていた。


「金田さんは女性を。私は男達をやるよ」


「了解!」


金田とライトが男に立ち向かった。


「嫌がってるじゃん。やめてあげな」


ライトが話した。


「何だと!」


男が殴りかかろうとしたが、ライトは手で受け止めた。


「はっ!」


ライトは発勁をした。爆発音と共に男が空へ飛んでいった。


「あー。宇宙行き?」


ライトは空を眺めた。その行動に男達は一瞬怯んだ。その隙に金田は女性を救出した。


「てっめぇ…!」


一斉にライトに目掛けて男達は飛んできた。


「女性がいるから、血遊びはしたくないんだよ」


もう一度発勁をすると、男達は空へ飛んでいった。すると赤い龍が女性の元へ戻った。


「あ…あの…」


「大丈夫?君、ライダーなのか?」


金田が優しく声をかけた。


「はい」


「路地裏は危ない。場所を変えよう」


三人は路地裏を出た。


「あ…ありがとうございます!」


女性は頭を下げた。


「いえいえ」


ライトと金田は去ろうとした。


「あ、待って。お礼にお茶しませんか?」


ライトと金田は顔を見合わせその提案に乗った。近くのケーキ屋で三人はお茶をした。


「私…宮島あずさと言います。こっちはアンタレスのアンちゃん」


赤い龍が小さく吠えた。


「私は金田光。こっちはライト・ルーマス」


「外国人ですか?」


「ううん。ハーフ」


ライトは否定した。


「実は、獣医をしてるんです。卒業したばかりですが…」


あずさは恥ずかしそうに話した。すると、店員が飲み物を持って来てくれた。


「すげ!」


「全然見えない…」


二人は驚いた。


「二人は何を?」


あずさは質問した。


「私は独立して龍の保護をやろうかと…」


「私は大学の助教授。何だったら、私達もこの前卒業したばかりで…」


「ライトさんなんてまだ十九歳なんだよ?」


その言葉にあずさは驚いた。


「え!?どういう事!?」


ライトは笑顔で答えた。


「中卒で入ったんだ」


「すご…」


すると、店員がプリンを持って来てくれた。


「ずっと勉強ばかりで、ここのプリン大好きなんです!」


あずさは美味しそうに食べていた。


「うまそうに食うな…」


金田は見惚れていた。横でライトもプリンを食べていた。


「そういえば、二人とも龍が好きなんですか?」


その問いに金田は答えた。


「好きだし、何だったら龍を守りたい」


横でライトは頷いていた。


「そんな人と今まで会った事なかったな。みんなライダーを差別するから、すごく大変だった」


あずさは飲むものを飲んだ。


「宮島さんは、何で獣医になったんですか?」


金田の問いに笑顔になった。


「龍を治したいと思ったからです」


その笑顔が素敵で金田は一目惚れした。




「金田さんはもうあずささんに一直線だったな〜」


「ライトさん…恥ずかしい話しないでよ!」


横であずさは笑っていた。アンタレスはあずさの膝の上で寝ていた。


「結婚するって聞いた時は驚いたよ」


「ライトさんはお付き合いされてる方居られるんですか?」


あずさが話した。


「いないよ?人間に興味ない。そもそも、自分のことで一杯一杯」


「相変わらずだな」


金田はプリンを食べた。


「そういえば、光ちゃんから聞きました。てか、光ちゃんが喋ってしまったんですよね?あの時の…」


ライトはお茶を飲んだ。


「うん。金田さんから聞いたけど、黙っててくれてよかったよ。今は大丈夫だけど、当時それを知ってたらどうなってたかな…」


「でも、ライトさんってすごいですね。緊迫した状況で判断できるから。あの時ハーロックの処置が迅速にできたんです」


ライトは笑顔になった。


「ごめんだけど、何にも考えてなかったよ。とりあえず切断しないとって。で、刀で一気にってだけだ」


「うそだー!」


あずさは驚いた。


「本当だよ。その後のことは考える余裕もないよ。だって、敵がいたから。切って逃すしか頭になかった」


「あぁ…」


あずさは意気消沈した。


「でも前に、桜田先生とハーロック遊びに来てくれたんだけど、傷口がすごく綺麗になってた。あずささん。ありがとうね」


ライトは改めてあずさに礼を言った。


「いえ。獣医として当然のことです。でもよかった。ハーロック元気になってたの」


あずさはホッとしていた。


「でも、ライトさんは入院生活だったもんな笑」


金田が話した。


「あん時の入院生活しんどかったよ?動けんし。動けるようになって稽古しようと脱走したら桜田先生に連れ戻されたし…」


「お前…何してるんだよ…」


「ライトさんらしいっちゃらしいけど…」


二人はドン引きした。


「桜田先生から賄賂という名のライブのチケットもらったりと、色々あったな」


「へー。そんなことあったんだ」


金田は驚いていた。


「病み上がり初日の大学は緊張したよ。業務変更って言われて、クビ!?と思ってついて行ったら教授室の主人(あるじ)ねって言われるし」


「すごいですね…」


あずさも驚いた。


「色々ありすぎるだろ!私よりいい教授いるだろ!この前教え子とご飯行った時にも言われたけど、ギリ二十代で教授だぜ?意味不明だろ!」


二人はドン引きしていた。


「でも、みんな私が教授になってよかったいうけど、どう?」


「どう言われてもわからん!」


金田が突っ込んだ。


「でも、今は谷川だな。アイツは危険すぎる。この前なんて私の髪にキスしやがったんだよ!」


二人は突っ込む元気もなかった。


「これ以上龍を減らされてしまったら、環境にも影響出る恐れがある。報告会にいない龍の種族減ってるだろう。あずささんはもう何か感ついてるんじゃないかい?」


ライトはあずさをみた。


「あ…はい。最近龍を殺す人増えたなは感じています。事実、獣医の人数足りないのに怪我してる龍が多すぎるんです。そして、砂漠が少し増えてる感じもします。龍がいないからそこに住んでた人たちも生活が出来ないみたいな…?」


金田も悩んでいた。


「前の報告会でも、絶滅は無かったが減ったなは思ったな。だが、その後に一種絶滅。まじ龍がこの世からいなくなったらまずいよな」


ライトは頭を掻いた。


「谷川達はそれを知らない。でも、知ったところでどうも思わんと思うが。それに、アイツは掲げた目標はどんな手を使ってでもやるし」


ライトは窓を見た。


「もう遅くなったな。そろそろ帰るよ」


ライトは立ち上がった。


「また会おうな」


「また来てください。私、なかなか家にいないんですけど、また会いたいです」


ライトは頷いた。


「帰って来てたらまた会おうな」


ライトは手を振り金田の家を出た。


「さて、観測して帰りますか」


ライトは指を鳴らし消えた。




作者「昨日ブチギレ投稿してしまい申し訳ありません」

ライト「どした」

作者「書いてたデータがコピペ出来なくて…データ吹っ飛ぶ所でした…」

ライト「!?」

作者「旦那に復旧してもらったのですが、変な改行が入ってるのですが、気にしないでください」

ライト「お…おう。でも…治ってよかったね…」

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