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鈴鹿の独立

数ヶ月後。

「はぁ…アレ以来平和だな。にしても、乗馬の効果はすごいな。腰痛も少し解消したし」

ライトは週一で馬に乗りに行くようにしていた。

「初めは筋肉痛で死ぬかと思ったが、今は慣れたな〜」

すると、ノックがした。

「ん?」

「失礼するよ」

谷川だった。

「げっ!」

ライトはイヤな顔をした。

「そんなに私のことが嫌いかね?」

「うん」

ライトは即答だった。

「まぁ、私もだが」

「今日は何のようだ?」

ライトは少し警戒した。

「いや。あの戦い以来君になかなか会えなくて、お礼を言いに来たんだ。この前のプレゼントありがとう」

谷川は礼をした。

「へぇ〜。あのプレゼントね。でも、粗末に扱ったみたいだね。彼女…あなたの事気に入ってたんだが。私の方で殺ったほうが良かったな?」

「いや。生かしてくれたのはありがたいですよ。情報を吐くことができるので。で、君は女が好きじゃないんかね?」

その問いにライトは真顔になった。

「人間の女は興味ないな」

「…」

「私は普通より思考が狂ってるから…笑」

ライトはヘラヘラしていた。

「あぁ…そうかい」

谷川は教授室を出ようとした。ライトは立ち上がった。

「あなたの事調べましたよ」

その言葉に谷川は睨んだ。

「災難だったな。でも、だからって龍を殺す理由にならない。恨むなら、龍を攻撃したやつを恨め」

谷川は振り向いた。

「そいつなら私がこの手で殺したさ」

「!」

ライトは驚いた。

「牢屋にいる所を殺した。侵入してな。無様な叫び声あげてたよ。で、思った。龍がいなくなればいいだけじゃね?っと。そこから始まったんだよ。ライト先生。私の夢は絶対に達成させてやる」

とてつもない信念だった。

「じゃ、失礼するよ」

谷川は出て行った。

「めんどくさい男だな…」

ライトは本を取った。すると、またノックがした。

「へ!?」

「失礼します…」

鈴鹿とライラが入ってきた。

「あ…あぁ〜。よかった」

「え?何かあったんですか?」

鈴鹿は扉を閉めた。

「さっき谷川きてさ〜」

「あぁ〜」

「で、どうした?」

鈴鹿は空いている椅子に座った。

「ライト先生。相談なんですが…」

「ん?」

「俺、独立しようと思ってるんです」

一瞬静寂が走った。

「う…ん。うん…えぇぇ!?」

ライトは驚き、鈴鹿を揺さぶった。

「どうしたの!?何か嫌なことあったの!?」

鈴鹿は魂が出てた。ライラが注意した。

「あ…ごめん」

鈴鹿はゆっくりと話した。

「俺。冒険しようと思うんです。実は、前から空間系の事を研究してて。で、ライト先生が以前お話しした異空間についても調べていきたいと思ったんです。大学内だとできることが限られるので、自分の足で頑張って研究していこうかなって」

ライトは深く頷き納得した。

「大変だと思うけど、君ならできるさ。でも、無理しちゃいかんよ。ライラちゃんが悲しむからな。ね?ライラちゃん」

ライラは一吠えした。

「何かあればいつでも連絡して」

鈴鹿は頭を深く下げた。

「ありがとうございます。がんばります」

ライトは優しく鈴鹿を抱きしめた。

「頑張れよ!若き研究者」

「はい!」

「じゃ、一緒にみんなに報告しようか」

ライトと鈴鹿は研究室に向かい、扉を開けた。

「みんなお疲れ様」

ライトが声をかけた。

「お疲れ様です」

「話がある。ちょっと集まってくれ」

みんなを集めた。

「鈴鹿くんが独立するそうだ」

みんな驚いた。

「えぇぇ!?」

「うそぉ!?」

口々に悲鳴だった。

「実は、冒険に出たいと思ったのでここを離れます。お世話になりました」

鈴鹿は頭を下げた。

「頑張れよ!」

「体大事にね」

そんな中で桶谷は鈴鹿を抱きしめた。

「同期が居なくなるの寂しいけど、お互い頑張ろうな!」

鈴鹿も抱きしめた。

「あぁ!ありがとうな!」

ロイとライラも抱きしめていた。

「てことで、今日は打ち切って鈴鹿くんの送別会を急遽開くがいいかな?」

「賛成!」

一斉に片付けを開始し、居酒屋で急遽送別会を開いた。

かんぱーい!

ライト以外みんな酒を飲んだ。

みんなよく飲むな…

優しい目で見ていた。

「居なくなるの寂しい!」

「嫌なことあれば相談に乗るからな!」

和気藹々と飲み会が流れていった。

「ライト先生。挨拶して!」

いきなり言われて驚いた。

「え!?ん〜。じゃぁ…」

ライトはみんなに向き直った。

「毎日日々の研究にお疲れ様です。今日で鈴鹿くんとライラちゃんは居なくなるんですが、我々も頑張っていきましょう。鈴鹿くんとライラちゃん。体に気をつけて頑張っていってな」

「はい!」

拍手がなった。居酒屋を出て、みんなと解散した。

「鈴鹿くん」

ライトは鈴鹿を呼び止めた。

「一つだけ忠告をする」

「はい」

鈴鹿は真剣な表情だった。

「前にも言ったがここ最近、谷川は攻撃的だ。実はこの前の報告会でも下っ端が私を攻撃してきた。害はないとは言い切れないが、くれぐれも注意してくれよ。もし、何かあればすぐ連絡をしてな」

ライトは忠告をした。

「わかりました。何かあれば連絡します」

「うん。無理だけはするなよ」

「はい!お世話になりました」

そう言い、ライラの背に乗り飛び立った。

「かわいい教え子が巣立って行ったな。さて、観測に行くか」

ライトも指を鳴らし消えた。


ライト「作者。最近本当に毎日書くよね」

作者「あはは〜」

ライト「無理だけは…」

作者「わかってます」

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