初乗馬
「九十…」
珍しくライトは城で筋トレをしていた。その光景をウルフと兵士たちがのぞいていた。
「ライトさま。筋肉美すぎだろ…」
「めっちゃ綺麗…」
兵士たちが見惚れていた。
「ライトさんって、服着たら細く見えるのに中身はエロ過ぎ…」
「ウルフさん!それは言っちゃダメ!みんな思ってる事だから」
すると、初老の兵士がライトのところに行った。
「ライトさま。お疲れ様です」
「あぁ。お疲れ様」
ライトは汗を拭った。
「珍しいですね。筋トレ」
「えぇ。刀を二本使う二刀流をこの前やったんですが、筋肉量少ないと思ったのでトレーニングですよ」
「そうなんですね。所で、ライトさまは乗馬の経験はありますか?」
その問いにライトは首を横に振った。
「申し訳ない。私は馬に乗ったことはないんです」
「乗ってみますか?足腰のトレーニングにもなりますし」
初老は笑顔で提案した。
「いいんですか?」
「えぇ。もちろん。もし、クロさまがこちらにきて馬に興味を持たれた時に、ライトさまも一通りできたら楽しいでしょう?」
その提案にライトはのった。
「では、よろしくお願いします」
ライトは上の服を着た。
「では、厩舎へ行きましょうか」
ライトと初老の兵士が稽古場を出た。厩舎に行くと、馬たちは二人を見た。
「どの子にしようかな」
初老の兵士は一頭の鹿毛の馬を見た。
「この子に乗りましょうか」
無口を鹿毛の馬につけ馬房から出し、洗い場に繋いだ。
「まずは、ブラシかします」
ライトにブラシを渡した。鹿毛の馬をブラッシングした。
「意外と大きいですな」
「でしょ?クロさまはこの子に乗っても怖がらなかったんです」
「まじ!?」
「えぇ」
初老の兵士は笑顔で答えた。ブラッシングを終えた。
「では、馬の足にプロテクターをつけます。コレは脚を守るためにつけます。付け方は…」
初老の兵士はライトにつけ方を教えた。
「次に鞍を装着します。これは、龍につける鞍とは別物ですよ」
「あ…はい」
「つける物も違うので」
初老の兵士は丁寧にライトに馬の馬装を教えていった。
「意外と難しい…」
「慣れればあっという間ですよ」
初老の兵士は手綱を引っ張り馬を出した。馬場には誰もいなかった。
「さ、乗ってみましょうか」
ヘルメットをライトに渡した。
「大丈夫?」
「大丈夫です。台に乗って、鎧に足をかけてください」
ライトはなんとか馬に跨った。
「高い…」
「龍より低いと思いますが?」
ライトに手綱を握らせ、初老の兵士は鹿毛の馬を歩かせた。
「おぉ…」
「どうですか?」
ライトは馬の背を堪能した。
「すごい」
馬場をゆっくりと歩いた。馬場の真ん中にある障害を見た。
「あの高さを飛ぶんですか?」
初老の兵士は笑った。
「はい。あの高さだったら飛びますね。ライトさまも練習したら飛べるようになりますよ」
入り口付近で馬を止めた。
「自分で動かしてみますか?」
初老の兵士はニヤついた。
「いやいや!怖すぎますよ!」
「いけると思うんですがね」
ライトは下馬をした。その時に感じた。
「あ…コレうち太ももと股関節やばいですね…」
「そうでしょ?使わない筋肉を使うのでいいトレーニングになると思うんです」
すると、初老の兵士は鹿毛の馬に飛び乗った。
「お!」
「あの障害、気になってたんですよね?」
鹿毛の馬を動かしなが鎧の長さを変えた。
「行くか」
鹿毛の馬を走らせた。そして、障害を軽々と飛び越えた。そのままターンしまた障害を飛び越えた。
「すげっ!」
ライトは見惚れていた。
「どうですか?」
初老の兵士は鹿毛の馬を愛撫した。
「すごい。めっちゃ楽しそう!」
「お忙しいから毎日じゃなくてもいいんです。できる時にいつでも乗りに来てください」
初老の兵士は下馬した。
「さて、次は手入れを教えますね」
初老の兵士は優しく指導した。
「馬って結構汗かくんですね」
「えぇ。滝のように流れますよ」
水で綺麗に洗ってあげた。
「でも、クロさまはどっち向きかな…」
初老の兵士はポツリとつぶやいた。
「ん?」
「まぁ、馬が気に入って続けてたらわかるかな」
洗い終えると、鹿毛の馬を馬房まで戻した。
「今日はありがとうございます」
「いえいえ。私から誘ったんです。忙しい所ありがとうございます。また来てくださいね」
「絶対行きます。その時はよろしくお願いします」
ライトは厩舎を出た。
「さて。アレをいつでも渡せれるように作っておくかな。クロ…」
ライトは部屋に戻って行った。机から新品の手帳を二冊取り出した。
「さて、どう暗号化にしようかな。あともう一冊は…」
ライトはペンを走らせた。しばらく書き続けると、二冊の手帳は全て埋まった。
「よし。暗号化は姉さんだが、コレは…いざって時に渡そう」
ライトは厳重に一冊の手帳を保管し、暗号化の手帳はいつでも持ち出せるようにした。
作者「ライトさん」
ライト「どした?」
作者「この作品1000人くらいの人が読んでるらしいですよ」
ライト「それはありがたいね!」
作者「読者が増えてほしいですね」
ライト「そうだな〜」




