現実
数日後。ライトは大学の法学部の先生にアポを取った。
「稲田先生。時間をとっていただきありがとうございます」
「いえいえ。さ、座って」
ライトは椅子に座った。
「で、どうしたんだ?」
「実は、私の甥っ子なんですが。実の両親から虐待されてると思うんです」
「ほう…」
稲田はメモをとった。
「いつもなんですが預ける時は無断だし。先日も私の教え子が大学の入り口に甥っ子が居たところを保護したんです。で、家へ連れ帰ってお風呂に入れたら…あざだらけで…」
「なんと…」
「おまけに、痩せてたんです」
ライトは怒りたい気持ちを我慢してた。
「で、ライト先生はどうしたいのですか?」
その問いにライトは答えた。
「私が引き取って面倒を見たい…でも、難しいですよね〜」
ライトは苦笑いした。
「うん…難しいですね。気持ちはわかる。でも、ライト先生のお姉さん夫婦で合ってるかな?相手が虐待じゃない言うと、難しいんですよ」
「ですよね…」
「でも、あきらめないで。仮に次回何かあればすぐに法的手続きができるように準備はしておきましょう」
「は…はい…」
ライトは一応書類に記入し、部屋を出た。すると、携帯がなった。見ると姉だった。
「なんだ?」
“週末にクロを返して。実は移住することになったの”
フランス語だった。ライトもフランス語で返した。
「何処へ移住だ」
”あら。話せれるのね。私の故郷のフランスよ。で、まだ実家があるからそこに住もうと思うの”
その言葉にライトは動揺した。
「あんな危ないところにか…」
“危なくないわよ。とりあえずよろしくね”
「おい。話は…」
電話は切れた。キレそうだったが、自分を落ち着かせ教授室へ戻った。深いため息を吐きながら教授室を開けると、谷川がいた。肩にレイもいた。
「げっ!」
「おやおや。居てはまずかったですか?」
ライトは仕方なしに扉を閉めた。
「今日はどんな用事で?」
ライトは頭を抱えていた。
「あなたとやり合いたいなって」
ライトは転けた。
「えぇ…」
なんとか立ち上がった。
「だって、龍を殺しに行きたいがあなたが邪魔すると思ったら…ねぇ?」
「ねぇ?の使い方違うと思いますが…」
ライトは椅子に座った。
「そんなに私とやりたいですか。望むところですよ。動けれなくなれば、あなたも龍を殺しに行く事もできないですもんね」
「話が早い。あなたも死んだら龍を守るものが減るから、私も楽になるし」
「でも、なぜいきなりですか…」
「前にも言ったじゃないですか。喉から手が出るほどだって」
ライトは谷川を睨んだ。
「それもあると思うが、本当の狙いは?」
谷川は軽くため息を吐いた。
「レイが君をすごく気に入ったらしくてね」
谷川はレイを見ると、レイがライトの事を睨んだ。
「だから、レイにあなたと私の勝負を見せてあげたいと思いまして」
ライトは手帳を取り出した。
「金曜日は予定が立て込んでるので、土日なら構いませんよ」
「いいじゃないですか。ありがとうございます。では、土曜日の夜私の高校でどうでしょう?」
「わかりました」
ライトは手帳に記入した。
「では、失礼します」
谷川は教授室を出て行った。
「なんで一気に立て込むんだよ…正気か?」
ライトはイライラしながらも、次の授業の準備をした。
「あれでいいでしょ?レイ」
「あぁ。見てみたい」
谷川は廊下を歩いた。
「君から言うとは思ってもなかったよ」
レイは昨日の夜、谷川に話した。
「アイツとお前が戦ってるところをみたい」
不意にそう話した。
「珍しいじゃないか」
「ここ数ヶ月、お前は動いてない」
「仕事で忙しいんだよ。本業の存在忘れるな」
谷川はお酒をグラスに入れた。
「そう言って、怖いんじゃないのか?」
谷川の手が止まった。
「あぁ?」
レイを睨んだ。
「なーんだ。やれる元気あるんだ」
レイは笑った。
「なんだったら明日大学に行く。それでいいか?」
「あぁ」
「まぁ、予定をつくってくれたんだ。感謝して準備しようか」
谷川はそのまま廊下を歩いた。
作者「この年末年始。一日10000字以上打ってたわ…」
ライト「馬鹿じゃないの!?」
作者「止まりませんでしたね〜」
ライト「もうすぐ仕事でしょ!無理したら支障出るじゃん!」
作者「まぁ…何とかなるさ」




