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結婚式

それから数ヶ月後。桶谷が結婚式を挙げることになった。

「教え子の結婚式に呼ばれたんだが、結婚式に着て行く服ってどれ着ていけばいい?」

ウルフと兵士たちにライトは聞いていた。

「礼服じゃないですか?」

「いつものように魔法で出せばいいかと…」

「祝儀はおしゃれな祝儀袋あるから、それに包んで行かれたほうがいいとおもいますよ」

いろいろアドバイスを聞き、ライトは礼服を描いて行った。

「そう言えば、ライトさまは髪の毛どうされますか?」

一人の兵士が答えた。

「え?いつもの一つ縛り…」

「流石にそれはな〜」

「えぇー!もったいない」

その反応にライトは戸惑った。

「え?髪整えるのって、女だけだろ?」

みんなやれやれな顔をした。

「今時男でも髪整えますよ」

「あれか?テカってるやつ?」

「ワックスって言ってください!」

ライトのあまりの無知っぷりにみんな呆れていた。

「でもさ、ライトさんは髪長いか…」

ウルフと女性兵士たちはニヤッとした。

「じゃぁ、当日の髪の手入れは私たちでしようか!」

「いいですね!ウルフさん!」

ライトは驚いた

「えぇ…」

「どんなのにする?」

女子会が始まった。

「あんまり変なのにしなでくれよ…」

そんなこんなであっという間に当日になった。

「結婚式に行くの初めてだし、どんな感じなんだろ」

作った礼服に着替え、白いネクタイをした。

「はい。座ってね」

ウルフと女性兵士たちはライトの髪を綺麗にした。

「マジで変なのにしないでね?」

ライトはどこか怯えていた。

「いや、変なのってどういうの?」

「逆立て?」

ウルフと女性兵士たちは笑った。

「ここまで長かったら、逆立ちきついでしょ!」

「この前の寝癖それだったもん…」

そんなこんな言っていると、出来上がった。

「シンプルに三つ編みにしてみました」

鏡でライトに見せた。

「おぉ!」

ライトは喜んだ。

「ありがとうな!」

「いえいえ。とりあえず、気をつけて行って来てくださいね」

「行ってくる!」

ウルフと兵士たちに見送られライトは消えた。


「俺も結婚したいな」

鈴鹿がそう嘆くと、肩に乗っていたライラがムスッとしていた。

「ライラは龍じゃん!」

「嫌だ!主人は私だけの物!」

ライラが吠えた。

「人間の女に恋ぐらいさせてよ…」

「ダメ!」

そんな痴話喧嘩をしていると、ライトが現れた。

「おはよう。君たち朝から元気だね」

「おはようございます。俺も結婚したいなって言ったら、ライラが怒って…」

ライトはライラを見た。

「嫌だよな?他の女に手を出されたらな」

ライラは頷いた。

「ちょ…ライト先生…」

「まぁ、とりあえず行こうか」

結婚式場へ歩いた。

「にしてもライト先生。その髪自分でしたんですか?すごいいいですね!」

鈴鹿はライトの髪を見た。

「自分でできません。やってもらいましたよ。三つ編みのやり方わからないし」

「ですよね。でも、似合ってますよ」

入り口に入ると、親族の方だろうか賑わっていた。

「広いな…」

「憧れますね…」

すると、受付の人が声をかけた。

「ルーマスさまと鈴鹿さまですね?」

「あ…はい」

「チェックさせていただきますね」

「あと、これも…」

ライトは祝儀を渡した。それに釣られ鈴鹿も祝儀を渡した。

「お預かりいたします」

受付の人は祝儀を受け取った。

「ライト先生。おしゃれな袋にしたんですね」

「だろ?普通に売ってた」

「俺もおしゃれにしておけばよかったー」

そんな話をしていると、受付の人は案内をした。

「こちらで待機してください。式が始まる前にお呼びいたします」

ライトと鈴鹿は親族から少し離れたところで座った。

「なんか、こっちも緊張しますね…」

鈴鹿は緊張していた。

「大丈夫!私もだ…」

「えぇ!ライト先生緊張するの!」

鈴鹿は驚いた。

「当たり前だろ!初めて結婚式来たんだぞ!私は!」

そんな会話をしていると、一組の夫婦がライト達の所に来た。

「あの…」

「ん?」

ライトは声のする方を見た。

「ライト・ルーマス教授でしょうか?」

「あ…はい」

夫婦は笑顔になった。

「息子がお世話になっております。桶谷の母と父です」

桶谷の母が挨拶に来た。ライトは急いで立った。

「いえいえ。今日はおめでとうございます」

「息子からよく聞いています。とてもいい教授だとよく言っています」

「いやー。私は何も…」

苦笑いするしかできなかった。

「では、今日はよろしくお願いします」

夫婦は礼をし戻って行った。

「へー。桶谷の両親。あんな人なんだ。初めて見た」

「ん?会ったことないのか?」

ライトは椅子に座った。

「桶谷の家行ったことないですよ。確かアイツ実家暮らしだったと思いますよ。俺も実家暮らしだし。会っても外でしか会わないですね」

「まぁ、実家暮らしは大変だよな。私は大学進学してすぐにアパート暮らしだったからな。と言っても、友達の家にずっと遊びに行ってたな」

「いいなー。アパート」

そんな他愛もない話をしていると、受付の方が呼びに来た。

「ただいまから、結婚式を開催いたします。移動をよろしくお願いいたします」

移動する時に二人は気づいた。

「ねぇ…ライト先生…」

「鈴鹿くん…君も気づいたかね…」

そして一番後ろの席に座った。

親族以外俺たちだけじゃん!

親族以外私たちだけじゃん!

ライラだけ頭に?を浮かべた。二人は親族席を眺めていた。お相手の方を見ると、親族だけ。

「あ…アイツ。なぜ俺たちだけ呼んだんだよ!」

小声でライトに話しかけた。

「さ…さぁ。まぁ、おめでたい席だしい…今はい…祝おうじゃないか…」

ライトはメガネをカチッと鳴らした。

「終わった後、ぜってー尋問してやらぁ!」

鈴鹿は拳を構えた。

「待て待て…今日は普通にしてなさい。そういうのは、明日以降に…あっ」

「ん?」

「明日から桶谷くん、新婚旅行で一週間大学来ないじゃん…」

二人は心の中で項垂れた。ライラは式が見えやすいように鈴鹿の頭に顔を置くような感じで見ていた。

「それでは、新郎の登場です」

扉が開くと、白いタキシードに身を包んだ桶谷が登場した。ロイもおしゃれに首にリボンをつけて桶谷の肩に乗っていた。

「へぇー。龍もおしゃれするんだ…」

「ライラにもリボンつけてあげればよかった」

ライラも頷いていた。桶谷は来てくれた人たちに礼をした。

「続いて新婦の登場です」

扉が開くと、美しい花嫁が父親と歩いてきた。父親の肩には赤い龍がいた。

「え…めっちゃかわいい」

鈴鹿は見惚れた。

「どこで出会ったんだろうね。新婦のお父さん、ライダーなんだ…」

ライトは優しい眼差しで見守った。結婚式はあっという間に進んだ。

「では、誓いのキスを」

みんなが見守る中、桶谷夫婦はキスをした。ライトと鈴鹿は心を打たれた。

「あぁ…いい…」

「俺、鼻血…出てないよね」

そのまま結婚式は終わり、食事会になった。

「ライト先生居なかったら、俺今日一人だったってことですよね…?」

鈴鹿はどこかホッとしていた。

「そうなるね。でも、逆に私も気まずいぞ。だって立場的にね?君はまだ同級生って扱いじゃん?」

「確かに親族でもないのに、良くしてくれてるからってライト先生単品もきついですね」

ライラは疲れたのか、鈴鹿の膝の上で寝ていた。

「お待たせしました」

料理が運ばれた。

「美味しそうですね」

「普段食べれない料理だな」

二人は料理を食べた。

「うま!」

「しっかり噛み締めよ…」

食事を堪能していた。

「ライト先生。鈴鹿くん」

二人は後ろを振り向くと、桶谷夫婦が挨拶に来ていた。

「今日はありがとうございます」

新婦が挨拶した。

「あ…いや…」

「俺たち呼ばれたらそりゃ喜んで行きますよね!ライト先生!」

ライトの肩に腕を回した。

「本当にありがとうございます」

桶谷が礼を言った。

「新婚旅行の話、休み明けに聞かせてな」

ライトが声をかけた。

「はい!約束通りお土産も買ってきますね」

桶谷夫婦は別の席へ挨拶に行った。

「キィー!幸せそうでいいな!」

鈴鹿は泣いていた。

「はは〜」

ライトは黙々と料理を食べていた。食事会も終わり解散となった。

「いや〜。よかったな。結婚式」

「俺は悔しいですよ!」

鈴鹿はまだ泣いていた。ライラは呆れていた。

「ライラちゃん。絶対に鈴鹿くんに女を近づけさせるな?わかったな?」

ライトはライラに忠告すると、ライラは笑顔だった。

「ライラに何言ってるんですか!俺も…」

そのまま二人は帰路についた。


ライト「あれ?今日投稿するの?珍しいね」

作者「年末年始はあげようかなと思って…」

ライト「休みだもんね。でも、無理しないでね」

作者「はーい」

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