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憧れと惚れ   忘年会ラスト

月日は穏やかに流れた。ライトは日中は大学、夜は観測して城へ帰る日々を過ごしていた。

「平和が続くといいな」

朝の教授室で椅子に座りボーとしていた。すると、ノックが聞こえた。

「ん?誰だ?」

扉が開くと、谷川が入って来た。手に紙袋を持って。

「お久しぶりです。ライト先生」

ライトは驚きもせず谷川を見た。

「お久しぶりです。死んでたんかと思いましたよ」

谷川は笑った。

「私は死にませんよ。でも、また君とやり合いたい気持ちは喉から手が出るほどあるんですがね」

ライトも笑った。

「私もですよ。ですが、今日は授業があるしあなたも授業があるでしょ?生徒たちに血生臭い先生と授業したくないでしょう?」

「まぁ、確かにそうですな。今日は復帰した挨拶だけですよ」

すると、谷川は紙袋をライトに渡した。

「これは?」

「ただの茶菓子です。数ヶ月通うことができなかったので」

「わざわざありがとうございます」

ライトは紙袋を机に置いた。

「でも、あなたはすごいですね。あの怪我で休まずに授業していたんですね」

ライトは困った顔をした。

「あはは…生徒達にこっ酷く説教されましたがね…」

「今時の若い子ははっきり言いますよ?まぁ、説教で収まったならいい方じゃないですか。私はあなたが撃ったところの傷がなかなか治らなくて寝たきりでしたので」

谷川は空いている椅子に座った。

「しくじったなー。弾丸に毒を入れておけばよかった」

ライトはメガネをカチッとさせた。

「あなたならやりそうですね」

「めんどくさいので、そういうのはしません。弾丸改造は逆に怖いし」

ふとライトは思い出した。

「そう言えばさ、あなたはなぜ私を狙ってるんですか?」

その問いに谷川はライトを見た。

「最近思うんですよね。私はなぜ狙われるんだろうって。私が教授になったから?龍を守ってるから?でもね、私が死んでも、誰かがそれを担ってくれると思うからあんまり意味ないと思うんだけどなぁ」

すると、谷川はため息を吐いた。

「あなたは、私の憧れですよ。だから狙う。それだけだ。君と初めて会った時にそう思ったんだ」

ライトは笑った。

「あの時私を女と間違えてたのに笑」

谷川の顔が赤くなった。

「レイにも言われましたよ。なぜ間違えると」

「まぁ…自分でも言うのもなんですが、あの時は中卒だし幼く見えたのかな?でも、同級生からは後ろは女、顔はギリ男って一応言われたんだけどな…」

谷川は鼻で笑った。

「多分、今みたいにこんな楽しい会話はなかなかないと思うのであえて言わせてもらおうかな」

谷川は立ち上がり、ライトに近づいた。

「私は、あの時の君に惚れたんだ。だから君に近づきたく勉学に励みここまで来れた」

ライトの顔に近づき、そっとライトの髪を取った。

「私の狙いは、君が大事にしている龍達を殺し君を殺す。そして君の白い髪を血で染めさせてあげたい」

その目つきは鋭かった。

「龍に罪はないだろう」

ライトは睨んだ。

「そうだろうか。君もいずれわかるさ」

谷川は手に取ったライトの白い髪にキスをした。

「では、もう時間なんで失礼するよ」

そう言い、教授室を出た。足音が遠くに行ったのを聞き取り、ライトは口から煙を吐いた。

「…キッッッモ!」

ライトは髪を蛇口で洗った。

「ふざけるなよ!男同士の恋愛は私は嫌じゃ!なんなんだよアイツ!出会った時に殺せばよかった!」

ほぼ半泣きで洗った。

「ライト先生、おはよう…」

鈴鹿が入って来た。

「え…いやーそのー。これには訳が…」

ライトは慌てた。

「何やってるの?寝癖直し?にしては濡れすぎでしょ…」

鈴鹿は冷めた目で見ていた。

「寝癖直しならどんなにいいか…朝から最悪だったんだぞ!こっちは!」

鈴鹿は教授室に置いてあるタオルをライトに渡した。

「何があったかは知らないですけど、事務行ったらライト先生に届け物あるから届けてって言われて来たんですが…」

「あ…あぁ。ありがとう」

鈴鹿は届け物を机の上に置いた。タオルで髪を縛り、鈴鹿につかみかかった。

「鈴鹿君。聞いてよ〜。あ、ライラちゃん!あの紙袋の燃やせ!」

ライラはライトの指示に従い炎を吐いてもやした。

「人の龍に指示出さないでくれる!?あと、ライラもライト先生の言うこと聞くのおかしくない!?」

ライラは首を傾げた。

「ライト先生…何あったの?」

「谷川にキスされた」

「…は?」

鈴鹿の顔が固まった。

「私の髪に…キスされだんだよ…」

「え…ライト先生…何して」

「してないよ!あっちからだよ!」

ライトはぴえんしてた。

うわぁ…朝から見る光景じゃねー。

鈴鹿は引きながらも、ライトを慰めた。

「まぁ…その…災難でしたね…」

「アイツ、私の髪を持ってこの髪を血で染めたいと言ってキスしてさ…」

「えぇ…」

「今日帰っていいかな?体調不良で…」

「ダメでしょ!ちゃんと先生してください」

「無理…お嫁に行けない…」

「お嫁…先生は男でしょ…」

ライトの背中をさすってあげた。

「とりあえず、もうすぐ授業始まりますよ。一緒にいきましょ?そもそも今日は先生の補助で俺はいるんで頼ってください」

「うん…」

ライトは渋々授業をしたのだった。


「あ、ライトさん帰ってきた。おか…」

ウルフはライトを出迎えたが、ライトはその場でへたり込んだ。

「ど…どうしたんですか…」

ウルフはライトに駆け寄った。よく見ると、髪がくしゃくしゃになっていた。

「ウルフ…お風呂沸かしてくれるか?」

「あ…うん。わかりました」

ウルフはお風呂の準備をしていた。

「お風呂沸きましたよ?」

ライトを呼ぶと、フラフラしながら歩いた。

「だ…大丈夫ですか?」

ライトは首を横に振り、そのままお風呂に入って行った。

「え…」

しばらくして、ウルフは様子を見に行くとライトは風呂で浮いていた。

「え!?ちょっと!?」

ウルフはライトを揺さぶった。

「ライトさん!」

ライトはか細い声で言った。

「頭…洗うの…手伝って…」

ウルフは仕方なしにライトの頭を大量のシャンプーとトリートメントで綺麗に洗ってあげた。そのまま綺麗に乾かし、髪をといだ。

「これでどうでしょうか?」

ライトは少し正気に戻った。

「ありがとう…」

泣きそうな顔をしていた。

「何あったんですか…」

「嫌いな奴が、私の髪にキスした。しかも男」

その言葉にウルフも固まった。

「えっキモ…」

「だろ!」

ウルフは少し同情した。

「まぁ…とりあえず、今日はゆっくり休んだほうがいいですよ」

「うん…そうする」

ライトは布団に潜り込んだ。

「じゃぁ、明かり消しますね」

「うん…」

ウルフは明かりを消しでて行った。ライトはそのままふて寝した。


クロ「叔父さんのイラストモデル?どんな人ですか?」

作者「クロもそうだけど、あくまでこんな感じかな?です。作者、絵が描けないので…」

クロ「うん。知ってる」

作者「クロはどこかの作品に書いたと思うけど、ワンピ○スのキャプテン・クロとか○執事のクロードあたりかな」

ライト「かっこいいじゃん」

作者「ライトさんは。ワンピ○スのレイリーとかかな?でも、若かりし頃は女性に勘違いされてたから、若い頃は誰だろう…アニメ見ないので例えがわからない」

ライト「作者…ワンピ○ス見るの?」

作者「見ないです。たまたまテレビつけたらかっこいいなー程度。なんだったら今住んでる家、テレビの環境ないから、テレビ見ない」

二人「…」

作者「区切り過ぎたあたりから、登場人物紹介を時々入れていこうと思ってます」

ライト「りょー」

クロ「そろそろお開きにします?」

ライト「だな。作者ありがとうねー」

作者「また集まりましょう!」

おしまい

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