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同期

夕方。

「ライトさん…遅いな…」

すると、ライトが現れた。背に大きな荷物を持って。

「ごめんごめん。待たせたね」

見慣れないローブも羽織っていた。

「ライトさん。一体…」

すると、一羽のカラスがライトの肩に止まった。ライトの耳元でクチバシを動かした。

「ほう…じゃぁ、やるか」

ライトは金田の手を取った。

「アイツが動き出した。北の方に飛んでいる。北の方には一種族しか残ってない。急ぐぞ」

「え!?」

二人は消えた。


「金田さん到着したよ」

何処かの山の山頂。ライトは荷物を下ろした。

「おいライトさん。これはどう言うことだ」

金田はわからなかった。ライトは準備をしながら話した。

「今さ、ペットでたくさんのカラスを飼っててさ。で、その力で情報提供してもらってるの。人間だとバレるだろ?。アイツのことだ。味を占めたら次々やると思ってたんだ」

「なるほど…で、ここは?」

「カラスの情報が正しければ、後三十分ほどでアイツらはここを通過する。この先に、今日の獲物がいるからな」

ライトの頭はいまだによくわからなかった。

「で、君は何してるの?」

ライトは何かをセットした。

「親の遺産で改造したメガライフル銃だ。使ってみたくて仕方なかったんだ」

悪ノリだった。

「こいつをレイ…闇の帝王に撃つ。多分谷川が出てくるだろ」

ライトはピントの調整をしていた。

「でも、飛ぶ速度を考えたら早いんじゃ…」

「大丈夫…頑張る!」

ライトは構えた。

「後気になったが、君のそれは?」

金田はローブを指差した。

「まぁ城の仲間達がくれたんだ。気に入っててね。強そうなオーラ放ってるだろ?そうそう。殺気を出さないようにしてるんだけど、何か他愛もない会話してくれない?じゃないと出ちゃう」

「えぇ…急に…」

「私達さ、大学で遊んだよな」

ライトは昔の話をした。金田はライトの後ろに座った。

「あ…まぁね。あの時は驚いたよ。まさか、中学卒業して大学来たやつが居るって噂効いてそれが君だったとはな。同期ながら、びっくりしたよ」

「あぁ…だって、中学の授業つまんなくて、授業中に大学入試の勉強してたからな」

「君は高校という選択肢はなかったのかね?」

「なかったな…」

「頭がいいのか悪いのか、君はわからん」

金田は呆れていた。

「あの時の君は…見た目的に私たちと同い年か、年上かな思ってたけど…まさか年下とは思ってもなかったよ」

「年上に見えてたんだ…へー」

「へーてなんだよ。だって、長い白髪だぜ。身長もそこそこあるし。女だろ。あの時の君細かったし」

金田は思い出した


大学を入学してすぐの頃。教室で授業の準備をしつつ、仲間達と話をしていた。

「でさ〜それで…」

「なぁ、金田。俺らの同級生にあんな子いた?」

金田は後ろを振り向いた。そこには長い白髪の人が前の席に座っていた。

「え…めっちゃ可愛いじゃん」

「まさか、あの子が噂の子じゃね?」

「まさかね〜」

そんな笑い話をしていると。

「それ、私の話かな?」

振り向くと、丸いメガネをかけたさっきの白髪の人がいた。よ〜く見ると、男だった。

「え…」

「申し遅れました。私、ライト・ルーマスと言います。あぁ、噂の中卒は私です。なんか〜適当に大学受験したら〜受かっちゃったんですよね!」

キャピってた。

「うわ…」

「…」

周りはドン引きしていた。でも、話を聞いていると、面白いやつだと感じた。

「ライトさんは、なんで高校行かなかったの?」

金田の問いにライトは笑った。

「本当にたまたま大学受験のテキスト?やったら、受かるってなって面白半分ですよ!高校の授業料チャラになるし!」

「でも、高校で習う範囲もあったでしょ…」

ライトは驚いた。

「え!?そうなの!?全然わからなかった〜」

「あ…うん」

「でも、夢があるんです」

「夢?」

ライトは頷いた。

「龍と人間が楽しく共存できる世界を作りたい。今は、そういう人も居れば龍を毛嫌いして殺す人もおる。ましてや、ライダーも嫌われ者じゃん?そういうのを無くしていきたい。そのためには、龍の保護も大事だけど生態とかも勉強していきたい。と思って、適当に大学受験したら受かった」

ただ遊びに来てるかと思ってた金田は、少し反省した。

「中卒なのに、すごい夢だね」

「それに、憧れの龍がいるんだ。いつか、その龍のライダーになりたい」

ライトの目は輝いていた。


「いやー照れるね…」

ライトは笑った。

「あの時は成長期だったから細かったけど、今は男らしいだろ?」

「まぁな。でも、君との大学生活は楽しかったな」

「そうだな」

辺りが暗くなった。するとライトの目つきが変わった。

「紅い流星か…」

「ん?どうし…」

「金田さん。私はこう見えて」

ライトの目には紅い流星が見えた。ライトは弾丸を放った。その音は爆音だった。

「やる時はやるタイプなんだ」

メガライフル銃を地面に置いた。

「多分命中したな。もうすぐここに来る。君はメガライフル銃を見ててくれないか?」

金田を見た。

「わかった。死ぬなよ」

ライトは上空を走った。

作者「ライトさん。やばい」

ライト「どした」

作者「小説書いてて泣きそうになる。別作品書いてた時も書いてる途中泣いてたから…」

ライト「え!?嫌だから!?」

作者「いや。悲しいシーンとか書いてたら、もう…ね?」

ライト「自分の作品で泣くのか…」

作者「別作品が完成した時ガチ泣きしたもんな…」

ライト「お…おう」

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