紅い流星
「レイ。君の力を見てみたい」
夕方。谷川はレイの背中に乗り、飛行中だった。
「少数しかいない種族を攻めていこうと思う。どうだ?」
「…」
レイは無言のまま飛び続けた。谷川の屋敷に到着すると、谷川を下ろした。
「今晩、覚悟をしておけ」
谷川は屋敷に入って行った。
「…」
レイはただ呆然とした。
深夜。
「レイ。行こうか」
谷川が現れた。レイに鞍をつけ、跨った。
「行き先は、南の方だ」
そう言うと、レイは勢いよく飛び出し上空飛行をした。
「今は数頭しかいない。龍だ。おまけに群れで生活している。簡単だろ?」
二時間は飛んだだろうか。山の中に一つの集落が見えた。
「ここら辺か…」
谷川は辺りを見渡すと、集落から離れたところに龍の集団が見えた。
「レイ。あれだ」
谷川は指を刺した。その気配を感じたのか、龍の一匹が遠吠えをした。
「あぁ…気づかれた。レイ…殺れ!」
レイは大きく息を吸い、黒いモヤを吐いた。先に気づいた一匹は黒いモヤを避けたが、残りが断末魔をあげながら犠牲となった。その声に集落の明かりが次々と着き始めた。
「レイ!残りの一匹も殺せ!」
レイは残りの一匹のところに急接近した。集落の人たちはその光景を見た。
「なんだ?あの紅い流星は…」
もう一匹の龍は必死に逃げたが、レイのスピードに敵わず捕まった。
「殺れ」
谷川の指示にレイは龍の首を噛みちぎった。断末魔をあげながら血を吐き地面に落下していった。
「よし…帰るぞ」
レイは元来たところを飛んだ。
「何があった!」
集落の人々が龍のいる所へ走っていった。その光景に皆が絶句した。
「なんだこれは!」
「あぁ…なんと残虐な…」
怒りと悲鳴で騒然となった。
「あの紅い流星がやったんだ…」
集落の人は龍の亡骸をただ見つめるしかできなかった。その光景を見た一羽のカラスがどこかへえ飛んでいった。
「数が少なかったから、君からしたら簡単でしょ?」
「…」
谷川の問いにレイは無言だった。そのまま谷川の屋敷に着地した。谷川はレイから降り、鞍を外した。
「レイ。ご苦労だったな」
それだけ言うと、屋敷の中に入っていった。
「…」
レイは自分の爪を見た。さっき殺した龍の血がついていた。
「…」
谷川が寝静まったのを確認し、レイは飛び出した。飛行中レイは何も考えなかった。
「…ん。あった」
大きな湖が目に入った。湖の辺りに着地し、爪と口元を洗った。
「まぁ…いいか」
また飛び出し、谷川の屋敷へ帰っていった。
作者「最近思うんですよ」
ライト「どした?」
作者「前に完結した「月に恋した男」「大学生クロの物語」をもっと丁寧に書けばよかったなと…」
ライト「だってその二作品、作者が中学の時に考えてたやつだろ?」
作者「原稿が消滅してしまって、頭の中にある原稿を一から打ち直したんですよね」
ライト「トータル二十万字以上行ってね?よく頭に保存できたね…」
作者「だから、話の内容とかズレはかなり出てると思うんですけど、ごめんなさい」
ライト「物語に影響出ないなら別にいい」
作者「何だったら中学の時に思い浮かんでいたライトさん。めっちゃお堅い人って設定でしたが、ふざけててもいいやってw」
ライト「そうなの!?でも、設定変更ありがとうございます」
作者「堅い人の性格を書くのがだるそうなのでやめただけですw」
ライト「あ…はい」




