城のリーダー
ライトが大学に行っている間、ウルフはトレーニングに励んでいた。
「ウルフさん。数週間ですごい進歩していますね」
兵士たちと休憩をしていた。
「いやいや。私全然ですよ。生きていた頃、こういうのしていないですよ」
「でも、ウルフさん。体が柔らかいから、避けるの上手ですよね」
「そう?」
そんな他愛もない話で盛り上がった。ふと、ウルフは思った。
「そういえば、ライトさんさ。この城の創設者であり、リーダーじゃん?」
兵士たちも頷いた。
「そうですね」
「いっつもスーツじゃん。安そうな」
兵士たちは苦笑いした。
「安…うんまぁ、リーダー的って言われてみたら、もうちょっと目立ってもいいですよね」
「でも、ライトさん。白い長髪だから普通にかっこいいけど…ねぇ〜」
ウルフも頷いた。
「それにライトさんは、ああ見えて厨二病だし」
ウルフの言葉に兵士たちは驚いた。
「え!?」
「あんな真面目な…」
ウルフは話した。
「初めて素振り教えてもらった時、ライトさんは刀と銃を両方使える二刀流だけど、理由が厨二病でいいだろ〜て言っててさー」
兵士たちはドン引きした。
「うわぁ…」
「あれで大学の先生だから、すごいのか、運がいいのかわからないわー」
ウルフは笑っていた。
「あはは…」
兵士たちは引きつっていた。
「でさ、ライトさん。この城にいる時は城のリーダーだからさ。なにかいいもの着て欲しいじゃん?」
兵士たちも気になっていた。
「確かに。マントとか系ですよね。コスプレはあれだけど」
「コスプレ笑」
「よし。今どうせライトさん居ないから、兵士みんな集まって考えよう!」
兵士たちは頷き、各地兵士を呼び食堂へ集まった。
「お疲れ様でーす。ウルフです」
ウルフは兵士たちに話した。
「今ライトさんが居ないから、集まってもらいました。話す前に、最近の生活はどうですか?満足?」
兵士たちを見ると皆がいい顔で頷いていた。
「よし。今日話があって集まってもらいました。もちろんライトさんには内緒で。で、話の内容は、この城の創設者であり、リーダーのライトさん。もうちょっとリーダーらしい服装にして欲しいです!」
ウルフの言葉に、兵士たちはどこか納得していた。
「あぁ〜確かに」
「言いたい事わかる」
ウルフは続けた。
「で、ライトさんに城のリーダーに相応しい物を着て欲しいから、みんなに考えて欲しいと思い集まってもらいました。何か案があれば挙手を!」
兵士たちは手を挙げた。
「女装!」
「マント!」
「いやいや〜あえて某アニメのコスプレ!」
色々意見が上がっていった。ウルフはボードに書いて行った。
「確かに女装見たいわね…」
ウルフもどこか面白がっていた。すると、一人の兵士が手を挙げた。
「ローブとかどうですか?マントよりも体が大きく見える感じがするんです。着替えも多分ライトさん疲れていると思うので、城に帰ってきたら羽織るだけなので、負担がないと思います」
ウルフも納得した。
「あぁ…いいね。ライトさん厨二病だし。似合うと思う」
一部の兵士以外その言葉に耳を傾けた。
「ん!?ウルフさん。今なんて?」
「あぁ。ライトさん好きそうだなって。て事で、ここから多数決にしましょうか。じゃぁ、女装!」
誰も手が上がらなかった。
「マント!」
数人が手を挙げた。
「コスプレ」
誰も手を挙げなかった。
「ローブ!」
多数決手を挙げた。
「よし、じゃーローブで。で、デザインは…」
すると、別の兵士が手を挙げた。
「あの…私。生きている時に、看護しながらデザインも描いていたんです。よろしければ…」
「え!いいの!」
その兵士は前に出て、絵を描き始めた。ウルフ含めて他の兵士も覗き込んでいた。
「おぉー」
「すごい」
しばらくすると、黒に金のラインが入ったローブのデザインが完成した。
「いいじゃんいいじゃん!」
兵士はデザインに呪文を書いていった。
「こうやって、できるんですよ」
それを地面に置き、何かを唱えた。すると、デザインからローブが出てきた。
「じゃぁ、今晩ライトさんに着せてみよう!」
「いいですね!」
ウルフはローブを大切に持った。
「じゃぁ、持ち場に戻ろうか。今日はありがとうね」
「はい。ありがとうございます」
兵士たちはそれぞれ持ち場に戻った。
「ヘックション!」
ライトは授業中に大きなくしゃみをした。
「あぁ〜風邪引いたかな。花粉症?」
「ライト先生。大丈夫ですか?」
「あぁ。大丈夫。ごめんね。中断させてしまって」
ライトは授業を再開した。しばらくすると、チャイムが鳴った。
「今日はここまで。期末テストだが、頑張ってね。なお、赤点だったら補習があるから赤点だけ取らないように」
ライトは教室を出た。
「さて、研究室行くか。の前に」
ライトは購買で差し入れを買い研究室に入った。
「みんなお疲れー。差し入れ用意したよー」
皆がライトを見た。
「ライト先生お疲れ様です」
「ライト先生…あの…」
鈴鹿と桶谷がクロを抱っこしていた。
「クロ!」
ライトは久しぶりに見るクロに安堵した。ライトはクロを抱いた。
「数週間会っていなかったが、少し大きくなったな」
桶谷が声をかけた。
「また置いておかれていました。ロイと散歩から帰ってきた時に…」
「そうだったか。ありがとうな。あ、みんなに差し入れな」
ライトは研究室の皆に差し入れを渡した。
「まじごめんな」
ライトはクロをあやしていた。クロはずっと笑顔。
「なんかクロご機嫌だけど、何してたの?」
桶谷と鈴鹿はお互いの龍を見せた。
「なんか、ライラとロイがクロのご機嫌取ってて」
二匹はハイタッチ?していた。
「やるじゃないか」
ライトは二匹を褒めた。
「さて、今日はクロがいるから帰るよ。なかなか来れなくて申し訳ないな」
「いえいえ」
ライトは研究室を出た。
「クロ。帰ろうな」
ライトは指を鳴らし、消えていった。
城の自分の部屋に着くと、ウルフが待っていた。
「お帰りなさい。あら、クロもいらっしゃい」
「ただいま」
ライトは荷物を置いた。
「ライトさん。私たちからプレゼントがあるんですが…」
ウルフはもじもじしていた。
「ん?私たち?どういう事?」
「じゃぁ、兵士たちの食堂に来てください!クロも!」
そう言い、ウルフはライトとクロを連れて食堂へ行った。食堂に入ると、兵士たちが食事をしていた。
「はーい。主役の登場よー」
ウルフは兵士たちに声をかけた。
「お!待ってました!」
「え?私なにかした?」
ライトはクロを抱えながらキョトンとした。ウルフに引っ張られ、兵士たちの前に立たせた。
「はい!主役のライトさんでーす!」
ウルフが答えると、兵士たちは拍手をした。
「ウルフ。これは一体?怒られる?」
「ううん。実は、前から気になってたんです。ライトさんって、この城の創設者でありリーダー的存在。でも、服装は普通。なので、リーダーらしい服装をみんなで考えて用意しました」
ウルフが答えると、兵士たちは拍手した。
「あ…うん…私…リーダーか?」
拍子抜けのライトに皆が深く頷いた。
「日頃の感謝と、これからも私たちを引っ張っていって欲しい。そういう想いを込めて、はい!」
ウルフはさっき作ったローブを披露した。そのローブをライトに羽織らせた。
「似合っていますよ。あ、鏡用意して」
兵士二人が鏡を用意した。ライトは鏡を見た。
「あ…」
ライトは言葉を詰まらせた。
「ライトさん?ダメ?」
ウルフと兵士たちはライトを見た。すると、ライトのテンションが爆上がりした。
「ありがとう!!私、こういうの好きだったんだよー。不穏なオーラを放ってるぜ!みたいな感じになってていいじゃん!」
ライトの喜びに、兵士たちはどこか納得した。
「みんな。ありがとうな。最高のプレゼントだよ」
ウルフと兵士たちは拍手を送った。
「君たちを引っ張って行けれるように、私も頑張る。だからこれからもよろしくお願いします」
ライトは頭を下げた。
「もちろん!ライトさん」
ウルフは頷いた。
「ライトさま。あなたについていきます!」
兵士たちも答えた。すると、クロが笑顔になった。
「叔父さん。かっこいいだろ?クロも大きくなったら、叔父さんみたいになれよ」
ライトはクロを優しく抱きしめた。
ライト「最近よく投稿してるね。お疲れ様です」
作者「転職してから、時間に余裕ができてほぼ毎日書いてるんですよね」
ライト「ありがとうございます!」
作者「そう言えば、上の投稿に書いた女装。何処かで入れたいんですが…」
ライト「やだ!」
作者「似合うと思うんですが…笑」
ライト「絶対入れるな!」
果たしていつか女装はするのでしょうか。
ちなみに現段階ではまだ女装はしてないです チッ




