1人目
「召喚!」
そう女神が叫ぶと1人の女性が現れた。
「・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「あれ?起きない?」
「おーい、起きろー」
ペシペシ>叩いて起こそうとする音
女性はそれでも起きません。
ぎゅー>ツネって起こそうとする音
女性はまだまだ起きません。
女神は段々イライラしてきました。
げしげs…
おっといけない時を戻そう。
ペチン>デコピンして起こそうとする音
女性はまだ起きる様子がありません。
「あ、そうだった魂は痛感ないんだった。」
なんということでしょう
女神は魂にいくら痛みを与えても感じないことを思い出しました。
閑話休題
しばらく試行錯誤して起こそうとしたが、女性は起きなかった。
諦めかけていたその時、
女性が体を起こした。
「ここは、、、」
「何処?」
「あ、やっと起きたね!」
ああ、よかった。このまま起きないのかと思った。
グスン
「あな、たは?」
「私?私は輪廻と祝福の神!」
『神様?どういうこと?私は夢でもみているのかな?』
そっか、夢だと思っちゃうのか
「うんうん、わかるよぉ〜」
「いきなり神様とか言われても夢だと思っちゃうよね〜。」
「でも残念、夢ではないんだな〜」
『ゆめ、じゃない?』
『というか心読まれた?』
女性は心底驚いた様子だった。
いやいや、いくら神でも心は読めないんですけど。
吹き出しのように出てくるだけなんだけど。
「読めたらいいんだけどねぇ」
「残念ながら読めないのだよ」
「何でしゃべってないのにわかるかというと全ての思っている言葉とかがダダ漏れだから」
「え?」
「うん?どうした?」
「ダダ漏れってどういうことですか?」
「だから、声に出しても出さなくても私には伝わるってこと」
「えぇ〜」
今度は女性は心底嫌そうな顔をした。
意図的にやってるわけじゃないのにそんな目で見なくてもいいじゃん
グスン
そんなこと言ってる場合じゃないや。本題に入らないと
「まぁそんなことは放っておいて、、」
「あなたは死にました。」
「え?」
『え、死んだ?』
あ、死因なんだっけ忘れちゃった。
カンペ見ないと
なるほど
「君は帰宅中に過労で倒れたの」
女性の動揺が目に見てとれる
『いろいろ急すぎて頭が追いつかない』
『つまり働きすぎて帰宅中に倒れて死んだってこと?』
追いついちゃってるねぇ〜
しっかり整理ができちゃってるねぇ〜
「そういうこと」
「そこで、あまりにもかわいそうだから別世界、
いわゆる異世界に連れて行ってあげようということです。」
「異世界、ですか?」
すると女性は考え始めた。
、、、、、、、、、、、、、、。
「行きたいです。異世界」
おお、なかなか判断が早かったなぁ
よし
「そうか!なら話が早い!」
そして女神は黒く四角い物を取り出した。
「さあ、これを回してくれ!」
「これは何ですか?」
「ガチャだけど、そっちの世界になかった?」
元々は地球の人間が作り出して、それを
私達が採用したような記憶があるんだけど、、、、、
『ガチャなのか、』
『言われてみればガチャに見えてくる。』
どうやら思ってたんと違ったらしい、、、。。
「文句ゆうならそれを作った奴に言ってちょうだい。」
「それはそうと、早く回して。」
「あ、はい、、、」
そうして女性がガチャを回すと銀色の玉が出てきた。
そして開けてみると玉が消えてしまった。
「あれ?」
女性はキョトンとしていた。
「ステータスって言ってみて」
女性はステータスと唱えた。
無事見れたようなので覗いてみる。
「どれどれ、見せて見せて」
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名前: 白木 空
種族:ヒューム(仮)
年齢: 32歳
状態:死亡
Lv.1
HP:100/100
MP:50/50
攻撃力:15
耐性:50
腕力:20
精神力:60
敏捷:30
器用:40
運:10
スキル: 刈る 鑑定 アイテムbox
称号: 死者 祝福されし者
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「うん無事にスキルを手に入れたみたいだね。」
『いろいろツッコミたいところはあるけど一旦置いておこう』
「これって他人に見えちゃうんですか?」
この表示にいろいろご不満があるらしい。
でも私にはどうすることもできない。
開き直ろう!!
で、質問されてたんだった。
『もしそうだったらちょっとした拍子に個人情報が漏れてしまうかも知れない』
「いいや、見えないよ?」
「見せたいならステータスオープンって言えば見せられるけど」
「だから人知れず個人情報が漏れる心配は無し!」
最近の子は情報リテラシーが高いのぅ
、、、冗談は置いといて
『そっか、よかった。』
『ってゆうかなんか既視感を覚える。』
『とりあえず聞こ』
「なんで神様は見れるの?」
「うーん、、、」
なんで、か、、、、
「神だから?」
『はい、』
『無茶苦茶なパワーワードありがとうございます。』
「どういたしまして〜。」
「それほどでも〜。、、、、、、、」
「って、違うッ」
「そうじゃない、あと心の声に返事なくてよろしい!」
『毎回心に思ったことに返事されてたらキリがない!』
「えー」
嫌だなぁ
面白いもん
はっ、私の楽ししみを奪う気か!?
、、、冗談は置いといて
「、、、、、、、、」
「だが断るッ!」
「断るな!」
閑話休題
話忘れたことないよね。
「こっちはもう終わりだけど何か質問はある?」
「無いと思います。」
そっか、
よし
「それじゃ、異世界に飛ばすね」
「それ〜、」
そして女性は消えていった。
「あ、転生先何処なのか教えるの忘れた」
女性の幸先が不安である。
残り4人