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ミトスター・ユベリーン  作者: カズナダ
第2章 必要なもの
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ラブングル会戦 5

 ブルフ平原

「頭上を飛んで行ったあの鳥も気になるが、輜重隊の野営地に向かう。敵を排除した後、そこから3㎞後退して体制を立て直す。」


 リゴーは兵達に命令し馬に跨る。


 だが・・・。


「・・・ん?」


 ジュッシュ側から地響きが鳴り、それは至大に大きくなる。


「新手か・・・。銃兵構えろ!」


 リゴーの前に三列の銃隊ができる。


 やあて援軍と思われる騎兵が姿を見せる。その旗は・・・。


「なっ!?馬鹿な!!」


 ジュッシュ公国近衛兵団とクレー騎士団であった。


「ありえるか!?・・・っ!銃兵っ撃てぇええ!!」


 咄嗟の射撃の戦果は、たった四騎。これでは止められない。


「・・・っ!!退却っ!」


 我先に逃げようとするリゴーであったが・・・。


「いやぁあああっ!!」


 それを見たリオネンはリゴーに飛び掛かり落馬させる。


「ぐあっ!?」


「はぁ。はぁ。」


 馬乗りになり、リゴーの顎を上げ、隠し持っていた小刀を逆手に持ち・・・。


「ひぃっ!?」


「おやすみっ!!」


 リゴーの喉元に突き刺した。


 騎兵による突撃と指揮官の戦死により、ボルドアス軍は完全に瓦解した。


「・・・勝った。」


 目の前の出来事が信じられないように戦場を見渡すリオネンであったが・・・。


「リオネェエエンッ!」


「クローディ・・・うわっ!?」


 そこにクローディアが現れたが、なんと彼女は馬上からリオネンに飛び付いた。


「いいったたたたたいっ!!クローディアどいてっ!どいてぇええ!!」


 当然尻餅をつき右足を激痛が襲う。


「えっ!?あああっごめんなさいっ!!」


 やっと離れくれた。


「まったく。あたしの怪我を悪化させる気?」


「・・・。無事でよかった。」


「(聞いちゃい無いな)ああ。助かったよ。」


「リオネン、大丈夫か?」


「いや、この様だ。」


 次いで現れたルフトに今の状況を見せる。


「そうだ姉貴。日本軍が敵の輜重隊を攻撃しているから注意してくれ。」


「日本軍が?・・・わたっか。」


 ルフトは兵士達に言い放つ。


「お前達!これより我等は、潰走する敵兵を追撃するが、現在敵輜重隊は友軍が攻撃を行っているため、

ちゅう-」


 バゴォォォォン


 ラカヌデンの森から巨大な火の玉が上がった。


「-ッ!まさか!?」


 ルフトはラカヌデンの森へ馬を跳ばした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 中身が薄いけどストーリーとしては面白い。 [気になる点] 誤字脱字が酷い。 程度によっては萎えてくる。
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