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素直な心と意識の否定 ~神代紅葉編~  作者: 朱葉野
日常×出逢い
8/25

二人と別れて、一人帰路についた。


さっきまでのやり取りを思い出しながら、ふと考えてしまった。すると自然と歩くスピードもゆっくりになり、店を出た時よりも更に暗くなっていた。



考えるのはやっぱり学校生活の青春について・・・・・・。

俺は今のままで本当に良いのだろうか、



本当はもっと友達を作ってワイワイ楽しみたい。学校でバカやったり、放課後にファーストフード店とかで無駄に駄弁ったり、休みの日でも祭りだって海だって・・・これからの時期楽しいことなんていっぱいある。今まで出来なかったことたくさん、たくさん楽しみたい。彼女だって・・・・・・出来ることなら欲しいさ。


でもやっぱり、家族とは本当の家族でありたかった。

生まれた時は平等だった親の愛も、成長するにつれ親の愛は遠ざかった。

優しかった瞳も、声もコミュニケーションも・・・・・・徐々に冷めていくのがわかった。


朔良だって俺には嫌悪しか抱いてないだろう。

俺は別にそれでもよかった。嫌悪でもいつもの嫌味を言うのも別にそれで良い。


酷く扱われるのが、嫌味を言われるのが好きなわけじゃない。

俺だって昂輔や優志のように優しくてたまにバカやって、時に怒ったり怒られたりして楽しい関係の方が良い。

ただ、無関心に、俺をいない存在としてではなく・・・俺の事が嫌いでも良い、嫌味でもなんでも言っても俺の存在だけは忘れないでいてほしい。








俺は嫌われることよりも忘れられることの方が怖い。


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