5年後
「エル。どこ。」
とすっかり、水の民になったエルを捜す。
「ここだよ。」
という声がしたほうに泳ぐ。
エルは、尾ひれをしみじみと見ている。
「何しているの。尾ひれをそんなに見て。」
「いやぁ。何時見てもすごいなぁと」
「何が?」
「いや、水の民と手をつないで海に入ったものは、水の民になるってこと」
「あぁ、そのこと。それには条件があるんだけどね。」
「えぇえええええええええええええ!どんな?」
驚き狼狽するエルの耳元にささやく。
「ひ・み・つ・・・・・・。」
「教えてくれよ。もったいぶるなって。」
(だって、恥ずかしい。)
「じゃあ、祖母様に聴きに行こうかな」
「やめて~~~~~~~~~~~」
「じゃあ、教えて。」
ほほを赤らめ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃないといけないの」
「えっ何。聞こえないよ」
本気で聞こえなかったようだ。思わず叫ぶ。
「だから、手をつないで海に入ったものが、私を信用していて、私もその者信用していて、強く、両思いでないといけないの」
エルが、近づいてきて
「かわいいなぁ。真っ赤になって。」
と手をとる。
「何?」
「いやぁ、尾ひれの話はちょっとした興味で聞いたのに、一番知りたかったと教えてくれるなんて。」
綺麗な、サファイアのついた指輪を取り出し私の手に、はめる。
「好きです。ルリア。結婚してください。」
「私も。エルのことが大好き。」と幸せそうに、真っ赤な顔で、微笑んだ。
どうでしょうか。
楽しんでいただけていたら幸いです。
ありがとうございました。
キルシュ




