第四十五話:ヴィオラの末路・再会と逆転
王都の地下牢は、冷たく湿った空気に満ちていた。
セレナは純白の聖衣を纏いながらも、その瞳にはすでに静かな決意が宿っていた。
聖女認定式の失敗から数週間。
彼女は表向きは「療養中」
の姫として宮殿に留まっていたが、夜毎、王都の裏路地を抜け出し、試練の記憶に囚われながら歩く日々を送っていた。
その日、セレナは地下牢へと足を運んだ。
鉄格子の向こうに、ヴィオラがいた。
黒髪は乱れ、ドレスは破れ、かつての傲慢な表情は影を潜め、恐怖と絶望に歪んでいる。
彼女は捕らえられ、セレナの「功績」
を逆手に取った陰謀の罪で、牢に幽閉されていた。
「セレナ……」
ヴィオラは格子越しに、セレナを見上げた。
その瞳に、嘲笑が浮かぶ。
「あなたも……結局、変わってしまったわね。聖女の皮を被った、ただの旅人……ふふ、似合ってるわよ」
セレナは静かに微笑んだ。
その微笑みは、優しく、しかし冷たかった。
「そうね……ヴィオラ」
セレナは鍵を開け、牢の中に入った。
ヴィオラは後ずさろうとしたが、セレナの手が素早く彼女の腕を掴む。
旅で得た技術――無数の試練の中で磨かれた、相手を拘束し、支配する技。
セレナはヴィオラの両手を後ろに回し、革の紐で縛り上げた。
「な、何を……!」
ヴィオラの声が震える。
セレナは優しく、しかし確実に彼女を床に押し倒した。
ドレスの裾をたくし上げ、肩を露出させる。
「あなたが私にかけた呪い……あの時から、私は変わったの」
セレナの指が、ヴィオラの肩を優しく撫でる。
ヴィオラの身体がびくんと跳ねる。
「あっ……!」
セレナは旅で得たすべての知識を、ヴィオラに注ぎ込んだ。
肩を撫で、首筋を締め上げ、腰を固定する。
不快な圧迫感がヴィオラを震わせる。
「いや……! やめて……セレナ……!」
ヴィオラは泣きながら抵抗する。
だが、セレナの手は止まらない。
腰を強く押さえ、肩を締め付け、息を塞ぐように覆う。
ヴィオラの身体は、次第に震え始める。
「あぁ……! だめっ……もう……!」
震えが繰り返され、汗が溢れ出す。
セレナは満足げに微笑み、ヴィオラの顔に近づいた。
「可愛いわ……ヴィオラ」
セレナはさらに圧迫を続けた。
魔具を使い、振動する玉で肩を責め、紐で腰を締め上げる。
ヴィオラは泣きながら、震えを繰り返す。
「許して……セレナ……もう……!」
ヴィオラは泣き崩れ、許しを乞う。
セレナは優しく、しかし冷たく微笑んだ。
「これからは……私の影よ」
セレナはヴィオラの首に、細い鎖の首輪を巻きつけた。
ヴィオラは震えながら、頷いた。
「……はい……セレナ様……」
セレナは満足げに微笑み、ヴィオラを抱き上げた。
「一緒に……もっと、試練を続けようね」
二人は地下牢の闇に溶け込み、セレナの新しい「影」が誕生した。
王国は救われた。
だが、セレナの欲望は、まだ満たされていなかった。
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