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聖女の呪縛 ~露出の呪いで穢され堕ちた王女の末路~  作者: 華咲 美月


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第二十六話:宴会場・淫魔貴族たちの晩餐

 図書室の重厚な扉を抜け、セレナはさらに上階へと続く螺旋階段を上った。

 足音が石壁に反響し、冷たい空気が肌を刺す。


 呪いの布はすでに薄いヴェール状のまま、身体にまとわりつき、動きのたびに不快な締め付けが走る。


 蜜のような汗が太ももを伝い、階段の石段に小さな跡を残す。

 頭の中には、魔書の呪文がまだ響き続けていた。


「お前は淫らな肉便器だ」


 その言葉が、彼女の心を蝕み、身体を重くさせる。


 階段を上りきった先は、広大な大宴会場だった。


 天井は高く、黒い大理石の柱が立ち並び、赤い絨毯が敷かれている。


 長いテーブルには、妖しい色合いの料理と葡萄酒が並び、燭台の炎がゆらゆらと揺れている。

 テーブルを囲むのは、淫魔の貴族たち。


 黒いドレスやタキシードを纏った男女が、優雅にワインを傾け、笑い声を上げている。


 セレナが扉をくぐった瞬間、会場が静まり返った。

  「……今夜のメインディッシュが、到着したようだ」

  中央に座る貴族の女性が、ゆっくりと立ち上がる。


 長い黒髪、赤い瞳、豊満な肢体。


 彼女の微笑みは、残酷で美しい。

「ようこそ、愛らしい子羊さん」

  セレナは後ずさろうとしたが、貴族たちの視線が彼女を捕らえ、動けなくなる。


 呪いの布が反応し、ヴェールが溶けるように消え、黒い革の拘束具へと変化した。


 首輪、鎖、肩を強く締め上げるバンド、腰を固定する紐。


 完全に「料理」として飾り立てられた姿。

「テーブルへおいで」

  貴族たちは優雅に手を差し伸べ、セレナを中央のテーブルに引き寄せた。

  長いテーブルの上に、彼女は仰向けに寝かされ、四肢を革の紐で固定された。


 脚は大きく開かれ、身体が完全に晒される状態になる。

  「今夜は特別な一品だ。まずは前菜から」

  貴族の一人が、銀のフォークでセレナの肩を軽く突く。


 冷たい金属の感触が、電流のように全身を駆け巡る。

  「あっ……!」

  貴族たちは笑いながら、彼女の身体を「味わい始めた」

 。


 優雅な指が肩を撫で、腕を掴み、腰を固定する。


 ワインを彼女の肩に垂らし、舌で舐め取る。

  赤い液体が肌を伝い、肩を濡らす。

  「甘い……まるで蜜のようだ」

  別の貴族が、肩に指を這わせ、蜜のような汗を掬い上げる。


 指を口に含み、味わうように舐める。

  「素晴らしい……熟れた果実のようだ」

  セレナの身体は、貴族たちの優雅で残酷な囲みに震えていた。

  男の荒々しさとは違う、洗練された圧迫。


 指で肩を強く押さえられ、感じやすいスポットのように敏感な点を執拗に責められる。

  「あぁ……! だめっ……こんな……上品に……!」

  不快な波が訪れる。


 汗が噴き出し、テーブルを濡らす。

  貴族たちは満足げに笑い、交代しながら彼女を囲み続けた。


 肩を揉まれ、腕を固定され、腰を押さえられる。


 ワインを注がれ、優雅に舐め取られながら、休む間もなく圧迫される。

  「こんなに上品に囲まれるなんて……最高……」

  セレナは完全に無力感に包まれていた。


 涙を流しながら、ただ震える声で呟いていた。

  夜が明けるまで、宴は続いた。

  セレナはぐったりとテーブルに横たわり、息を荒げていた。


 全身が汗と葡萄酒でべっとり濡れ、身体は赤く腫れ、力が抜けきっていた。

  「……私……もう、普通の姫ではいられない……」

  震える唇から漏れた言葉に、自分でも驚いた。


 涙が溢れる。

  だが、心の奥底で、微かな諦めが大きくなっていた。

  「もっと……上品に、囲んでほしい……」

  セレナは震える手で身体を抱きしめ、宴会場の奥へと歩き出した。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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