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仲が良さそうで良くない奴ら

多分7作目



人物

吉江:今回の主催者

田伏:酒持ってきた人

沢原:隣に座ってる人

煤江:視点主

上原:禿げてきたことを気にしてる

真佐:馬鹿

中山:最近古江さんと仲が良い

新道寺:良く煽る

立野:有料物件。女が無理

柳田:騒がしい

芽野:ただの非リア


田伏「おーい。追加の酒持ってきたぞー」


みんな「「「「「ウェーーーイ」」」」」


田伏の一言により大歓声が響く。

12月25日。世の中のカップルがイチャコラして、性なる夜を過ごすなか、誰とも過ごすことがないクリボッチの 1人、古江の掛け声で急遽クリボッチ供は古江の家に集まることになった。


柳田「よっしゃー、追加の酒だ!!どんどん騒ぐぜ!!!」


吉江「あんまり、騒ぐのはよしてくれよ。近隣住民から、苦情が来るんだから」


前回、夏休みにナンパをしに行って見事に玉砕した俺達(自分以外)は、傷を舐めあおうと、酒を飲みに古江の家に泊まった。その時にものすごく怒られたらしい。


真佐「いやいや、静かに騒ぐんだよ、俺達は」


真佐が何か馬鹿なことを言っている。テレビの前でこのアナウンサーが可愛いだの、エロいだの馬鹿な論争をしている奴らを眺めながら俺はちびちびと酒を飲んでいる。

俺は酒に弱いのだ。


 昔、女に酒をたくさん飲まされ、財布が奪われたことがあるので、それ以降酒を飲むのに慎重になっている。(ちなみに財布は帰ってきた)


沢原「いやー、こんな寒いのに何であんなに馬鹿騒ぎができるのだろうな?」


隣に座っている下戸の沢原が炭酸飲料を飲みながら話しかけてくる。


沢原「あんなんだから、彼女ができないんだな」


おっと、そんなことを言っては。


新道寺「おいおいおい、聞き捨てならねーな沢原く〜ん。君は、彼女がいたことがあるんですか〜?」


騒いでいる馬鹿達から火の粉が飛んできた。


沢原「は?彼女はいましたー」


柳田「おいおい、いつのことだよ」


沢原「小学3年生」


…………………ふっ、あはははははははははははは!!!

沢原がそう言った途端に、この場にいる全員が噴き出した。


新道寺「なぁ沢原、いくらなんでも小学生の頃はないだろ」


沢原「俺は小学生の頃からモテてたんだよ」


中山「その言い方だと、今もモテてるみたいな言い方ですね、ちなみにそれ以降は?」


沢原「いない」


またもや、沢原が言った途端に全員が笑った。


吉江「沢原、見栄貼るのはよしたほうがいいぜ」


上原「そーだぞ、この場にいる全員を敵に回すことになるからな」


沢原「うるせー、最近禿げてきたことを気にしてる上原」


芽野「えっ?そうなん上原、お前まだ22だろwww」


新道寺「いい育毛剤を薦めるから元気出せよ」


上原「まだ禿げてねーし」


煽る隙を見つけた瞬間に全員手のひらを返す。


煤江「そんなに見栄を貼らずにさ、早く認めちゃいなよ」


上原「るっせーよ、煤江。つーか、お前彼女いるんだからこの非リアの集まりに出席すんなよ」


煤江「いや、俺の可愛い可愛い彼女は友達と旅行中だから」


真佐「ははっ、はぶられてやーんの」


煤江「まず君は、彼女を作る所からだね( ^ω^ )」


みんな「「「「グハッッ(吐血)」」」」


お、たくさん死んだ


吉江「やめて差し上げろ煤江、彼女が出来ないから俺達は友達なんだよ」


煤江「え?俺は?」

田伏「リア充」

吉江「魔王」

沢原「裏切り者」

真佐「クソ野郎」

立野「リア充」

中山「悪魔」

新道寺「リア充の皮をかぶってる童貞」

芽野「最底辺野郎」

柳田「俺達が倒すべき存在」

煤江「おい、誰だ、俺のこと童貞だと言った奴」


ブッコロだな。


新道寺「ふっ、見栄を貼らずに自分の彼女に手を出すのが怖いチキンだと言いなよ」


煤江「それは、そっくりそのままお前に返す……あ、お前彼女いなかったわ」


新道寺「うがーーーーーー」


煽ってきた新道寺を返り討ちにしてやった。


田伏「おい、お前ら煤江に手を出すんじゃない、返り討ちにされるぞ」


煤江「心外な」


酷いことを言うな(大体あってる)。


吉江「でだよ中山、お前最近波江(なみえ)さんと仲が良いらしいな」


どうやら、俺を煽ることを諦めて中山に狙いを定めたらしい。


柳田「え、そうなんですか?中山君」


新道寺「俺達は友達だろ、あのクソ野郎(煤江)見たいに抜け駆けは、良くないぜ」


中山「お前らが彼女を作れないのが良くないんですー」


芽野「あ、言ったな。言ってはいけないことを言ったな」


中山「俺は、彼女を作って童貞を卒業するんだ!」


煤江「うわっ、凄く不純」


立野「この発言には、煤江くんもドン引きと」


真佐「いや、けど波江さんって砂賀原(すがはら)と付き合ってなかったっけ?」


ん?

んんん?

んんんんん?


田伏「あー、それ聞いたことあるな」


新道寺「ありぇりぇりぇりぇりぇ?中山君〜遊ばれてるだけじゃな〜いの」


凄くゲスな顔をしながら、新道寺が問い詰めてる。


芽野「うわっ、凄くうざい」


煤江「わかるわ〜」


新道寺「黙れ、彼女持ち」


煤江「えっ?俺の可愛い彼女がなんだって?」


立野「うわっ、こいつもうざい」


煤江「つーか、立野。お前彼女作ればええやん」


立野「俺、女無理だから」


立野はそこそこ顔が良い。


新道寺「で、中山君。どうなんだい^^」


新道寺が凄くうざい顔をしながら煽っている。


中山「うっっ」


立野「というか、中山。お前波江さんと仲がいいだけで、特に特別な関係ではないよな」


沢原「そうだよ、この眼鏡が彼女つくれるわけねーだろ」


なかなか心に刺さることを中山に言う。


柳田「確かに、勘違いしてたわ」

芽野「お前は、やっぱり友達なんだな^ - ^」

真佐「お前も、彼女が作れない仲間だもんな^ ^」

新道寺「やっぱり、一生童貞なんだな(^^)」


凄い速度で手のひらが回っている。


中山「ウギャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャ」


凄い断末魔を上げて、中山は倒れた。


上原「テテテレッテレー ナカヤマ ヲ タオシタ オレタチ ハ 100 ノ ケイケンチ ヲ テニイレタ」


煤江「死体蹴りは、やめて差し上げろ」


沢原「彼女持ちのお前が言うか?」


煤江「えっ?俺の可愛い彼女がなんだって?」


吉江「もうこいつ、すごいうざいわー」 


その時、俺のスマホにメールが届いた。LINEを開くと、彼女からのメールが来ていた。


田伏「誰からだ?」


煤江「彼女からだけど」


沢原「こいつ、埋めてこようや」


煤江「怖いこと言うなよ」


皆を、見ると視線がマジだった(立野と田伏を除き)。

俺は何も見なかったことにした。

メールの内容は、旅館での料理だったり、旅行に行った京都の様子が写真で送ってきた。


吉江「へー、なかなかいい所に観光してるじゃん」


煤江「だな、今度行ってみたいな京都」


田伏「正月明けてから行くか?」


立野「良いな、それ」 


煤江「ごめん。俺、彼女と過ごすから無理」


中山「やっぱ、埋めよーぜ。こいつ」


いつのまにか、中山が復活していた。


新道寺「あ、勘違いしていた中山君元気になった^^」

柳田「あ、勘違いしていた中山君だー」

芽野「勝手に勘違いしていた痛すぎる中山君だー」

真佐「新道寺、柳田、芽野のトライアタック!!」


中山「グハッッ(吐血)」


上原「やめて、中山のライフはもう0よ!!」


田伏「お前もやめろ」


馬鹿供が中山を再度煽り倒していると、また、メールが届いた。


吉江「今度は、何が届いたんだ?」


煤江「えっとな」


確認すると、…………………これ、見せられんやつやん。


沢原「見せろよ、煤江」


煤江「いや、待て。これは、ダメだ。お前らに見せて良いもんじゃない」


立野「何が届いたん?」


煤江「温泉に浸かっている彼女」


俺がそう言った途端に全員の視線がこっちを向いた。


立野「え?その写真どうやって撮ったん?温泉にスマホって持って入れんよな?」


煤江「そんなことはどうでもいいから、お前らには見せんぞ」


田伏「彼女の痴態を守るために必死だな」


吉江「なんでそんな写真送ってきたん?」


煤江「知らね、けど、俺と彼女の仲はとても良いからな。」


上原「なぁ、煤江。それって他の女子写ってる?」


柳田「どうなんだよ!答えるんだ!!」


チラリと確認すると……写ってなかった。


煤江「さすがに他の女子は写ってないよ」


上原「というかさ、お前の彼女と誰が一緒に旅行に行ってるんだ?」


真佐「俺も気になる〜」


煤江「そんなの聞いてどうすんだよ」


沢原「とりあえず教えろ」


煤江「えっとな、」


旅行に行く前の彼女との会話を思い出してみる。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

春崎「ねえ友(俺の名前)、今から旅行に行ってくるけど」


煤江「えっ」


春崎「えーとね。村井(むらい)ちゃんと、羽金(はがね)ちゃんと、水南すいなちゃんと、行ってくるから」


煤江「いやっ、ちょっ」


春崎「京都に行ってくるから、お土産何がいい?」


煤江「………八ツ橋で」


春崎「わかった、行ってくるね」


煤江「………」


春崎「あ、そうだ」


煤江「何か忘れ物があったのか?」


春崎「友、愛してる」


煤江「…………………………」


春崎「じゃ、行ってくるね」


煤江「………いってらっしゃい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今考えると突然言ってきたんだよな。まぁいつものことだけど。


煤江「えっとな、村井さんと、羽金さんと、水南さんだったな」


上原「へーー、なるほど」


田伏「どうした?誰か気になる人でもいるのか?」


沢原「最近禿げてきたのに?」


上原「るっせーな沢原。禿げてきてねーよ」


芽野「嘘を吐かなくても、頭皮見ればわかるんだよな〜」


真佐「朝、枕元みてたくさんの毛で絶望する人だー」


上原「黙れ、お前ら」


馬鹿供が馬鹿やっている。

すると、


吉江「なぁ、煤江。水南さんと話せる機会を作ってくれ」


吉江のその発言に皆が、正気か!?と言う目を向ける。


新道寺「お前、抜け駆けをするのか?!」


立野「抜け駆けも何も、こいつの女運が悪いだけで女運が良かったら誰かしらと付き合ってるよ」


これまで吉江と出会った女は、ギャンブル中毒、メンヘラ、ビッチ、メンヘラ、黒ギャル、アルコール中毒、メンヘラ、ゴスロリ、メンヘラ………

メンヘラと出逢いすぎじゃないか?


田伏「まぁ、確かにな。夏休みの時に托卵女子と出会ったのは凄かったな」


沢原「よくわかったな」


煤江「ほんとだよ、全く」


吉江「でだよ、煤江。どうかお願いだよ」


煤江「散々言っておいて頼めるのはすげぇと思うよ」


吉江「手のひらドリルが、俺達の特技だろ」


確かにそう言える。


吉江「お願いだよ、靴舐めるから」


立野「キモッ」


煤江「わかったよ、考えたらお前ってかなり可哀想だから機会を作ってやろう」


中山「俺にも頼む!!」


煤江「お前、生き返ったのか」


いつのまにか中山が生き返っていた。


新道寺「俺にも頼む!」

真佐「俺にも!」

柳田「俺にも!!」

芽野「俺も!」

上原「俺も頼む!!」


立野「みんな凄いな、手首で穴掘れるんじゃね?」


田伏「凄いこいつら必死だな」


沢原「見てて凄く悲しくなるな」


確かに。


柳田「なんでお前ら、余裕そうなんだよ!」


立野「いや、女に興味ないですし」


沢原「休みが明けたら合コンの約束があるから」


田伏「彼女がいないとは、いつ俺が言ったかな?」


田伏の爆弾発言に全員が目を剥く。


真佐「は?田伏。お前、非リアだよな?」

中山「俺達は友達だよな?」

芽野「田伏、お前裏切ったのか!!」


田伏「遠距離恋愛だけどな」


柳田「どこのどいつ?」


真佐「大学にいる娘?」


田伏「幼馴染」


馬鹿ども「「「「「「ギャーーーーー」」」」」」

田伏のその発言に馬鹿どもは、死んでいった。


吉江「どうして倒れたか分からんが、煤江、機会を作ってくれるのか!」


煤江「作ってやるよ、可哀想そうだし」


立野「確かにな」


沢原「田伏、彼女いたのか」


田伏「幼馴染だな。かれこれ5年目だな」


煤江「恋愛じゃあ先輩じゃないですかヤダー」


そんなこんな、いつもみたいに騒がしいやりとりをしていく内に俺達の夜は明けてくる。


今日は、12月26日。

これ小説って言っていいんかな?

新たに小説を書く糧になるので、感想お待ちしています。m(_ _)m

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