第一章 鶯・二話 皐月 森林という少年。
こんにちは。
週一ぐらいのペースで書こうと思っていたのですが、
今考えられるうちに書いておこうと思い、気づいたら五話ほどできていました。そのお陰で時間がものすごく過ぎていました。
本当に時は金なりです。
またお立ち寄りいただきありがとうございます。
楽しんでください。
東和平和安全署妖防衛軍影組織所属
321番
本名 皐月 森林
影での名は鶯、それが僕の第二の名前。
森に生まれ愛されて
そしてその力を使えし者だ。
こんな影に入るほど運が悪い。
元々僕は普通の家で生まれた。いわゆる一般人。なのになぜ僕が力を持って生まれたのか。未だに謎は解明できてないらしい。
森に愛されたおかげで、力は絶大だった。
ある日、僕が家に植えてある土に水をやると
たちまちそこらじゅうは木になってしまった。
そんな事もあり、両親は僕の力を制御できるようにと引き取られた先が影だった。
用は上手く使われているのだ。
ここはそんなに給料も悪くない。
どっからお金が出ているかは謎だが。
「レポートありがとうございました。」
レポート管理局の長谷川さんが作り笑顔で僕のレポートをお出迎え。
僕が宿舎に戻ろうと思った時、
「おいおい、お前は一日に何件仕事してんだよ。」と背後から声をかけてくるのが聞こえた。誰かはすぐわかる。
緑隊隊長の緑地さんだ。
見た目は細身だが、細マッチョだ。
緑地さんは後輩にも慕われている人気の先輩だ。
でも、絡まれるとすごく面倒だし、僕はどこが人気なのか理解できない。緑地さんの声かけに無視したのだが、緑地さんはお構いなしに僕に話しかけてくる。
「おいおいおいおい、先輩だぞ~!全く、隊長というお偉いさんには頭を下げなきゃだろうー?力の制御の仕方は俺が教えたんだぞ…」
相変わらずにこにこしながらおちょくってくる。
「僕は緑隊に属していません。なので、挨拶は不要ですし、そういう契約も一切していません。面倒なことは嫌いなのでもう行きますね。」
「おいおいおいおいおい、相変わらずだな〜お前は。預けられた時はすごく可愛い少年って感じだったのによ!無知なお前のままのほうがよかったか??ほんとに…反抗期か?全く…緑隊に入れって言ったのにお前が"緑地さんに縛られる生活なんて絶対嫌なので結構です"ってそこからお前の反抗期は始まってたんだな!ガハハハ!お前はそういうだけの---」と永遠と喋っている。用は緑地さんは僕に緑隊に入って欲しいんだろう。
まぁ、嫌だけど。
この影の舞台にはさまざまな部隊がある。
緑隊はその一部だが、影の中でも優秀で、主に植物などに愛されたものが入る。
緑の力が使えるものたちと言った方がわかりやすいだろうか。
元々森林系などの力を持っている人たちは他の力に変わって少し、いや、だいぶ"弱かった"
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんの健康を心から願っています。
では、また。