第一章 鶯・一話 妖退治
こんにちは。
こんな名前の長い作品を読もうと思っていただき光栄に思います。
自分自身こんな世界だったらなというのを
誰かに見て欲しくて描きました。
長くなるかもしれませんが、温かい目で見ていただけると光栄です。
-チリンっ-
東和という街の中の一つのビルの屋上に鈴の音が響き渡る。深い緑の色の髪に明るい緑色の瞳をし、髪色と同じ色の袴のような服を着た1人の少年が作戦実行の指示を待っていた。
ツーツー
通信はまだか。
少年がそう思った数秒後、
ツーツー
「こちら影作戦指示及び誘導本部です。321番応答願います。」
「はい。東和楽観ビル屋上にいる321番です、どうぞ。」
「321番応答確認できました。では、作戦を実行します。今回指示及び誘導を担当する楽と申します。無事にご帰還できることをお祈りいたします。では、本部で作戦を確認済みですが、もう一度念のため説明をさせていただきます。今回は…」
丁寧な確認の説明を聞き、
「以上です。それでは、作戦を開始してください。」
「了解。」
少年は、36階建てのビルの屋上から飛ぶと、ビルの窓辺を壁走りし、横のビル、横のビルと次々に移動していった。
そして、薄暗い廃ビルの中にターゲットの妖がいた。
「こいつか、被害を増やさないためにはちゃんと綺麗に片付けないとね。」
そして少年は首にかけていた紐についてある深い緑色の鈴を出し、一度鈴の音を確認する。
-チリンっ-鳴るのを確認すると少年は
フゥッと息を吐き、
また大きく肺全体を使いスゥッと息を吸い、
鈴を鳴らす。
-チリンっ-
「我は祓う。神々の使い手とされて誤って地に
降りてこられた使い手。怪しもののけとなってしまわれたが祓わせていただく。汝は妖よ。世の乱れを作り、無の者に危害を及ぼした。罪は重うものなり。」
少年は右のポケットから鈴を取り出すと、
それを一二三、と言い
鈴を-チリンっ-と鳴らし、
五六七八といって、
鈴を2回鳴らすと
「神の主よ、我に力を。」
と唱えると妖の周りに木が生えていく。
一瞬のうちに、
緑の気に包まれ妖は消えていった。
手を合わせ、「大山祇神のご加護がありますように。」と言い終わると、
少年は「よしっ、仕事完了っと。」
と言うとポンポンと人差し指で耳の通信機を触る。
ツーツー
「こちら、321番です。作戦成功しました。指示本部応答お願いします。」
「はい、お疲れ様でした。本部に戻り妖のレポートお願いします。」
カチッ。
少年は楽の言葉を聞きふぅっと一安心の息をつく。
-チリンっ-
鈴の音が薄暗い廃ビルに響く、そしてもう一度
-チリンっ-
と聞こえる頃には
二度目の鈴の音は廃ビルから遠く離れていった。
最後までありがとうございました。
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