ここから物語は始まった
あ〜暇だ。
俺は町田 累17歳華の男子高校生。
っていうのは嘘、いや嘘ではないただ俺は陰の男子高校生日曜日の午後3時誰とも遊ばず連絡も取らず1歩も外に出ていない、たまにならこういう日もいいだろうだが俺は常にこれだ。
ベッドでゴロゴロしてるとあることを思い出す。
「あ、今日発売日だったわ」
俺が唯一買っている連載ものの漫画、面倒臭いという気持ちと続きを読みたいと言う気持ちが戦っている
たっぷり1分悩んだ結果…
「買いに行くか…」
財布とスマホを持って家を出る。
幸い本屋は家から5分程度の場所
春の生ぬるい風に当てられながら本屋を目指す
ウィーン
本屋の自動ドアが開くと目の前には目的の漫画がPOPとともに積まれていた、さすが今旬の転生ものさっさと買って帰ろうと思い漫画を持ってレジに行こうとした時、あるものが目に止まった
【猿でもできる転移方法】
なんだこれ、こんなの買うやつがいるのか…?明らかに胡散臭そうな表紙に1200円と地味に高い、でも残り1冊しかない…
こんなん買うの馬鹿だろ…
でも…
猿でもできる…
どうせ暇だし…
俺はこの馬鹿げた本を手に取ってしまった。
家に帰り早速【猿でもできる転移方法】を開けてみる。
中身を見ると見開き一面に
【おめでとう!!!!!!】
という文字俺の頭は????でいっぱい、少し買ったのを後悔してる、でも返品はできないし…
次のページをめくってみる
【君は本当に転移したいのかい?】
「当たり前のこと聞くなよ、そうじゃなきゃこんなん馬鹿げた本買わない」
ページめくる
【そうかい、じゃあ今から始めるよ】
「え、どういう」
すると本から玉手箱のように煙がでてきた
「うわっ…!」
煙を手ではらいながら閉じた目を開けるとそこは
「え、」
無限に続く真っ白な世界でした。
読んでいただきありがとうございました!
楽しめていただけたら幸いです!