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プラネットリライト  作者: 真っしろサマー
5/10

5 ギルド

 冒険者ギルドの位置はすでにマップで確認済みなので、ゆっくり町を観光することにした。

 中世ヨ―ロッパ風の町並みで、人々の服装もなんとなくそこらへんの時代も物と思われます。ここは異世界だなっとますます実感してくる。

 キョロキョロしていると、すれ違った人はみんなの視線がこっちに向いてるのを分かった。

 (多分服装だろう、学生服だとこっちでは相当珍しいと思う、冒険者ギルドの後にまずこれをなんとかしないと)

 注目されるのを落ち着かないので、早足で冒険者ギルドへ向かった。


 町の殆どの建物は2階建てので、3階建ての冒険者ギルドは意外に目立つ。

 中に入ると、先よりも一気に視線を感じた。冷や汗をかきながら、受付のようなところに向かった。幸いみんなすぐに興味が失せたみたいので、ホッとした。


 「あの―」

 「はい、いらっしゃいませ。冒険者ギルドへようこそ~」

 (うわ―、すげ―美人)

 受付をしてるのはモデルみたいな顔立ちの美人さん、しかも金髪巨乳。ここは重要、重要なので、もう一度言う。金髪巨乳最高~

 っと、脱線しました。だって、人生初めての金髪巨乳に会ったんだ。ナダ―レさんも美人は美人だけど、筋肉だしね―。

 (気を取り直しとこう、怪しまれないだろうかな)

 「え―っと、登録したいので、どうすれば……」

 「はい、初めてですね?では、ギルドカ―ドの申請費用として、一人1000ゼルニになります」

 「えっ?金、要るの?」

 「え?」

 「え?」

 まさか、お金がいるとは。でも、よく考える、無理もない話しだ。組織として、管理費用もあるし。

 (どうしよう、お金持ったないって言えない。そうだ、あれだ!)

 「あの―、これらは売れます?今持っているお金だと、ちょっと足りないみたいだけど……」

ポケットにいるスライムがドロップした四本(・・)の液体が入っている瓶をカウンタ―に出した。

 「はい、もちろんいいですよ」

 よかった、助かっ……

 「って、ええええええええええええええええええええ!」

 美人受付さんがなぜか思いっきり声を上げた。何もかも台無しだ。1階ホ―ルにいる全員が「何事か」ってこっちを見た。

 「き、君。これエリクサ―だよね!あの伝説の。ていうか、君、登録もなしにダンジョンに入ったの?そして超レアと言われたレインボ―スライムに会ったの?」

 受付さんが興奮気味で一気に質問がぶつけてきた。多分原因はあの虹色液体が入っている瓶思う。

周りの人達も「エリクサ―だと」ってざわつき始めた。これはかなりやばい空気だと感じた。エリクサ―の名前は俺でも聞いたことがある。ゲ―ムだと復活薬として有名な薬だ。もし本当にそうだとしたら、これはかなりやばいもんになるだろう。

 「ちょっと、エリ―!あなたなんて事を!」

 「あっ……」

 受付さん、名前はエリ―らしい、の声で駆けつけた同僚が彼女を指摘した。そしてその彼女は自分がしたことを気づいて、顔が一気に真っ青になった。


 「えい、静まれ!」

 もはや収拾がつけないところで、2階から怒鳴り声がホ―ル全体に響いた。見ると、声の持ち主は全身筋肉の鎧でも着ているような白髪の老人だ。左目と全身に傷跡から、いかにも死線をくぐったことあるのように語った。

 「ギ、ギルドマスタ―……」

 どうやらこの老人はギルドマスタ―のようだ。雰囲気が半端じゃないのが頷ける。

 「エリ―!対応室へ来い!」

 「はい!」

 ギルドマスタ―の声に、再び顔が真っ青になって、敬礼までするエリ―さんがちょっと微笑ましい。

 「あと、笑ってないで、お前もだ」

 そして、そのギルドマスタ―が次に俺を指した。

 (えっ?俺も?)

 ぎょっとした俺に、

 「当たり前だろう、この騒ぎが誰のせいだと思う、早く来い!」

 やっぱ俺もせい?まあ、確かにそうかもしれないけど、ちょっと納得しない俺がいる。

 仕方なくエリ―に続き2階へ行く。

  俺とエリ―さんが奥の部屋に入ったを確認すると、ギルドマスタ―は再びホ―ルに振り返って、

 「分かると思うが、このことは墓まで持って行くように。もし誰かが漏らしたら、ギルド全体を敵に回したと思え!分かったか?お前ら」

 「「「「「「「「「「はいっ!」」」」」」」」」」


今回もすこし少なめで

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