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プラネットリライト  作者: 真っしろサマー
3/10

3 最初の戦闘

 よし、神様の祈りが終わった。

 「まずはスキルの確認だな―。マップ!っていいかなって、うおっ!」

 スキル名を唱えると、頭の中にマップらしきものが確認できた。

 「すごっ!なんかゲ―ムみたいだ」

 マップにこのフロア―の全貌が映された。そして、ご丁寧に上と下へ行く階段までアイコンにして表示された。

 そのほかに宝箱のアイコン、しかもすでに俺が開けたので、次回までの時間――残り179日23時間40分まで映された。

 「えっと、自分の場所はここで、この赤いと青い印は何だろう?」

 マップ全体所々に赤いと青い丸い印ようのなアイコンが表示されている。なんとなく想像はできるけど、どっちかどっちなのがを分からないので、近づかない方がいいと思う。

 何せ、身を守るものは一つもない!

 ということで、

 「脱出開始だ」。


 意外に上への階段すぐ近くて、マップ通りに歩いたら、すぐに階段を見えた。当然、モンスタ―も人も会わずに。

 そして、マップの表示だと、俺が今までいるのはダンジョンの5階フロア―なので。ダンジョンを出るには後4回を上らなきゃいけない。

 「このフロア―に宝箱はないのか?」

 マップを一通りに確認したが、宝箱のアイコンはない。どういう理屈なのか全然分からないが、スキル『マップ』を手に入れたことが本当に運が良かった。

 「もしかして、ついて俺に運が回ってきたのか?」

 でも、油断はならない。いつ運が尽きたのか分からないので、今は文字通り命かけた。


 そして、ビクビクしながらも、なんとか上への階段を目指して。終に一階フロア―まで上がってきた。

 途中に、いくつ分かったことがあった。まず一つはマップの青い点は人で、赤い点はモンスタ―だ。こっそり一番近くの印のところに覗いたので、間違いなく予想通りだ。

 そしてもう一つは、上へ行くほど、人もモンスタ―も増えてきた。5階にはいくつモンスタ―が出ないル―トはあるけれど。1階になると、もう殆どのル―トには少なくても一匹はいるみたいだ。

それはどういう意味というと、

 「戦闘は避けられないみたい」

 そう、必ずモンスタ―に会うことにあるということだ。そして、俺には武器も防具もないし、敵の強さも分からない。

 もし、モンスタ―に負けたら、それは死という意味する。想像するだけでぞっとする。

 「あっ、宝箱だ!」

 なんとかモンスタ―が少ないル―トを探していると、マップの端っこに宝箱のアイコンを見つかった、しかも開けていない。

 2階から4階まで、宝箱がまったくないので、てっきり1階もないと思った。

 まさかこんなに人がいっぱいいるのところに、誰も宝箱を開けていない?っと思いつつ、とりあえず宝箱のところへ向かってみた。


 幸い途中にモンスタ―は出会わなかった。それに近かったので、すぐに宝箱を見つかった。

 「罠……ってことはないようね?」

 だって、5階にあんなに悔しそうに欲しがる宝箱は、この1階のは誰も開けないじゃん?普通警戒するっしょ?

 「神様、お願いします。えい―」

 宝箱に入っているのは一振りの短剣だ。

 「よし、武器だ!」

 これで戦うことができる、でも怖い。平和の日本で生まれた人間、しかもどう見てもチ―トじゃないステ―タスでどう戦うんだろう?アニメや漫画じゃあるまいし。

 「とりあえず効果を見ないと」


 【装備】 モイラの短剣 レア度 9

 ランダムに1~99までダメ―ジを与えられる神の短剣。


 レア度9?多分当たり思う。でも効果はいまいちのようだ。ランダム1~99ダメ―ジって運任せってこと?この俺に?

 「神様、冗談きついって」

 100パックを引いた俺が、よりにもよって運任せなどと、もし全部ダメ―ジを1が出たらどうする、命賭けだぞ!

 泣きたい。


 ピタッ、ピタッ、ピタッ、ピタッ

 「えっ?」

 突然自分の後ろに音が出る方へ振り返ると、そこには虹色のスライムっぽい、多分スライムと思うモンスタ―が接近してきた。

 しまった、あんまり宝箱を注意を取られて、マップを確認できてなかった。

 出口はスライムが塞いだ。もう戦うしかない、でも武器はこの運任せの短剣一つ。このスライムのHPはどのぐらいあるのが分からない。ゲ―ムではスライムは一番弱いモンスタ―らしいけれど、ここはそうだと限らない。そして自分のHPをもう一度確認する……38、たったの38しかない。この数値が0になると、たぶん自分は死ぬ。

 (ダメだ、足が震えている)

 あれこれを考えているうちに、いつの間にかスライムが飛びついてきた。

 「やばっ」

 足が力が入らないせいで、短剣を前に向いた状態で、尻餅をつく、目を閉じたままで。

 何秒が足ったんだろう?その間に攻撃を受けていない。ゆっくりっと目を開けると、先ほどのスライムはどこにもいなかった。

 「倒したのか……?」

 多分倒しただろう、そして気がつくと、足元に液体を入った瓶が落ちてた。

 この瓶はドロップのようなものだと思う。ということは、あのスライムのHPは一発で倒したので、少なくとも99以下だ。これで希望が出た、少なくとも運がよければ出口まで出れるはず。

 そう、運がよければ……


すこし少ないけど、よろしくお願いします。

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