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ダークエルフ忍法帖~津軽弘前女騎士始末~迫る氷河期ぶっ飛ばせ  作者: 上梓あき
第一部 八兵衛、江戸時代に巻き込まれる。
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1、八兵衛、津軽藩のダークエルフ隠密と出会う。



ダークエルフだと名乗った男は白い肌に青い目、金色の髪と異様に長く伸びて尖った耳をしていた。

目鼻立ちはものすごくはっきりとした美形な上にすらりとした長身ということもあって北欧系にしか見えない。

よく見たら周囲を取り囲む男達も皆ダークエルフだった。ダークエルフの集団が種子島の銃口をあたしに向けている。


ひょっとして異世界トリップ? 

煙硝が燃える匂いを嗅ぎながらそんな考えが頭の中で渦巻く。


だがどうやら違ったらしい。


「こやつ、殿を狙う南部の手の者か?

 風体も異様、持ち物も異様。

 ……怪しいやつめひっ捕らえて詮議(せんぎ)してくれる」


異世界だと思った?

残念!ファンタジー江戸時代でした!


警戒するダークエルフさん達に、あたしは怪しい者ではございませんと言ってみたけど無駄でした。

さらに間の悪い事に、スマホのアラームが鳴り出したからには何らの言い訳のしようもございません。

ええ、そのまま引っ括られて唐丸篭です。

あたしを捕まえたのは津軽家隠密早道之者(はやみちのもの)(かしら)である中川小隼人様でした。

今日は藩主である津軽越中守様が豊作祈願のために岩木山麓にある百沢寺(ひゃくたくじ)(現、岩木山神社)の下居宮(おりいのみや)に参拝されるということで、

南部家の忍びである間盗役(かんとうやく)や公儀隠密の「粗相」を警戒していたところにあたしが引っ掛かったとのこと。

あたしはそのまま早道之者の隠れ家まで護送された。



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