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廃棄世界物語  作者: 猫弾正
ハンター日誌 ライオット
74/117

プロメテウス

組織名をプロメテウスに変更した

 大型オートモービルのど真ん中に直接組み込まれて唸り続けているエンジンからは、強烈な熱が発散されていた。傍らにいるヘザー・マグリーニ伍長の額には、粒のような汗が浮かんでいる。

 アルミの遮熱板なんていいものはない。さながら蒸し風呂のようだ。

 熱さに溜まらなくなったヘザーは、オートモービルのガラス窓を僅かに開くことにした。

 新鮮な空気が車内に侵入してくる。冷気に晒された肌から汗が引いていく心地よい感覚を覚えて、息苦しさから解放されたヘザーは、思わずホッと吐息を洩らした。


 東海岸の空気に特有の埃っぽい匂いが鼻をむずと刺激してくる。

 微細な砂を含んでいる東海岸の大気からは、乾燥している癖、何処か濡れたコンクリートにも似た匂いが漂っていた。海も近い筈なのに、吸い込んだ空気はどこか粘りつくようで奇妙に喉に渇きを感じさせた。

「おい、ヘズゥー!窓を閉めろ。燃費が落ちる!」

  後部座席のヘザーが気分よく風を浴びていると、前方の座席をでかい図体で塞いでいる男が奇妙に訛った大声で喚いてきた。

「折角、車内が暖まったところなんだ!燃費が落ちるだろう!」

「なら、場所を変わりな。アーポ!あんたがエンジンの傍に坐ればいい!」

 ヘザーが吐き捨てるように言うと、アーポはなにかを毒づいてから忌々しげに舌打ちした。

 助手席で地図を眺めながら二人のやり取りを聞いていたナッシュ少尉が、お手上げだとでも言いたげに天井を見上げて肩を竦めた。


 アーポの喋りは吃音が多く、耳障りで聞き取り辛かった。

 数家族だけで廃墟に暮らすような小さな共同体や、他所との接触が少ない孤立した居留地などでは、たったの数世代で言葉が変化するのも珍しい事ではない。

 なにしろ、ラジオもテレビもネットもない。

 いや、あるところにはあるのだが、文明の恩恵を受けられない土地が大陸の殆どを占めている。

 連絡が寸断された地域では、共同体ごとに、細かな約束事や独自の文化が生じるのも不思議ではない。

 レンジャーには、少なからず廃墟出身者が含まれている。

 そしてアーポも、例に漏れず廃虚出身者の一人だ。


 共通語を自在に話せないからと言って、廃墟出身者が必ずしも知性や知能で劣っているとは限らない。

 碌な機材や教材に恵まれていない廃墟で育ったはずのアーポも、レンジャーに入隊してからの教育課程で、それまでの遅れを取り返すかのようにメキメキと知識を吸収していた。

 メカニックや電子機器に関する知識や技能に高い適性を示している。

  巨体に見合わぬ締まり屋でもあり、何処からか物資を調達してくる能力に掛けては、抜群の手腕を誇っている。

 そんな所も、巨漢の古参兵が今回の遠征に駆り出された理由なのだろう。

 いまも何ごとかをぶつぶつ呟きながら、手元を忙しく動かしてガソリンの使用量と残量を計算してメモに書き込んでいた。


 今の時代。言うまでもなく、ガソリンは貴重品だった。

 文明崩壊後には、あらゆる資源とエネルギーの価値が跳ね上がったが、ガソリンは特に酷かった。

 かつては豊富な石油資源を誇った北ノエル大陸も、遠い昔。

 大崩壊直前には、浅い層にある油層はその悉くが掘り尽されていたと言っても過言ではない。

 僅かに残っているのは、高度な技術を必要とする地底深層の油田か、僻地や海底に眠る油層。

 それと、かつては採算が取れず見捨てられた小規模な油田などが僻地に点在しているのみだ。

 石油の一滴は、血の一滴。石油が高くなったのか。人命が安くなったのか。

 いずれにしても燃料がなければ、貴重なオートモービルとて高価な置物でしかない。


 吹きすさぶ風の中、唸りを上げて勢いよく疾走しているオートモービルとて、実際には酷い有様だった。エンジンは状態のいい廃車から引きはがしてレストアした【発掘品】で、ミニバスにも似た車体はレンジャー隊が鉄パイプと鉄板で一から組み上げたハイローミックスの最新鋭モデル。

 亀裂の走ったアスファルトの路上には、大崩壊の際に放棄されただろう車の残骸が点々と転がっている。

 万が一、衝突すれば。いや、ただ単にスピードを上げ過ぎるだけで車体の枠組みや車軸が歪んだり、あまつさえ外装が走行中に耐えきれず剥離する可能性すらあるので運転には慎重を要した。

 燃費もいいとは言えない。それでも巨大化した鼠やら蜥蜴と違って、暴走することも少なく(稀には在る)、疲れも知らない機械の車は、何時、牙をむくか分からない調教済みミュータントを乗りこなすよりも、ずっと有用で速かった。


 大陸東部は、内陸のかなり奥深くまで壊滅的な打撃を受けて灰燼と帰している。

 車内から彼方の地平に視線をやれば、広がるのは何処までも荒廃した不毛の大地。

 辛うじて人々を養うに足る土壌が残された土地でも、僅かに生き残った者たちは瓦礫の山に埋もれるようにして細々と生き延びている。そして襲い掛かる脅威が尽きることはない。


 無秩序な遺伝子操作の結果、生み出された獰猛な動植物。餓えによって凶暴化した野生動物の群れ。

 人類を敵視するミュータント種族。同じ人類でありながら、人々を食い物とする略奪者や盗賊の類。

 今も工場から次々と生み出される自律戦闘機械群。


 ヘザーが属している【プロメテウス】のレンジャーたちは、そうした脅威から人類を守るために活動している義勇兵の集まりだ。

 人類の発祥の地である遠き地球の古代ギリシア神話。

 天よりきたりて人類に火を与え、文明の灯火を与えた代わりに鎖に縛られた神の名が【プロメテウス】

 レンジャーの創始者たちは文明再建の希望を込めて人類に火を与えた神の名を結社に付けた。



【プロメテウス】のレンジャーたちの活動範囲はかなり広い。

 南北におよそ400キロ、東西150キロの四つの州境に跨って活動している。

 ミュータントの脅威に晒された居留地があれば防衛の為の戦力を派遣し、街道に盗賊が出没すれば町や村の買い出しキャラバンの護衛となり、変異獣が増えた土地では警戒線を構築し、危険地域のパトロールも行う。


 結成以来、半世紀以上に渡って活動してきた組織の知名度は東海岸ではかなりのものであり、複数の居留地や農場、工場を所有するような軍閥や結社と比較すれば流石に劣るものの、活動を知る人々の大半からは好意的な反応を示されている。

 人員と装備の恒常的な消耗は、常にプロメテウスを蝕み、レンジャーの指導者たちを悩ませているが、 荒廃した世界でありながら、プロメテウスの一員と身の証を立てれば、東海岸には無条件で歓迎してくれる居留地が幾つもあって、そこから安価で提供される機材や志願してくる若者たちがレンジャーを支えていた。



 が、そんなプロメテウスでさえ、ガソリンだけは安定供給から程遠く、備蓄はつねに乏しかった。

 ミュータントが巣食う油田に忍び込んで回収し、武装勢力の占拠する製油所で危険な取引を行い、ようやってかき集めた貴重なガソリンを、さらに貴重な現役エンジンにぶち込んで、少佐殿自らがヘザーとアーポ以下部下6名を引き連れて、ミュータントや盗賊が彷徨う危険な僻地へと態々やってきたのは、レンジャー組織【プロメテウス】に各地の腕利きをスカウトする為だった。



 砂塵を巻き上げて突き進むオートモービルが、道路脇にある卑猥な看板を通り過ぎる。

 バニーガール姿で笑顔を浮かべている女性の巨大看板を、隊長のグレイ少佐が真剣な表情でじっと見つめていた。

 ヘザーは眼を見開き、アーポは頬を痙攣させた。

 少なくとも、そこら辺の男のように卑猥な冗談を口にしたり、劣情を露わにしたことが一度もない。

 下手をすれば女に興味がないのではないかと思われていた鉄面皮の指揮官の意表を突いた行動に、部下たちが声もなく動揺していると、少佐殿は薄れかけた記憶を探るように眉根を寄せた。


「今の看板から6キロを進んだ右手の脇道に、小さなモーテルが在った。

 そこで湧水を補充できた筈だ」

「ああ、そう言う事ですか。了解です。少佐殿」

 運転手のケリー兵長が、速度計にちらりと視線を落とした。

「……以前はレンジャーたちを歓迎してくれたものだ。

 今も、昔の住人がいればの話だがな」

 少佐の言葉にレンジャーたちは改めて気を引き締めた。


 小さな居留地や集落が人知れず滅びることなど、ティアマットでは日常茶飯事だった。

 歓迎を期待して尋ねてみれば、疫病や飢饉、公害で元の住人が全滅していたり、ミュータントや盗賊に入れ替わって銃撃戦になったことも在る。

 住人が一見、平凡な家族と入れ替わっていて、引っ越したのかと思っていたら、実際には放浪民による乗っ取りで、前の住人は皆殺しにされて地下に埋められていたなどという事例も珍しくはない世の中だった。


 程なく、オートモービルがモーテルへと到着した。

 唸りを上げながら駐車場に停車すると、扉代わりの鉄板を上げて銃火器で武装したレンジャーたちが次々と地面に降り立った。

「少佐……人はいなさそうです!」

 真っ先に降り立ったバンダナをした栗毛の女、アビー兵長が荒れ果てた雰囲気の建物をのぞき込みながら報告する。

 建物からは人の気配が途絶えている。傍目にも、随分と昔に放棄されたように見えた。

 口元を歪めた少佐は、だが、一瞬で常の険しい鉄面皮に戻ると厳しい口調で命令を発した。

「30分休憩。その間にラジエーターに水を補給する。

 ナッシュは、俺と来い。井戸が使えるか確認する。

 アビーとクインは周辺を警戒。ケリィとマイルズは待機。【人面獣】が出る。油断するな」


 少佐の指示で、身軽で目のいいアビーが歩哨を務めることとなった。見通しのいい建物の二階にするすると昇ると其の儘、モーテルを囲む四方への見張りを開始した。

 クイン一等兵が、車体に備え付けた梯子を昇って屋根からモーテルの入り口を警戒している。


 運転席にいるケリィは運転の疲れを解すように伸びをしてから、手持無沙汰に傍らにいるマイルズに声を掛けた。

「それで……なんといったか、スカウトする連中?」

 車に寄り掛かりながら視線を周囲に走らせていたマイルズが、ポケットから煙草とメモを取り出した。

「トーレスだ。ホーランド・トーレス。マルソーで賞金稼ぎをしている」

 賞金稼ぎと聞いたケリィが鼻を鳴らした。

「……賞金稼ぎか。ろくでなしの悪党が多いが大丈夫かね。

 で、そいつ一人を目当てにこんな荒地にやってきたのか?」

「いんや。途中の街でも新兵は募るが、目当ては三人だったか」


 マイルズはよれよれの煙草を咥えながら、二人目のスカウト対象の名前を読み上げた。

「もう一人がアリシア・フェルディナンド。

 北ブハラの副保安官で、ローマンファミリーとの抗争で【鷹の目】スタンリーを撃ち殺してる」

 屋根の上で会話を耳にしていたクインが口を挟んできた。

「アリシアか。たいそうな早撃ちだと聞いてるが、望み薄だと思うぜ。

 金に五月蠅えらしいし、そもそも地元育ちな腕利きガンマンなんて、ブハラの連中が離す訳ねえ」


 肯いたマイルズが手元のメモをクシャリと畳んでポケットへ突っ込んだ。

「こいつに関しては、駄目元だって言ってたな。

 で、本命がセシリア。ファミリーネームは持ってないが、名乗る時には出身地の農場から、セシリア・マクウェインって名乗ることが多いらしいな。ソロでD級のハンターだ」

 ハンターと聞いて、屋根の見張り台にいたクインが露骨に嫌そうな顔を見せた。

「ハンターかよ。腕は立つのか?この間の新兵みたいなのは、もうご免だぜ」


「……お前だって新兵みたいなもんだろ」

 苦笑を浮かべてるマイルズに、しかしクインは食い下がった。

「かも知れねえ。だが、どうもハンターって連中は信用ならねえよ。

 この間のハンター上がりだって酷かったろ」

 それまでは黙々とエンジンを手入れしていたアーポが油に汚れた手を拭いながら、相槌をうった。

「おれもクインに同感だ。

 突撃してきたミュータントに恐慌起こした挙句、めくら撃ちしてあっという間に全弾撃ち尽くしやがった。お蔭で、貴重なチェコ軽機と200発の5.56mmを失った。

  人間なんて幾らでも生まれてくるが、発掘品の軽機関銃様はそうもいかん」


「セシリアって奴は、そんなタマじゃあないよ」ヘザーが口を挟んだ。

 マイルズが頬を撫でる。

「知ってるのか、ヘザー?」

「……知り合いってほどじゃないがね。

 昔、一度だけ、同じ仕事を引き受けたことがある」

 運転席のケリィが、再び身を乗り出した。

「聞かせろよ。興味あるぜ」


 余計な口を聞いたとでも言いたげに口を噤んだヘザーだが、ケインはしつこい。

「もしかしたら、同僚になるかも知れん奴だぜ。

 勧誘蹴られても、まかり間違えば、だ。やりあう日が来るかも知れん。

 評判の腕利きハンターがどんな奴か、知っておきたいってのは人情だろ。ヘザー」

 どうやら、レンジャーたちの好奇心を火がつけたらしい。

 渋い顔をしていたヘザーだが、渋々と言った態で口を開いた。

「5年くらい前の話だ。あたしは傭兵やってた。

 ……内陸にある町の防衛戦だった。グレコポルタって……今はもう無くなっちまったけど」


  当初は、農地を荒らす僅かなミュータントを駆除するだけの簡単な仕事の筈だった。

  集められた傭兵やハンターは、どいつもこいつも楽観視していたよ。

 割のいい仕事だって笑ってた。だが、それはとんでもない間違いだった。

 連中はこっちの何倍も数が多かったし、人間に負けないくらい頭もよかった。

 そう、信じられるか?変異獣のリーダーは人間様の言葉を喋ったほどだ。

 云っても誰も信じないけどな。


 町は完全に包囲されて、最後には逃げることも出来なくなっていた。

 凄まじい遠吠えを響かせながら、地平線より押し寄せてきた変異獣はまるで津波だった。

 それまでの襲撃で、連中はこっちの警戒の薄いところを見つけ出していたし、連日の奇襲でこっちは疲労していた。

 星の光もない真夜中だった。よく練られた奇襲と浸透で防衛線はあっという間にズタズタにされちまった。

  撃っても撃っても奴らは押し寄せてきた。戦線はあまりにも呆気なく崩壊した。


 ヘザーは普段、あまり口数が多い方ではない。古参レンジャーには、時々いる人種だ。

 滅多に昔の話を語ることはない。

 そうした人物が稀に口を開いた時は、貴重な体験談を聞けるが、誰かが疑問を呈したり、軽口を挟むと、特に何も言う事もなく沈黙して、それきり二度と話の続きは聞けなくなる。

 それを知ってるレンジャーたちは、ヘザーの昔話に誰も何も言わずに耳を傾けていた。


  逃げ遅れた子供を助けようなんて義侠心を発揮したり、勇敢な奴から死んでいった。腹を引き裂かれて、手足を食い千切られて、喉元を食い破られて。

  地面は血と臓物で真っ赤に染まっていた。本当に地面を真っ赤に染める程の血が溢れていた。

 変異獣と人間だったものがいたるところに転がっていた。

  雇われた傭兵やハンターも、あの数を前にしたら無防備な一般人と何も変わらなかった。

  銃を撃つのも忘れて逃げ惑うだけだ。百戦錬磨の傭兵がまるで初めてミュータントに襲われた子供みたいに泣き叫んでいた。ほんの数人だけが平静を保っていた。


 ヘザーが黙り込んだ。喉が渇いたのか、ため息を漏らした彼女の前に、そっと水筒が差し出された。

 水筒を差し出したケリィが重々しい口調で呟いた。

「……グレコポルタの話は、俺も聞いたことがある。

 頭のいい人間みたいな顔をしたビーストの話を」

 瞳には畏怖の色が浮かんでいた。

「……化け物の頭を仕留めたのは、【コールドブラッド】パーシバルだと聞いた。

 お前はあそこにいたのか」

 口を湿らせたヘザーは、ゆっくりと肯いた。


 そう、怪物の親玉の位置を見つけ出し、浄水場に乗り込んで仕留めたのはパーシバルだ。

 だが、その前に、何百匹という変異獣に町が呑み込まれていく中、たった一人。塔に立て籠もって化け物を引き付け、三日も持ち応えた女がいたのさ。

  奴は、浄水場の入り口に立て籠もって押し寄せる怪物どもを撃ち殺し続けた


  奴が、パーシバルに付き合って町に戻ると言い出した時は、バカだと思った。

 ライフル一丁でなにが出来る筈もない。死んだと思った。格好をつけたが為に、すぐに死ぬと思った。

 だが、ライフルの銃声は止まらなかった。何日もの間、鳴り響き続けた。

  銃声は三日目に止まった。弾が尽きたからでも、死んだからでもない。

 それ以上、殺すべき相手がいなくなったからだ。


 ヘザーの表情からすうっと感情の色が消え失せた。口元だけが激情に耐えかねたかのように激しく歪み、歯を食い縛っている。見るものをゾッとするような異様な表情に、質問した周囲のレンジャーたちが息を呑んだ。


 今も、ヘザーの脳裏に焼き付いている。

 浄水施設前の広場を埋め尽くした桃色の四足獣の夥しい数の死骸、鮮血のように紅い夕焼けが辺りを照らしていた。

 積みあがった化け物の骸の山に寄り掛かり、ただ一丁のライフルを抱きながら空を見上げて、金髪まで血塗れになりながら嬉しそうに旋律を奏でる美しい少女。


「あれは筋金入りだ。殺しても死なない。死ぬところなんて想像もつかないね。

 腕は立つさ。それは認める。だが……上の連中がどう考えていようが、奴はレンジャーには向いてない」

 殺戮と危険を楽しむ殺戮人形は、レンジャーには必要ない。ヘザーはそう考えている。



2016/11/15 73話 74話

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