通行禁止
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:通行禁止
ある日の仕事帰り。
いつものように帰り道を歩いていると、
「あれ?…あそうなんだ」
歩道橋横の道が通行禁止に。
いつもそこを通って帰るのだが、
通行禁止になっていたので
その横にある歩道橋を渡り、
向こうの道から少し大回りして
帰らねばならないことになってしまった。
「う〜めんどくさいなぁ」
なんて思いながら仕方なく、
とりあえず歩道橋の階段を上って行くと、
前に1人女の人が歩いている。
この人も多分私と同じように
歩道橋横の道を歩こうとして
通行禁止だったので、
歩道橋から向こうに渡ろうと
してるんだろうなぁ…
なんて思いながらその人についていく形で
歩いて行くと…
「えっ?!な、なにこれ?」
歩道橋の途中から向こうの道が無い。
「……は…はあ?」
となったが、前を歩いてる女の人はそのまま
道の無い歩道橋を向こうに渡ってゆく。
「ど、どうやって歩いてるの…」
ちゃんと見ると…いやどう見てもその人は
空中を歩いてるようにしか見えない。
「ちょ…ちょっと待ってよ…!」
急いで引き返そうとした時、
すでに後ろから
何人もの男女がついて来ており、
全く気付かなかった私は急いで
その男女をかき分けようとしたのだが…
男女「…行こうよ、向こうに行こうよ…」
男女「早く…早く歩いてよ…」
と私を前へ前へと押しやろうとして来る。
「や…やめて!やめてよぉ!!」
そこで私は本当に恐怖して
何とかこの人混みを抜け、
元の日常へ戻ろうとした。
でも力が強く、なかなか戻れなかった私は、
どうしようもなくなり
歩道橋の上から身投げする形に…
「キャアァア…!!」
雷鳴のように空耳のような
ものすごい声が
私の周りで響いたかと思えば…
プアーン!…
「……え?…あたし…」
私は歩道橋の前に立って居る。
「……確か、あそこから私、落ちて…」
そう思って歩道橋を見上げたが
さっきまでの壮絶なものは何も無い。
ふと後ろを振り返ると、
「……あれ…?」
さっきまで居た警備員が居ない。
確かにさっきまで、
赤く灯った誘導棒を振って
そこに居たのに。
これは数日前の事だったが、
もしあのまま行ってたら…
それにあの道は…あの警備員は…
私の後ろから知らずうちに
ついて来ていたあの多勢の男女は…
一体何だったの?
日常でも、知らずうちに変な世界に
紛れ込むことって確かにあるんだ…
とその時思った。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=cHKPJAgvScw
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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