少年とクマと戦闘
気付いたら、少年たちの前に立っていた。
腰に刺していた刀を抜いた途端、何故か刀が手に良く馴染んだ。
「き…キミは!?一体…それにそんな剣じゃ無理だよ!」
「本当はあのクマから逃げてたんだけどな、それで巻き込んじまったみたいだ。それに壊れかけの刀だろうと、やるっきゃないだろ、諦めるなんてお断りだ!」
そう、あの時のように諦めるわけには行かないんだ…!
…あの時っていつだっけ。まあ良いか
「シッ」
切り上げ一撃でクマの体に傷をつける。そして返しの刀でクマの首を切る…
「…錆びてるから切れねえじゃねえかああああああ!!!」
拍子抜けしたのか、この場にいた全ての生き物がフリーズしたが、そんな中ボクはスタスタと荷車まで二人を引っ張ってキメ顔で言った。
「ボクの座右の銘の一つは【逃げて逃げて逃げまくる】ね?」
「「ね?じゃねえよおおおおおおおおお!というか諦めないとか何とか言ってたじゃん!」」
「違うんだ!これは戦略的撤退って奴で…」
ボクたちは荷車を弾きながら走る。
すると目の前に崖が見えた。
「そっかあ、崖か。短かったけど楽しい人生だった…」
「「諦めないで!?縁起でもないから!?」」
「『車は急には止まれない!』ってやつ?」
「「止まれなかったら困るんだよ」」
みたいな会話をしつつ、前門の崖、後門のクマ
…一か八かの賭けに出ますか!
「しっかり荷車の持ち手を握ってぇ、舌噛まないでよっ!」
「「え!?」」
そう言うとボク達は崖へ向かい全力で走り…!
ということで二話ですすすすすすす!
文章が短いって?
毎日投稿するならこんくらいじゃないと死ぬかなって(そもそも投稿期限を守れるのか?)