儀式と神社とウサギさん
神社の中は桜の木で一杯だった。因みにこの国の気候は年中春だということで桜が枯れることはない。だから祭月桜のあるスリジエという街はこの国の要のような場所だ。首都ではないけれどもね。
綺麗な石畳や、本殿。作法に則り、手を洗い口を濯ぐ。
「神社の道の真ん中はね、神様が通る道なんだよ!だから通っちゃいけないんだよ!」
とはヒナさんの言葉だ。
ニ礼二拍手、お賽銭を投げ入れて各々が思い思いのお願い事を言った後、神社の本殿で手続きを済ませ、待合室で待機していた。
「すっごいなこの神社!綺麗だな!」
とボクが言うと。
「もちろん!」
「そうだよねえ」
「当たり前じゃない」
とみんなは言っていた。やはり地元愛が強い。
そうこうして話しているうちに、呼び出されたので、呼ばれた場所へと向かった。
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「ほう、お主か」
「あっ、はい、そうです、ボクです」
「ワシはこの神社の神主の桜木。ほっほっほ。それでは取り掛かるとするかのう」
呼び出されたのは神社の本殿である。重要な儀式は全てそこで執り行うしきたりらしい。
どことなく神聖な雰囲気が立ち込める本殿の中で、名付けの儀式は始まった。
というわけで遂に次回は名付けです
一体何になるでしょうか!?
次回、ウサギさん、ラパンになる
お楽しみn((殴