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第三十六話 『三十六』
暑い夏が長く続いていた。寒い冬が長く続いていた。だけど、太陽はそれよりも遥かずっと長く続いていた。いつまでも僕たちを照らし続けていた。どこまでも照らし続けていた。悪意を世界にばら撒いていた。僕はその悪意に飲み込まれてしまった。
自室から空を見上げる。銀色の空でもない。青い空でもない。紅い空でもない。黒い空でもない。何色にも属さない空。僕は土を照らしている太陽の光を睨む。今日も世界を照らしている。ああ、この太陽も憎い。この空も。全てが。
暑い夏が長く続いていた。寒い冬が長く続いていた。だけど、太陽はそれよりも遥かずっと長く続いていた。いつまでも僕たちを照らし続けていた。どこまでも照らし続けていた。悪意を世界にばら撒いていた。僕はその悪意に飲み込まれてしまった。
自室から空を見上げる。銀色の空でもない。青い空でもない。紅い空でもない。黒い空でもない。何色にも属さない空。僕は土を照らしている太陽の光を睨む。今日も世界を照らしている。ああ、この太陽も憎い。この空も。全てが。