カニカマ食べたい。
私は天井を仰ぐ
古い木造の一軒家で
今にも崩れそうな
脆い天井を見ている
私は知っているんだ
ずっとここにはいられないって
いつか朽ちて消えてしまう
運命を背負っているのは
何もこの家だけじゃない
私だってそうなんだ
大きな欠伸をして
それでも筆を進めて
目をこすって
キーボードを叩いて
私という存在を
今ここに表してるんだ
ならばあえて言おう
カニカマが食べたいと
あの紅くて
柔らかくて
繊維質なのに
しっかり味が染みてて
そのままかぶりついても
一本一本分けていっても
サラダに入れても
おいしいあなたは
ああ、
愛しきカニカマ
食べたい
今年はカニカマれないようにしないと
寒いギャグに冬が焦る
まだ夏よ
北風よ吹くな
悲しみの中に私が居るとき
あなたがきっと私を導いていく
あなたの声に私が気付く
そっと優しい歌が耳に触れる
カニカマを愛でて
どうして人とあなたは
結ばれてはならないのか
世界に問いたいんだ
どうしてカニなんですか!
カニカマじゃないとダメなんですよ!!
私が好きなのは
カニみたいなカニカマじゃないんですよ!!
カニカマなんですよ
スーパーで売ってる普通の
カニカマなんですよ!!
何で桐箱に入れて
カニみたいにするんですか!
カニじゃないんですよ!
どこまで行っても
それって模倣じゃないですか!
カニカマはそんなの目指してないの!
私が好きなのは
スーパーで売ってる
いたって普通の
カニカマなんですよ!
って、ねぇ!
聞いてますか!?
あ、いや
ごめんなさい
お付き合いいただいて
ありがとうございます
私そんなに
カニカマ好きじゃなかったです
でも
無性に
食べたいって
思ったんです
だから
カニカマって
ずっと書いて
ホントの自分を
隠してました
私はそんなに
カニカマなんて好きじゃない!
カニカマなんて食べたくもない!
見たくもない!
馬鹿!
カニカマのバカ!
何だか
私が
馬鹿にされてる
みたい
カニカマバカ
それって私?
気付いてしまった真実に
私は顎が外れそうになる
外れました
そうか私って
カニカマバカ
だったんだ
妙に納得して
冷蔵庫の前に立って
真空チルドをガサガサして
カニカマのパック手に取って
ビリっと袋を破って
グッと拳で握って
ゆっくり口に運んで
パクリと一口
あ
やっぱりおいしいや
それより
なに書いてんだろ?
こんばんは。
筆をおく時 とこねと申します。
止めるとは言っておりません。
ただ、この更新速度は、無茶だって思いました。
今日までなんだかんだ十二時に投稿してきましたが、それもストックがあっての事で。
ちょうど在庫切れになったので、新入荷して、店頭に並ぶ日が来るまで、
商品が揃うまで、しばしお待ちください。
また、詩を思いついたら、ひょっこり現れるかもしれません。
明日にでも詩を思いついたら、今日書いた後書きが無駄になるかもしれません。
マイペースに投稿します。
って、思ったんですが、元々、毎日投稿って言ってましたっけ?
あれ、忘れちゃいました。
こんな感じで、自分の言ったことすら責任のとれない時 とこねですが、
こんなのでよろしければ、今後ともよろしくお願い致します!
ではでは。