黒札(ブラックマテリアル)
【黒札】
(水素吸着固定化素材によるカードサイズの水素輸送システム)
来るべき水素社会、黒札はそのすべてを変えてしまった。
それは、動力を、システムを、力を、夢を、愛を、人々の願いを、可能にしてしまった。
だが人類は、まだ黒札を知らない。
Are you ready?
『あああああああああ――――――』
大地をたたき、ただ泣きわめく。
怒り、悲しみ、すべての理不尽さに。
変わり果てた故郷の大地をこぶしでたたきながら
『かえてやる。すべてをかえてやる』
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たばこや(今では別のものを販売しているステーションになっている)
の店先でよれよれの白衣をはおった男性が店員の老b…
(あ、ごめんなさい。お姉さんです)
妙齢の女性に懇願している。
『なーー、ば(ガィィィン)おねえさん。
頼むからもう1Gℓ買い取ってくれよー。
給料前でカツカツなんだよ。電気とめられたら実験ねえんだよ。
なーb、ねえさんと、俺の仲じゃねえか、
世の中は持ちつ持たれつWIN❙WINの関係で行こうぜ』
『あんた、ついこないだ買い取って億単位の金取引したばっかじゃないか。
黒札の開発販売で大儲けしてるはずなのにいったい何に使ったんだい。
黒札させば無限に走れる自走式タイヤ使った車やバイクも大人気じゃないか。』
『そんな確立した(おわった)技術はもういいの。
新しい楽しいことはじめんだよ。おれは。
ちゃんと質のいい水素おろすから買い取ってくれよー』
『電気代とめられるどころか、日本中100年分まかなえる
エネルギー扱っといて何言ってんだい。まったく。
その新しい楽しいことってのも詳しく聞きたい気もするが…
まあ取引したけりゃロボットなんかよこさず本人が来な!本人が!!』
ガィィィィン
『ちょ!俺の分身!!』
(ドローンと筒状のスクリーン、プロジェクターを組み合わせたシステム。
10㎏迄の荷物が運べるよう試験中)
『強盗撃退用のロボットアームで殴るのやめてくれー。
繊細なんや。地味に高いんやーこわさないでー』
『ふん。まあいい。黒札よこしな。計量はこっちの機械つかうからね。
誤魔化そうたってそうはいかないからね。』
『やだなー。最初の実験の時から水素ステーション1号店になっていただいて、
今では全国のタバコ屋を水素ステーションに変えて、
総元締めになったオトキサンニ、サカラウワケナイジャナイデスカー』
『棒読みの説明はおよし。
あと頼んどいた防爆煙突早くもっとちっこいの開発しとくれよ。
あんなでっかい煙突つけてちゃあ、重くて店の建物かたむいちゃうよ。まったく。』
『え?』建物の上を見ににいく分身ドローン。
『またえらくでかい煙突つけたなあ。いったいどんだけの量扱ってんだよ。
街が吹っ飛ぶぞ街が』
『まあ、100万年使って隣の星雲にロケット片道飛ばせるくらいなものさね。
さあ、確かに受け取ったよ。金はどこに振り込めばいいんだい?』
(後々、変動する各国の通貨に変わり黒札を利用した水素通貨制が主流になっていくのだが、それはまだ大分先の話)
『現金でくれ』
『あーのーなーー億を超える現金取引をロボットにさせるんじゃない。ロボットに。』
『本人ならいいんだな』にゅっと手が差し出されるが、パチンとたたかれてしまう。
『あんた一体いつからそこにいたんだい』
『いつからって、最初っからあの角で、分身操縦してましたw』
『まったくこれだから、マッドサイエンティストは手に負えない。おらよ、確認しな。』
『ヒャッハー――。これで、買えるぜー.あの街は俺のもんだー』
(ごごごごごごごひゅばあー――)
『まったく調子がいいねえ。落とすんじゃないよーーって、
こらー街中で水素ジェット使うな、近いのに飛んで帰るなー』
黒札。それがすべての始まり。
次は桃札かなーw(大嘘付き)




