表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もしかしたらお兄様はペリーローダンなのか

作者:

残念ながらペリーローダンシリーズは100巻を超えて読んではいないだろうと思う。

家になかったと言うのが最大の理由だ。(同様にグインサーガも1/3ほどしか読んでいない)

逆に筒井康隆全集とオマケ?のヤスタカンバッヂ(なぜかいっぱいある。家族曰く「ツツイセンセカッコイー新潮社太っ腹!」)はあったので読んだ。

残念ながらツツイストにはならなかったが。


ということで「えすえふもの」である家族のいる家で生まれ、適当なつまり不真面目なえすえふものとして育ったのだが、当然ながら自己購入した訳でもないライトノベルがたくさんある。(自己購入した物ももちろんたくさんある。残念ながら氷室冴子のように本屋にツケまではできなかった。ということからもわかるように文壇雀である)

 ライトノベル(ラノベ)は大昔19世紀初め頃よりバブル直前あたりまでジュブナイルと称し、青少年向けの小説を指すらしい。現在主な購入年齢は20代後半~30代半ばであるようだが昔より大幅に一冊の値段が高い(昭和50年のエスパイ400P↑@小松左京はなんと¥300税無)事を考えると経済力と抑圧のバランスの問題なのだろうか。


つまりお兄さま小説が家にあった。読んだ。(1~5巻、7~12巻、16巻。なぜ飛び飛び)


ペリーローダンシリーズは終戦20年後位から今現在も続くドイツで出版されるドイツ人?在住?作家による壮大なリレー小説(みんな聞いて!途中でとめちゃう人いないんだよ!gkbr! )で、主人公ペリーローダンはだいたいカーク船長だ。

お国柄が違うのであれほど血気盛んな脳筋(アメリカの青春時代でしょうなあ)ではないが。

そのペリーローダンが強い。無双である。不死身になったり超能力を身につけたり無敵ングとしてどんどん冒険してどんどん出世(と言っていいのか)する。周りもそれなりに強いが群を抜いている。(噂に拠ればアイスランドで植物の種を守るお仕事についたらしい。多様性の保全に関してはもう安心だ)

コネチカット州( In Hertford, Hereford, and Hampshire, hurricanes hardly ever happen. ) マンチェスター生まれ(言うなればグンマー)のアメリカ人だがドイツ出身なので、硬派である。まるで(作者の)若い頃の緑の髪のエスパーのようだ。(ちなみに既刊全巻ある)


同様に、お兄さま無双ばかりが目立つ妹小説はその様式美がしばしば揶揄されるが、作者の年齢を考えると単純な俺tueee妄想でオナれる訳ないじゃんと気づく。

してたら馬鹿だしまんま公開してるとしたらど変態である。(他意はない)

しかも作者はえすえふものだ。ひねくれに関して一筋縄であるはずがない。つまり一周回ってる。(当欄記述者除)

そしてわざわざペリーローダンについて自己紹介で言及する意味。

カッコつけに全力投球する吸血鬼と楽しいヒダリーや範馬刃牙に変身する美少年と共にペリーローダンだ。

ぁゃιぃ。


ペリーローダン=お兄さまだとすると改造設定で情動担当として分割された、主人公の半分であるのだろう妹ちゃんは置いといて、あの無双や冷静沈着さ、お取り巻きの崇拝も納得できる。だってのちの統一皇帝だもん。カリスマがなくっちゃね!

とすると、お兄さまはこれから更なる艱難辛苦を乗り越えて四葉の頂点ひいては十師族の頂点に立たなければならない訳になるがそこのところどうなるんだろう。

なろうでは完結してたのだろうか。韻。

お兄さまは脳みそいじってるから葛藤は少なそうだが、お兄さまの半分として設定されているアニマ妹は無駄に思い悩みそうだし、それは妹が世界の半分であるお兄さまの嫌うところだろう。

半分と半分であれば世の末まで凭れ合い依存し合って生きるしかないが、それではラノベというよりホラー小説だ。魔法と学校どこ行った。


互いに補完し合いながら足りないものを獲得し、欠けた子供が一人前になるのだとしたら、結合双生児のようにいつか互いが互いを切り捨てなければならない。もしくはどちらかがどちらかを。


つまり、お兄さま小説は世間で言われているような粘液まみれのリビドー小説ではなく、やはりライトノベル/ジュブナイルの名に恥じない成長と訣別と自立の物語なのかもしれない。


追記


ヤスタカンバッヂについては筒井康隆全集のオマケ(毎月刊行の一冊毎についてくる三角マークを全部集めるともれなくイッコ貰える!)だったらしい。

送付するときに、“付けて見せびらかして歩きたいけどカンバッヂだから錆びたり凹んだりしちゃうじゃんね? 全集買えなかった友達も欲しいって言ってるしもしもらえたらちょっとたくさん欲しいなーなんてアハ図々しいお願い聞いてくれるかなァパチパチ(上目遣い瞬き)“的な文章を送ったらいっぱいくれた。新潮社ダイスキちゅっちゅ。とのことでした。

新潮社チョロ過ぎないかw

景品法的にも時効だからまあいっか!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ふむふむ [気になる点] ペリーローダンを知らないから感想が無いの? [一言] ペリーローダン・・・今でも続いてるのかあ。 瞬間切り替えスイッチ、アルコン帝国、トプシダー帝国。 ドルーフ・…
2018/11/20 09:43 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ