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ブエナビスタ冒険譚  作者: 須磨恵一
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プロローグ

プロローグ 陸を征く者、空を征く者、星を征く者、宙を征く者


人類が地球を飛び出し幾千年、そして太陽系を飛び出し地球とよく似た惑星に分散定住して幾百年、気づけばその惑星間の交流を進んで数十年―異種族との混血化や社会形成もひと段落ついたころ、惑星の代表者を集めた星系評議会から、惑星の一切の自治を認める声明が発表され、現地の住民の手に政治的な自由が与えられた。

やがて自治惑星の住民たちは、自らの手で新たな惑星の発見や開拓を行うようになり、時には惑星間で共同体を敷き、急速に開拓と移住を進めることもあった。

のちに、「ギルド」と呼ばれる職業集団を形成する者たちも多く移住者に含まれることになり、多くは各々の得意とする分野で名を馳せる人物を立て、その看板を掲げた。

その中の一人、トム・アーチマンは自らの手でギルド「ブエナビスタ」を立ち上げた。旅行・冒険何でもお任せという看板を掲げ、友人で会ったスタウト・エルマドーレと二人で旗揚げしたブエナビスタは、一人の老婆を十キロ先の病院まで搬送する仕事から始まり、トムの息子、ファビアン・アーチマンへ代変わりするころには陸・海・空にわたって人を運び、旅のサポートをする旅行・輸送において最大手のギルドへと成長していった。

そのファビアンにギルドマスターとしての脂がのりかかったころ、彼の息子であるライアン・アーチマンがブエナビスタへ加わった。それも、ただ加わったのではなく、彼が首席で卒業した学校の仲間を引き連れて、である。

するとファビアンは、ライアンとその仲間に最初の任務を与えた。彼らの住む惑星イズランの唯一の未到達地、絶海の孤島があるといわれて久しいブルー・ラグーンと呼ばれるエリアの調査を命じた。

この物語は、その命を受けたライアンが、彼の仲間のところに戻った時から始まる、親子三代にわたる果敢な冒険譚である。

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