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ギルド員の貞操を守るのもギルドマスターのお仕事です

イバラーク(32)

農業ギルドのギルドマスター。

赤みがかった短い髪で身長が高くガタイも良いので農業ギルドより戦士ギルドのギルドマスターのほうがしっくりくる。

農業以外は何でも器用にこなす。


アキータ(17)

紫がかった長い黒髪で髪色と同じ色の目は大きい。怜悧な美貌の持ち主。

天才薬士として有名。

地獄の底からやってきたイバラークの天敵。


エヒム(10)

肩口まで伸ばした金髪に青い目。美少女と見まごうばかりの美少年。

農家の次男坊で年齢に似つかわしくない知性と農業スキルを持つ。


アモリン(24)

桃色の髪を後ろで髪留めを使ってまとめている。

占い師。

エロいお姉さん。もはや変態。


シニオレ(約800)

旅の途中のドラゴン。

休憩と称してエヒムの土地でごろごろしている。

博識。

 今日はホッカイのところへ視察に行く予定だったのだが、まずはエヒムのところに寄ってからにした。


 今日も良い天気で池のほとりではドラゴンのシニオレが日向ぼっこしている。


 いつになったら旅立つ気なのだろうか。


 エヒムの家のドアをノックしてから声をかける。


「エヒムっち、大丈夫か!?」


 少しの間があってドアが開く。


「おはようございます。いきなりなんですか?」


 怪訝そうな顔でエヒムが出てきた。


 相変わらず美少女のような見た目だ。


「アモリンのところに農業指導に行ってるんだろ? 変な事されてないか? 体さわられてないか?」


 イバラークは矢継ぎ早に質問攻めにする。


 その剣幕にエヒムは面食らったようだが、素直に答えてくれた。


「はい? 変な事? 別にさわられてないですけど」


「パンツ見せてとか言われなかったか?」


「言われましたよ? なんで見たがったんですかね。農業に適した下着があると思ったんでしょうか」


 まだ純粋な子どもにはわからない世界の話だ。


 そのままのエヒムでいて欲しいが。


「見せたのか!?」


「あ、いえ、その時ちょうどアキータさんが来たのでうやむやになりましたけど」


「よし、たまには役に立つじゃないかアキータ」


 イバラークは胸をなでおろす。


「アモリンさんがそのあと急に痙攣し始めて大変だったんですよ」


「気にする必要ないからな」


「いや、痙攣しだしたらまずいじゃないですか!?」


 本当純粋だなぁ。


 泣けてくる。


 大人って奴はどこで汚れっちまったんだろう。


 エヒムは医者を呼びにいこうとしたが、アキータに止められたらしい。


 アキータが言うには一晩安静にしていれば痙攣がおさまる、と。


「さすがアキータさんですよね。元薬士だけあって、医療の知識もあるなんて」


 おうふ、純粋さがまぶしい。


 イバラークとしては、その後アモリンが埋められていない事を祈るばかりである。


 そもそも、痙攣がおさまるって死んで痙攣が止まるって意味なんじゃないかとイバラークは疑ってしまう。


「で、イバラークさんはそんな事を聞きにきたんですか?」


「あ、いや、一応はホッカイの様子を見に来たんだが、その前にお前の安否を確認しようと思ってな・・・・・・」


「僕はいたって元気ですが・・・・・・」


「?」


 安否の意味は食い違っているが、それはいいとしてエヒムの反応が悪い。


 元気だと言うのにそんな微妙な表情。


 どうしたというのか。


「あの、ホッカイさんの作物なんですが・・・・・・」


「おう」


「あ~、いえ、僕も一緒に行くので、見てもらったほうが早いです」


「お、おう」


 何だというのだろう。


 イバラークはわけがわからない。

今日も読んでくださってありがとうございます。

 

ここんところ、変態にギルドがかき回されているようで、作者としても収拾のつけられない状態になっています。

どうしよう・・・・・・

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