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召喚士はロリをうむ  作者: 狸 一郎
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21話 希望の都

第二章スタートです!

 「こ、これが王都か!?」


 そんな言葉しか出なかった。

 俺達は橋を渡ったあと3時間歩いてやっと王都の入り口につくことができた。

 城の高さは、もとの世界のビルと同じくらいだろうか。多分10階分くらいの高さはある。今まで2つの村を見てきたがレベルが違う。


 街を歩く人は高そうな服に身を包んでいる。

 チラホラと鎧や武器を装備している人を見かける。あれは冒険者なんだろう。ていうことはギルドなんかもあるのかな? 時間があったら覗いてみよう。


 「オイボウ! 止まってんじゃねーよ。行くぞ」

 「あーすまん。だが、こんなに栄えてるとは思わなくてかなり驚いている」

 「まー、この世界ではかなり大きい方ですね。多分、西の大陸では1番の大きさだと思いますよ」


 コールから道中でこの世界のことを少し聞いていた。

 この世界には東西南北に大陸が別れていて、それぞれに王都があるらしい。この大陸は西の大陸らしい。

 どういう基準で東西南北を決めてるのかというと、この世界の地形を作ったという、始まりの火山という山を基準にしているらしい。


 「じゃあここらへんでは1番栄えているってことだよな」

 「多分そうだと思います。冒険者も多いですし、商業面でもかなり賑わっていますからね。だけど、工業面で考えると隣町バルトガンドラのほうが栄えていますよ。ちなみに王都の名前はアルデガンドラです」

 「それはぜひとも行ってみたいものだな」


 工業か。この世界においては機械というより魔法というイメージだから、魔道具生産ってどこだろう。あと、鍛冶職なんかもバルトガンドラの方が栄えているらしい。


 「でもひとまずはお嬢様との謁見ですよ」

 「そうだったな。というか、俺とノゾミはそのお姫様とやらと謁見できるのか? 別に呼ばれているわけではないのに」

 「それは大丈夫です。幹部レベルの私達がいたら検査無しで会うことは許されますから」


 なんと、そこまでこの二人はすごいのか。確かに強さでいうとそのレベルだろうが、多分采配とか家名とかも必要なんだろうけど。


 この街の中心にある城へと向かっていた途中、何か周りからすごい見られる。

 なんかすごい気になっているけど話しかけられないからよそよそしいみたいな感じだ。


 「なぁ、なんでこんな不自然に見られてんだよ。普通騎士様のご帰還だったら歓迎されるもんじゃねーのか?」

 「それはですねー」


 コールは目線をある人物に向ける。

 それは前にいたコウを肩車していたザイだった。

 なんかやばいことやってそうだとは思ったが真逆、民衆に引かれることをしていたとは……


 「おいザイ! お前なにしたんだよ!」

 「はっ!? 別に何もした覚えわねーよ!」


 と大きな声を出して反抗すると、周りの視線がまた痛くなっていく。

 絶対に何かやってるよこれ。

 俺はコールに近づき小声で聞いてみる。


 「なぁ、ザイは何したんだよ」

 「ザイさんはですね、一度村が襲われたときにすごい実績を収めてこの街に貢献したんですよ。その魔物を倒し終わったあとすぐに街から出ようとした男の子がいてその子をかなり叱ったんですよ。それは当然な事なんですが、ちょっと起こりすぎてしまってそこまでしなくてもってなったんです」


 確かにそーいうところあるよなアイツ。

 ちゃんと一人では行かず、「ついてこい」とか「早く来い」とか言ってくれて意外と周りを見てて優しいところもある。だからこそ、そういう怒り方をしてしまったんだろう。

 よく街の人の声を聞いてみた。


 「あのザイ様が子供を肩車して歩いてるわよ」

 「どーいうことだ? 子供嫌いって噂だったのに」


 なんだよこれ。別に嫌われているわけではなく、ただ、ザイのことを勘違いされていただけだった。

 なんか、もっとこう、『町人たちのことを考えずに〇〇した」とかかと思ってたんだが。

 だが、そんなことなくて良かったがな。


 「もしかして、騎士たちってすごい街の人から慕われてるのか?」


 俺のそんな質問に周りにいた兵隊たちがコールの代わりに答える。


 「当たり前じゃないか! コールさんとザイさんはこの国の英雄ですよ! この世界では最強と言われているドラゴン族を狩ったんですから!」


 おいおい、あのドラゴンを殺ったのかよ。見た感じあんな無理だぞ。

 多分コールに俺に勝てたのは本当の本当にまぐれだったんだろうな。次やったら瞬殺されるだろう。ザイにいたっては相手がノゾミだったから、負けという結果だったが、ノゾミも苦戦したということからかなりの実力者なんだろう。

 これが騎士レベルということなのか。

 俺は気になった点があったので、さっきの兵隊に聞いてみる。


 「それを狩ったのってこの二人だけでか?」

 「いや、この王都には5人の騎士がいて、その五人だけで倒したんだ。本当に憧れるよ」


 そんな兵隊の言葉にゴールは照れているようだ。その仕草からして、本当のことなんだろう。


 「お前やっぱ強いんだな」

 「いや、まだまだですよ。多分ボウさんが経験を積めばすぐに倒せると思いますよ」


 おい! 経験って多分積むのに何年か掛かるぞ。

 だが、そのくらい努力しないといけない。なぜならノゾミやフェルを守れるようにならないと行けないからな。


 俺達はその兵士の騎士たちの武勇伝を聞きながら城へと向かっていった。

 城まではあともう少しだ。

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