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デスゲームからの異世界へ(仮)  作者: ていてい
序章 デスゲームからの異世界へ
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第五話 崩壊


「魔王の側面を突け!!」


俺達が魔王に近づいくのを見たソレイユは指示を出し、俺達は魔王の横に走る。魔王はそれをさせまいと、俺に向けて巨大な拳を振るう。魔王のスキルが発動し、魔王の拳は青く光りながら、更に威力を上げ、加速する。


「おらぁぁっ!!」


そこにシルが俺と魔王の間に入り込み、《スキル:ディフェンスシールド》を発動させ、盾で拳を防ぐ。


「うぉ!?」


盾と魔王の拳がぶつかり合い、ドンッ!と鈍い金属音が鳴り響く。シルは奥に押し返そうとするが、力が拮抗しているのか、なかなか動かない。そこでシルは更に《スキル:シールドバッシュ》を発動させ、魔王の拳が少し押される。


「ぐぬぬぬぬぬぬっ………おらぁぁ!!」


シルは盾を突き出し、更に押し込む。遂に押し返された魔王は態勢を崩し、隙ができる。それを見逃す訳にはいかない。


「カズヤッ!カナデッ!」

「うおぉぉぉぉぉ!!!」

「はあぁぁぁぁぁぁ!!」


俺は魔王との間を詰めると《スキル:ダブルレイブ》を発動させた。腕を十字にクロスさせ双刀を構えると、身体が加速し、すれ違いざまに魔王の腹を切り裂く。それと同時にカナデは《スキル:サテレイカー》を発動させ、長剣を斜めに振るう。腹、そして切り返し、反対側の背中に斬撃を与え、魔王のHPバーが数ミリ後退する。


注意が俺達に逸れ、魔王は俺達の方に身を返す。すると、今度は後ろに控えていたプレイヤーが攻撃し、魔王にダメージを与える。そのすきに俺達はまた一旦下がり、隙を見てまた突く。


魔王のHPバーは確実に減っていく。だが、その程度で上手く行く筈もなく、それと同時にこちらにも隙ができ、少ない犠牲が出てくる。最初は40人ほどいたプレイヤーも今は30人前後にその数を減らしていた。すると、1人が動く回数が多くなり、さらに犠牲が出始めた。その度にソレイユは作戦を変え、隊形を変え、懸命に指示を出していくが、犠牲が出るのを止めきれず、パーティーは徐々に崩壊していった。





「うおぉぉぉぉぉ!!!」

「せやぁぁぁ!!」


魔王は態勢を崩し、その隙にスキル叩き込む。何回それをした事だろうか。それでも魔王は倒れない。


「くそっ!まだ倒れねぇのか!」

「馬鹿野郎!急ぐな!」


片手剣の男は制止も聞かず、スキルを発動する。しかし、タイミングが悪く、魔王に寸前のところで避けられる。魔王はそのままスキルを発動させ、男の吹き飛ばした。男は壁に激突し、光の粒となって散って行く。それを見たプレイヤー達は一瞬息を呑むが、直ぐに魔王に視線を戻す。


魔王のHPバーはもう二割を切った。魔王を倒すまで後一歩と来ている。しかし、同じ様に俺達も全滅の一歩手前まで来ている。残っているのは十数人。かつて、一度の戦闘でこれ程多くの犠牲を出した戦いはあっただろうか。一体何人がこの戦いで死んだ?


もう既に班は組めず、お互いが臨機応変に動いているといった様な感じだ。まずい………かなりまずい。この人数で魔王の攻撃は完全に防ぐ事は出来ない。すると、避ける事が優先になり、攻撃の回数は減り、魔王のHPバーが減る速度が段々と落ちて来ている。


このままでは先にこっちの方が崩壊してしまう。けど、それを何とか防げているのは、ソレイユの活躍が大きい。


「エクスプロージョン!」


《スキル:エクスプロージョン》。


相手に一定回数の斬撃を与え発動させると、斬撃を与えた何処かの場所がランダムで爆発し、ダメージを与える。彼女の二つ名である《爆炎剣》もこのスキルからきている。火属性の付与がされた大剣でパワーアップされた爆発は相手に大きなダメージを与える。例えそれが魔王だとしても。


彼女のスキルにより、また魔王のHPバーが目測で数ミリ減少する。流石はプレイヤー最強と言われる程だ。彼女の斬撃で魔王が大きく後ろに仰け反る。


「カエデ!」

「分かってる!」


大きく後ろに仰け反った魔王は態勢を崩す。その隙を俺達は逃さない。


「はぁぁぁぁ!!」

「せいやぁぁぁ!!」


スキルを叩き込み、また魔王のHPバーを減らす。残りは僅か一割になる。その時、魔王の目が怪しく光った。






戦闘シーン難しい!


あ、感想とか評価とかしていただけるとありがたいなー……なんて


一時間後に次話を投稿します

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