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あの戦から16年。もうすぐ30になる私は本家の奥で癒しを担当してます。戦を体験したら何故か影が癒し効果を発揮するようになったので、奥に居る皆さんの疲労回復を担当してます。前は私から切り離し出来なかったのにグレードアップして猫に擬態に出来るようになったので、切り離して貸し出してる。本体の私はボヤーとしてるように見えるが影の状況把握・問題が有ったらドクターとかに連絡してます。有能な人達は連携している一族に出張している。
「私は、どこにいてもお荷物か〜」と呟いていると
「そんなこと無いよ」と影猫を抱いて来たのは"猫"さん。何のようかしら?面倒事は勘弁して
「そんな目しないで。面倒事だけどね♪御当主にが用だって」うん?何か有ったかな。今日は連携予定の一族が遊びに来るから出てくんな。って"蛇"さんに言われたんだけどなぁー。何だろう?
表に久しぶりだなぁ〜。ボヤーっと影猫一緒に座敷に出向き声を掛けふすまを開けて貰う。テーブルを挟んで座っているのは、アラブ系。あら、連携は違う国の人だよね。
「お久しぶりです。ご用でも?」猫を膝の上で撫でながら聞く。じろじろ見られているけど、何か?確かこの一族問題有ったよね。嫁を商売女の用に扱うとか聞こえてきてたから拒否していたはず。どうせても出さないといけなくなったのか?ならば、私がぴったりだよね。問題あるくせに、嫁は乙女が良いとか言いやがっていたし。
「お前の考えている事はで、多分合っている。良いか?」
「拒否権は無いよですよね。但し、問題が有ったら潰しますから。それで良いなら」確認をすると。出来るはずないだろという顔している未来の旦那さん。甘く見ると痛いよ。猫を抱きなだら御当主にも確認すると頷いている。殲滅したろ。
婚姻はあちらで挙げると言うことで、嫁入り道具を用意するためにてんてこ舞いの表でを余所に"蛇"さんと"猫"さんにお願いして鍛練する。14年位全線を離れて居るから腕が衰えて居るだろうから。そんなことしないで良いとか言われても、殲滅するのは私だろうし。守られるより共に戦いたい派。
「出来るだけ危ない用なことはしないつもりだけどさ」
「何がどうなるかわからない。か」と鍛練に付き合ってくれる"蛇"さんと剣舞を続行する。休憩時間には"猫"さんに術のお復習を手伝って貰う。
「ヤル気満々だなぁ〜」と嫁入りギリギリまで鍛練に精を出しているのに呆れているのは元婚約者の執事の幸一さん。
「行ったら即殲滅パターンか?」私の行動パターンはすでに熟知しているので、別部隊で攻める予定なんだろう。
「抱かれる前に助けてね」スリスリと腕の中で甘えてみる。珍しく甘やかしてくれる幸一さん意外に抱かれるつもりなんて無いからそう伝えると
「無論。帰ってきたら覚悟しておけよ」ニヤットと笑っている。戦で無理してた為、体の機能がボロクソ。体調が良くなったら。と婚約していた。今回の件が無かったら来月挙げる筈だったのに・・・
「もう、延び延びなのに・・・」
「仕方がない。仕事だしな。この件が終わったらゆっくりしような」とキスを落として送り出してくれる。
主人公より先に婚約者の名前って・・・