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覚悟して戦地に赴いた。手を地色に染め上げ目の前の敵を倒してきた。ただ最近、それが無償に意味ない事のように思えてきた。周りの敵味方関係なく何かの覚悟を持ってきているだろう。その思いを途中で断ち切る私は何と業の深い人間なんだろか。しかし、生き残ってしまっているので、命を粗末にできない。だから最後の餞に綺麗な桜吹雪をで遺体を包んであげたいと思ったので、最近そうしている。最初は、遺体をただ、遺族の下へ返したくて唯一もて居る”影”に収納していたのだけど。
私が所属している一族は、色々な能力を持って産まれてくるものが多い。能力は使えないものでも理を理解すると技術として使えるものが多い。現に一族最強と言われている”猫”さんもそうだし。私はお馬鹿だから少ししか使えないけど、使用できる能力も熟練度は挙げれるだけ上げている居るので、ノーモーションで出来たりする。
考え事をしながら周りの兵士にを殲滅していたみたいだ。こんなことを年少組にさせようとしていたバカどもは、御当主にしばかれたらいい。本とバカだと思うよ。馬鹿みたいな理由で戦を吹っ掛けてきた敵国もそれに乗った国も。戦を行うって事を本当に理解して居るんだか?
無血なんてことは無いことを知っているんでしょうか?
血塗れの相棒を一閃し付着した血を飛ばしなだら海上歩行をする。敵船に単独で特攻隊して士官を殲滅してきたので後から国が船を曳航しに来るだろう。曳航するのも一族の息が掛かっている人達だから船員に無体な事はしないだろうしっと考えていると曳航船が見えた。なんキロも歩きは疲れるため乗せて貰うことにした。
「よ。元気か?」顔を見に来たのは、船長である氷室さん。有能な分家の人で、よく蛇さんと酒盛りしている。
「元気かではないですよ。さっきまで人殺しをしてたんですから。これはいつまで続くんでしょうね。戦放棄はどこに行ったのやら」ため息を着いて座っている私に同意している。
「お前の所で、停戦交渉しているみたいだから。もうすぐ終わるさ。」嬉しい情報を落としてくれるが、どんな手を使ってるんだろう?早く終わるなら良いけど、どんな条件を示してるんだろう。うちの交渉だから下手踏まないだろうが。