にわー 私の可愛いネカマな彼女
やっちまった物はしょうが無いよね。
まあ、兄勇妹魔の邪魔にならない程度に書いて行きます。
ふう、
と一息つくと、私こと宮崎風花はこった肩のコリをほぐすように腕を回す。
現在いる場所は、生徒会室、その大きなイスにゆっくりと力を抜きながら腰をかけていく、いまは、野暮ったいめがねは外しており、親友などからは、風花はめがねを外せばかっこいいのにといわれる風貌を惜しみなくさらしている。
しかし、仮にも女の子だカッコいいというほめ言葉はどうかと思うんだ、と、考えながら、その腰まである長い髪をポニーテールに結い上げていく。
さて、今日からは本営業か、忙しくなるな。
ほかの生徒会役員はもう、それぞれの委員会を従えて、「ログセリオン」内の警備や、初心者に対するマナーの講習、まあ、チュートリアルともいうが、などにはいっているだろう。
私も、管理者権限として与えられている、GMキャラをもっているくらいだしな。
まあ、忙しいの二三日だとたかをくくってはいるのだが、さっき退出していった風紀委員長が提出していった「本営業においての人口の推移」と書かれた報告書には予想の倍を上回るほどの一般プレイヤーが登録している事例を出している。
「ふう、これはしばらくフウカに会いに行けないかな」
名前が、一緒だということで仲良くなった、蒼髪の魔法少女の姿を思い浮かべながら、さっさと仕事を終わらせるために私はめがねをかけた。
「さっさと終わらせて遊びに行こう」
彼女のことだきっとまってくれているだろう、いや、本営業は生態情報を取り込めるそうだから彼になるのかな?
まあ、ネカマな彼女のことだきっとそのままだろう。
などなど、笑みを浮かべながら、私は仕事を片付けていった。
はあ、なぜ重要な書類はまだ紙媒体なのだ?
と、ため息を吐きながら。
大体の仕事が片付いたのは、8時を回るころだった。
さて、私も行くとするか。
結った髪をといて、また、めがねを外す、173センチという女子にしてはなかなか大きい身長をゆっくりとイスに横たわらせてリラックスする。
-ログイン-
視界が、軽くホワイトアウトしてから、目の前に『ログセリオン』の文字が浮かび上がる。
そして、キャラ設定の画面を開くとキャラが二つ浮かび上がった、GM用のキャラと、私に似せた男キャラなぜかかっこいいと言われてしまうので、意地になって思わず男キャラを作ってしまったのだが、それはいまはおいておこう。
キャラ名 みこと
みことの3Dモデルを確認しながら、ほかの生徒と同じように、自分の生態情報をスキャンしてみこととかぶせていく、うん、ほとんど変わらなかった。
それによって黒に戻ってしまった髪の色を白に変更して、もう一度、みことの3Dモデルを上からしたまで眺めていく。
少し釣り目な瞳と、中性的な顔立ち、身長は同じく173センチだ。
レベルは50、髪は白、鎧も合わせて白で統一している。
はあ、自分ながら、ゲームキャラにするとなぜカッコイイのだ、と悩みながらも。
さて、彼女に会いに行こうかと気持ちを切り替える。
なぜか、めちゃくちゃ可愛いネカマな魔法少女の元までいこうか。
-ログセリオン コンテニュー-
はい、投下終了。
気が向いたら、書きますよ。