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じゅうくわ~ ネカマな僕と赤と緑の魔法使い

「あ、あの、学生プレイヤーの「氷界の魔法使い」さんですか」


目の前には可愛らしい魔法使いジョブの方が二人、リア友なのでしょうか?

右の赤いローブに身を包んだ中学生位の女の子、左の緑色のローブに身を包んだ男の娘...。


「それは、黒歴史...」


ちなみに、同じローブであっても色違いなのはちゃんと理由がある。


「ログセリオン」では、同じ職業であっても魔法属性値が存在するのだ。


「一瞬で、灼熱フィールドを殲滅したって聞きました!!」


魔法使いなら、ゲームを始めてこの世界に立った時、最初の格好は白いローブ姿で現れることになる。


その上で、最初から使えるさまざまな初級属性魔法を使って見て、その中で多用された魔法が最初の得意属性となる。


僕の場合は、最初は水の青色を纏っていた、そして、レベルが50に達するころには氷の蒼色を纏うことになったといった感じだろうか。


「うちは、騎竜の草原を純白の世界に変えたって聞いたぜ!」


ちなみに最初の初級職、通称<マジックチャーター>では、属性色が変わってもさまざまな属性魔法を使用できるのだが。昨日までの僕の職業「氷の魔道士」<アイスラグナー>のような所謂派生職業と呼ばれるものは氷しか使えなくなるのが特徴でもある。


といっても、大体の人はある程度いろいろ試して見るので、通常下級職と呼ばれる物に転職するのが普通なのだろうが。


「どうやったら、そんなことできるんですか!!」


僕のようにこだわった挙句、派生特殊職業「氷界の魔法使い」<アイスマギナ>なんて特殊職がつく奴は早々いないだろう。


まあ、これはきっとあの武器に使用したら強制転職する、プログラムでも付けられていたのだろうが。


「もしかして、チートか!?CMにもでてるって聞いたし公認チートかなんかなのか?」


付けられていたのだろうが...、この子達いい加減うるさい...。


ホント、後で部長氏でも凍らせに行こうかな。


「ええ~、ちょっとショックなんだけど...」


よし、決めた!


「ああ~~!...めんどい」


急に僕があげた声にびっくりしたのか、驚いたような顔して硬直する二人。

そして、ゆっくりと二人を押し退けるように剣呑な雰囲気を発散しながら歩き始めた僕に身をすくめて。


「...店長のほっぺたムニムニしにいこ」


弛緩してずっこけた...。

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