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じゅうろくわ~ ネカマな僕と遅れてきたプレゼント

一回 ログアウト~


なお、この作品はデスゲームなど、転生要素などは一切ございません。


今更ですが。


ただ、だらだらと、主人公達が日常とゲームに没頭するだけのお話です。


-ログアウト-


一瞬のブラックアウト...。


ふう、とため息をついてから、思考ディスプレイを外す。


まあ、初日だからね、いろいろあったね。


初心者の双子に会ったり、店長が幼女だったり、みことと三人で手をつないであるいたり。


「まあ、楽しかったかな...」


と、寝ていたベットから身体を起こし、机と一体化している外部ディスプレイを開く、


まあ、重度のネットジャンキーなどは、コンタクト形の外部ディスプレイなどを所持しているのだが、さすがに、普段の授業中などに使用されると、判断がつきにくいので、基本禁止されているのだ。


といっても、コンタクト形を作っているのも、ログ・セントラル社のため、まったくと言っていいほどその説得力は無く、もはや学校でのコンタクト形の使用は暗黙の了解と言ってもいいレベルで浸透している。


ただ、僕としては、目に異物を入れたくないというのがもっぱらの理由なだけだし...。


別に、目が悪いわけじゃないのに、何でコンタクトを入れなきゃいけないのさ!


創作活動にも不便だしね。


まあ、一番の理由はそこだろう。


つまり、コンタクト形は、検索や鑑賞などを思考操作で行えるので便利なのだが、直接手をかけないといけない作画などの創作活動がまったくできないのだ!


つまり、イメージとしての光景は切り取れても、イメージを自分の手で刻むことはできない!!


こんな、辛いことがあろうか!!!!!



と、一人浸っているところに、部長からメールが届いた。


題名・『できたよ!!!!!○◎△■』


何が?...いや、何が?


メールの中身は、その題名と、普段見るURLだけ。


これ、ログ・セントラル社の企画課のURLじゃなかったけ?


まあ、ウイルスとかは無いだろう、とそのURLに触れた――――――――。



ぱんぱかぱ~ん


静まり返っていた部屋に、かび臭くなったファンファーレが鳴り響く。


そして、彼女の声が聞こえてきた。


『こんにちは、私は社長だ!!

 

今日は、このβ版に精力的に協力してくれている君達諸君にプレゼントがある!!


中には、聞いたことがある者もいるだろうが、生徒会長君が前々から、考えていた企画。


頑張った人に固有武器をプレゼントしよう。


という、とても優しい配慮によって、このメールが贈られて来た気味にプレゼントをあげることにしたのだよ。


プレゼントの内容はそれぞれ違う、まさに君だけの固有武器だよ!!


さて、話が長くなったね、簡単に纏めよう!!


そもそも、固有ぶk......『社長、いい加減に働いてください!!』...ブツン』




これが、URLの内容だった...。


あれ?でもいいのか?僕、このメール部長から来たんだけど?てか?え?β版?



と、悩んでいると...、また、ディスプレイの上部に受信のマークが出る。


開くと、そこには。


題名・『ゴメン...、テヘペロ・ハート』


という、メールが...。


送信者は部長、そしてそこには。


「命きゅんの、固有武器ね~、頑張りすぎて遅れチッタwww


許してねん~www」


と、書いてあった...。


明日、部長の外部ハードを全部消去してあげようと思うんだけどみんな?どう思う?


まあ、いいや、それは明日で。


今は!


もちろん!


固有武器を確認するのが先だろ!!!!!!!



急いで、ベットに横になると外部ディスプレイを装着して意識を落とす。


そして、先ほどとは違い、めがねの変わりに蒼の髪留めをペルソナアイテムとして装備した3Dステータス画面を開くと、上部、つまり視界の上端に、運営からのプレゼントの文字が点滅していた。


急いで、その文字を思考操作で開くと、武器名が表示された。



魔法杖『サフィス・ブルーム』を装備いたしますか?



簡単な、メッセージ音と共に確認画面が眼前に現れる。


僕は、無意識にそのボタンを押していた...。


そして、更新表示される3Dモデル、鏡のようにそこに映っている少女は、その手に...。



空色の『羽ペン』を持っていた...。



ああ、確かに固有武器ですね............。

ボノボノ~


羽ペン、効果は『バランスブレーカ』とかどうですか?


なんせ、部長氏の妄想と愛が詰まった超兵器ですから!


冗談です...

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