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俺達YOEEEEEE?けど異世界満喫したいよね?  作者: くまの香


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59話 救助待ち待機

 ----(大島視点)----


 まさかのタイミングでやってきた長谷川さん。

 ギルドからの依頼で俺らを追ってきたそうだが、ありがたい。


 清みんの仏間に親子を乗せてニッポンへ向かう。そこでマックの避難民を乗せる乗り物とマックの店舗を引ける魔獣、テイマーを揃えてまたここまで戻る。


 その予定を考えていたが、長谷川さんのミニバンなら仏間よりも早くニッポンへ戻る事が可能だ。

 ニッポンへの知らせと応援は長谷川さんに頼む事にして、俺達はもう暫くここで待機する事にした。


 ギルドから魔獣と乗り物が到着して、全員一緒にニッポンへ向かうのを見送ってから、俺らはその迷宮へ向かえばいい。

 予定の日数をオーバーするが、そこはギルドも織り込み済みだろう。



「50人くらいって言ってたから都バス2台あればいけるね」


「ああ。大型の観光バスあっただろ。あれで来てくれれば1台に全員乗れるな」


「あれ? 運転手が居ないんじゃなかったっけ?」


「観光バスのスキル持ちはバスガイドの女性だったんだ。確かドライバーに運転を習ってたはずだ」


「習ってたわよ。今じゃ結構な腕前であの大きやつ転がしてるわぁ」



 なるほど。ライダー仲間なのか?


 長谷川さんはさほど休憩を取ることもなく、直ぐに出発した。ニッポンへ向けて。



 3名の高齢者を乗せていく案も出たが、かなり危険な地域を突っ走る予定だそうで、あえて置いていく事になった。

 そうだな。高齢者を暴走車に乗せるのは危険だな。勢いにまかせて冥土への川を渡ってしまうかもしれない。せっかく今日まで生き残ってこれたんだ。生きてニッポンへ着いてほしい。


 というわけで俺たちは長谷川さんと救助隊の到着までおよそ5日を、過ごす事になった。と言っても特に何をするでもない。

 お互いの今日までの話をするくらいだ。


 しかも、マック側はここに籠って4年なので大して話す事はないらしい。

 清みんも押入れでの作業の日々なので、話も直ぐに尽きた。仕方なく俺がもっぱら話す事になった。


 この世界の事、魔物の事、デスエの事、迷宮の事、ギルドの事、そしてニッポン街での生活の事。

 俺にとっては長い4日だった。





 そう、救助隊を連れた長谷川さんは4日で戻ってきた。ニッポンまで2日(2泊)はかかるところを、走り続けたそうだ。

 途中休憩は取り、それでも1日半。ギルドへ報告後、大至急ギルド員が揃えられて、大型バス一台とそれを引くマラミュートが3頭。マックの店舗を引く用にグリズリーが7頭。


 グリズリーのデカさに、マックの店内から外を見ていた全員が引いていた。隣に居る清みんも開いた口を閉じない。


 気持ちはわかる。普通サイズでも恐ろしいグリズリーが驚きのサイズだ。大きい、いや、普通サイズがどのくらいかはわからない。生でグリズリーなんて見た事は無かったからな。

 テイマー課のどのチームか知らんが、凄いのをテイムしたな。大丈夫だろうか、俺たち食われたりしないか?


 アレが7頭。マックの店舗を引くのに十分だな。清みんのところのウリ坊が小さく見える。

 グリズリーにシャーシャー(ピャーピャー)言って喧嘩を売ってるみたいだが大丈夫か? 慌てて清みんが飛んでいった。



「こら、仲良くしなさい。新入りには親切にしないとダメだよ?」



 いや、清みんさん? グリズリーを新入り扱いって。ウリ坊達は意外と気が強いのか?



「うめぇ、ポテトうめー」

「自分、4年ぶりですよ。あー、いいよなぁ、久しぶりのマクド」

「菅野、お前、関西出身だな?」

「出身つか、わしこっちに来るまでずっと河内です」

「そういやお前大混乱しとったな」

「デスエ語の自動翻訳機が、東京弁と地元言葉がごっちゃだったんよ。そんでデスエ語習得せぇ言われて、キレた(笑)」

「まぁまぁ、ほら。マクド食え、マクド」

「すみませーん、ビッグマックおかわりいいっすかー?」



 ライダー達の荒々しさに清みんが避難民の中に埋もれて(隠れて)いた。


 迎えにきた一向がマックで食事を堪能したあと、店内に居た人達がバスへと乗りこみ始めた。

 グリズリーを店舗へと繋げた。ドアとは反対側の窓側を正面とした。


 そちらに並べてあった車を移動させる。持ち主が居なくなり、かつ動かない車だ。この4年、置き去りにされていて錆びてもいる。

 持ち帰る必要について軽く話す。


 7頭のグリズリーで店舗と駐車場は引ける。が、やはり不要な重石は捨てていこうと決まった。

 ただし、デリバリーカーゴとデリバリーポッドは持ち帰る。スキル所持者が居て動くのだから乗っていけばという意見も出たが、危険な場所を通るので却下になった。


 カーゴやポッドが駐車場から転げ出ないようにしっかりと建物に繋いだ。中に入れられれば良いのだが、ドアを通り抜けるのは無理だった。

 グリズリーの背にはテイマーであるギルド員とシフトマネジャー、店内にはスキル持ちのバイト3人、それと店長も店舗に残った。


 スキルの無かったバイトはバスへ乗ってもらった。バスにはギルド員も居る。

 それから仏間には清みんと俺。そして長谷川さんのミニバン。


 準備が出来たので出発になった。

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