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ep2-sub1

第1章『精霊剣』

ep2「青空教室」

sub STORY1

【エトス村】

アイル

『おや。おかえりドウランちゃん。』

ドウラン

『ただいま!アイルおばあちゃん!

 ふふ!今日もミミと一緒だね!』

アイル

『そうよ。この子はわたしの大事な子どもなの。

 しっかり見守っていてあげなくちゃ。』


アイルはミミに頬ずりをする。


ドウラン

『ふふ!こんにちはミミ!

 ミミもずいぶんうれ、、、


ミミはげっそりした顔をしている。


ドウラン

『しそうな顔に見えなくも、なくもなくもなかったです!』

アイル

『そうでしょ?

 それにしても今日はずいぶんと帰りが早いじゃない?

 なにかあったのかい?』

ドウラン

『なにって、今日はアステル先生のお誕生日会だよアイルおばあちゃん!』

アイル

『おや!今日だったのかい?

 どおりで今日はやけに騒がしいと思ったよ。

 歳とると物忘れがはげしくてやだね。

 わたしも急いで準備しないと。』

ドウラン

『それじゃあわたしも準備があるから帰るね!

 またお誕生日会で!』

アイル

『ああ。気をつけてお帰り。』

ドウラン

『うん!』




【ギンガの家】

ドウラン

『ただいまー!』

ギンガの父

『おかえりドウラン。』

ギンガの母

『おかえりなさい。あれ?ギンガは一緒じゃないの?』

ドウラン

『うん。お兄ちゃんはアステル先生から頼まれごとだって。

 だから先に帰ってパパたちのお手伝いをするように言われた。』

ギンガの母

『そうだったの。

 、、、ってことはまた遅刻したのねあの子は!

 いつもエステルちゃんまで巻きこんで!

 帰ってきたら叱ってやらなきゃ!』

ドウラン

『それがねママ!めずらしく今日は遅刻しなかったの!

 とは言ってもギリギリだったんだけどね。。。』

ギンガの母

『まったく!いつもいつも!

 あの寝坊癖は一体誰に似たのかしら!?』

ギンガの父

『・・・・・

 ドウラン。今からちょうどビーフシチューに合うおかずを作るところだったんだ。

 手伝ってくれるかい?』

ドウラン

『いいよ!わたしなにすればいい?』

ギンガの父

『そこの竈門(かまど)に火をつけといてくれるかい?』

ドウラン

『わかった!』


ドウランは2階の自室へ行き、ピィ豚の人形を持って戻ってくる。


ドウラン

『精霊よ 火の力を与え賜え コンパクトファイア』


竈門に火がつく。


ドウラン

『パパ!火つけたよ!』

ギンガの父

『ありがとうドウラン。

 魔法の使い方がうまくなったね。』

ドウラン

『へへ!実は内緒で特訓してたんだ!』

ギンガの母

『あら?どうして?』

ドウラン

『お兄ちゃん、来年王都に行って騎士団に入っちゃうでしょ?

 そしたらもうなかなかこの村に帰ってくることは難しいって言ってたから、わたしも騎士団に入ってお兄ちゃんとずっと一緒にいるの!』

ギンガの母

『もう、ほんとにお兄ちゃん子ね。』

ギンガの父

『まだ騎士団に入れると決まったわけじゃないよ。

 毎年アレスト王国中の強者が集まってくるからね。

 入団テストは相当厳しいって聞くからあの子が受かるかどうか。』

ドウラン

『そんなことない!

 お兄ちゃんなら絶対に入れるもん!』

ギンガの母

『わたしはその前に青空教室を卒業できるかどうかの方が心配よ。』

ギンガの父・ドウラン

『・・・・・』


???

『きゃーーー!!』

???

『うわーーー!!』


家の外からたくさんの人の悲鳴が聞こえた。

『THE FINAL STORY ー伝説の剣を手に入れたが(つか)だけで剣身(けんしん)がなく、剣とは呼べない武器だった話ー』のサブエピソードを書いております。

メインの方に書いてしまうと物語がなかなか進まなくなってしまうので別個で作りました。

こちらの方でも楽しんでいただけると幸いです。

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