普通とは2
普通とは
人間社会における自己の生存と命を守るための防衛本能であり
より一個体より種族全体を存続させるための集団における遺伝子の系譜としながらも
自己のアイデンティティが確立される前に崩壊しないための
知恵とも言うべき安全弁である
しかしながら、より個体識別の基準とも言える『個』が尊重される人間社会においては時代とともに僅かながらの進展をみせており、
諸外国における──特に欧米諸国においては自己のアイデンティティが確立されていないものは、未熟者とされ
大人とは見なされない。
『普通』とは──もはや、この母性社会の病理を根深く孕んだ日本社会の病巣とも言え
いまだ、『普通』という幻想から逸脱したものを仲間はずれにする日本人の未熟さは
アイデンティティの確立の不十分さを核として広がる心理的病理の根源とも言え
普通という言葉を使うこと自体、個を尊重しない精神的未発達段階の途上とも言える人間が、
一般社会に多々、頻繁に見受けられ、──仮の心のよりどころの場を心理的に求めた避難所でもあるのだが──(自己成長のための)、
長く依存し過ぎると、一時的な自己防衛を集団の中で投影させたものが、常態化してしまい
人の魂の精錬とも言える自己確立の行程を遠ざける言葉でもある。
ただし、犯罪に及ぶものは、その限りではないことを先に断っておく。
そうした上で、ゆえに、普通とは
何の特徴も無いことを示す彩りの無い無色透明とはほど遠い濁りきった色である。
普通の仲間入りをする必要は、無い。
日本人は、いまだ消えない生育環境の呪縛のせいもあってか、
比較に注視する民族でもある。
絶対的価値観──
君が苦しむのは辛いが、
是非とも普通と呼ばれた固定化された『概要』を打破する冒険者──君が勇者であることを、
私は、心から深く賛同し、支援する。




