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ヒロインのための復讐譚  作者: 白湯
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復讐の炎

誤字・脱字、設定ミスはご了承ください。

間違っているなんて、わかっている。

誰もそんなこと望んでいないことなんか。


でも、どうしようもない。

この、身を焼くような激情が、それを許さない。


憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて―――。


今でも思い出すだけで体中の血が沸騰しそうになる。


怒りが、憎しみが、悲しみが、苦しみが、絶望が。


もうとどまることを知らない激情が、私の中に流れている。

それこそ、私か相手のどちらかが滅びるまで。


私はただ、この感情に身を任せるだけ。

だからもう、止まらない。


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