表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/59

過酷な運命

診察を終えて再び待合室。

心無い人に捨てられて、親と離れ離れになって、カラスに襲われて、怪我をして、飢えて…

なんて辛い運命を背負った仔なんだろう。

幸せにしてあげないと。


手のひらに乗せていることを忘れるくらい軽いけれど、重たい命を実感しながら、薬の処方と会計を待っていた。


そして私の名前が呼ばれたので受付に行くと、下剤と化膿止めの薬、そして初めて猫を迎える人にという冊子をいただいた。

ただペットショップで購入した子を対象とした冊子なので、離乳していない猫については書いていない。なので追加の説明書をいただいた。


会計を済ませようとしたところで、予想だにしない言葉が受付の人から発せられた。

「診察券を作りたいのですが、猫ちゃんの名前はなんですか」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ