不思議な存在、その名は石炭
ドワーフが石炭を燃やして鍛冶をする。
よく見かける光景である。
だが、石油って見たことありますかね?
そもそも、その石炭ってどうやってできたの?
そう言えば、石油について描写されているファンタジー小説を見た記憶がない。
探せばあるのだろうが、少数派ではないかと思う。
一方で、石炭は普通に出てくる。
不思議に思ったことはないだろうか?
海中のプランクトンや微生物の死骸などが海底に降り積もり、土や砂に挟まれた中で強い圧力のもと長い年月をかけて変成したもののうち、液体が石油、固体が石炭である。
多くはファンタジー世界は、神様によってぱっと作られて、その歴史もせいぜい数万年であるファンタジー世界に石油がないというのは、なるほどうなずける。
だが、その理屈なら石炭もないはずなのである。
それなのに、石炭はどこのファンタジー世界にも基本的には存在する。
ファンタジー世界の石炭は何が原料で、どのようにしてできたのだろうか?
考えてみると、どうにも妙な話である。
石炭はあるのに、石油がない理由。
誰か上手く説明できる人はいませんか?
誰か疑問に思った人がいないのか、気になるところである。
不思議ではないか。